YosibeiのB席

世の中には著名団体の来日公演でS席しか行かない、という方もいるでしょう。でもワタシは、今日も当たりを求めてごく普通の定期に向かいます。なお、コメント/トラックバックを可能にしました。

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#22-31 で、今年を振り返る

大晦日。いつも通り実家の居間でPCに向き合っている。
今秋50歳になった。
「40にして惑わず50にして天命を知る」と謂うが、
密かに今年のテーマを「縮小」とし、見苦しくない振る舞いをと心がけたものの
未だ迷い放し、情けなくも人に迷惑をかけることも多かった。
挙句の果てには物損事故をやらかしたり。
これから先にどういう未来があり、
人生にいかほどの残り時間があるのか全くわからないが、
来る年は少しでもマシにせねばならぬ。

いろいろなことがあり、ブログにいろいろ書く気力を失っていた。
箇条書きに近くなってしまうが、ツイートの再構成を中心に今年最後のブログとする。

#22【東京都交響楽団第774回定期演奏会Bシリーズ】
9月08日(月)19:00 サントリーホール
指揮―ヤクブ・フルシャ シュレイモバー金城由起子S マルケータ・ツクロヴァーMs ペテル・ベルゲルT アダム・プラヘトカBs 新国立劇場合唱団 東京少年少女合唱隊
●マルティヌー…交響曲第4番/カンタータ《花束》
1F18-28

幾分理が勝った第4交響曲はともかく、休憩後の「花束」が面白かった。
民俗詩をテクストにしたカンタータだが、
グラゴルぽかったりカルミナぽかったりハーリ・ヤーノシュぽかったり。
確実に寝るだろうと思っていた演奏会で、ブラヴォーかけて帰れるのは幸せではある。
全くの初体験であろう曲でも魅力を伝えられる都響の能力は流石だ。
特にEnglhrの好演は特筆もの。
というメモがある。しかし今となると、何が起きたか全く覚えていない^^;。

#23【フライハイト交響楽団 第36回定期演奏会】
9月15日(月)14:00 ミューザ川崎シンフォニーホール
指揮―井崎正浩 小川明子A 東京アカデミッシェカペレ TOKYO FM少年合唱団
●マーラー…交響曲第3番

「立派な演奏でした」と書いている。
が、きちんと振り分ける指揮だったという記憶しかない。

#24【オーケストラ《エクセルシス》 第5回演奏会【オール・フランス・プログラム~アルベリク・マニャール没後100年に寄せて~】】
9月23日(祝)14:00 杉並公会堂大ホール
指揮―大浦智弘
●デュボワ…アドニス - 3部からなる交響詩
●ゴーベール…海の歌 - 3つの交響的絵画
●マニャール…交響曲第4番
2FC4-14

日本初演2曲。ゴーベール「海の詩」が「海」ぽかったり
小組曲ぽかったりV.ウィリアムぽかったりで楽しい。この曲は他でも聞きたい。
マニャール第4交響曲、プラッソン盤で聞いてて
さほど印象に残らない曲で、大感動するわけもなく…。オケは好演でした。
アンコールにダンディの小品。とのメモ。

#25【クリヴィア・フィルハーモニカー第5回定期公演】
9月23日(火・祝)17:30 新宿文化センター 大ホール
指揮―山口琢也 バレエ演出・振付ー田中舞花(クリビアバレエランド) クリビアバレエカンパニー すみれ合唱団・世田谷ジョイフルクワイア
●チャイコフスキー…バレエ『くるみ割り人形』(全幕)
2F6-35

バレエはさっぱりツボがわからん^^;。というメモ。
響き渡るトーシューズの音で演奏会とは別物だ、と認識できたのが収穫。
組曲以外の曲はほとんど知らないので、ま、そこが貴重だったか。

#26【神奈川セリエスオーケストラ第3回演奏会】
10月12日(日) 神奈川県立音楽堂
指揮ー高橋達馬

●チャイコフスキー…幻想序曲「ロメオとジュリエット」

シベリウスのエン・サガは会場に入れず、後半のシベリウスは所用で欠席。
県立音楽堂のキャパでは、フルオーケストラの音は飽和して厳しいという印象。

#27【東京都交響楽団第776回定期演奏会Bシリーズ】
10月20日(月)19:00 サントリーホール
指揮―マーティン・ブラビンズ スティーヴン・オズボーンp
●ヴォーン=ウィリアムズ…ノーフォーク狂詩曲第1番
●ブリテン…ピアノ協奏曲Op.13(1945年改訂版)
●ウォルトン…交響曲第2番
1F18-28

ウォルトン大好きのワタシでさえこの曲は苦手なのだから、
会員の皆さまお帰りの早いこと!実演だと2楽章は良い。
それはブリテンのピアノ協奏曲も同じ。
うーむ、これでウォルトン嫌いが増えないと良いのだが…。とメモ。
演奏はどれも精妙。この後、ブリテンのピアノ協奏曲は時折聞くようになった。

#28【東京都交響楽団第777回定期演奏会Aシリーズ】
11月04日(火)19:00 東京芸術劇場
指揮―マーティン・ブラビンズ クロエ・ハンスリップvn
●ヴォーン=ウィリアムズ…ノーフォーク狂詩曲第2番(ホッガー補完版、日本初演)
●ディーリアス…ヴァイオリン協奏曲
●ウォルトン…交響曲第1番

前半2曲とも全くの初聴だけれど、RVWは先日の1番よりは好きかな。
ディーリアスは労多くして演奏効果は上がらないがハンスリップ嬢も付けたオケもお見事。
でも彼女でウォルトン聞きたかったかも。と前半メモ。

ウォルトン1番、夢のような50分だった!
実演もだいぶ聞いてるしディスクも数種類しか欠けていないはず。
こういう時、ただ素晴らしかったという語彙しか持ち合わせない自分を恨む。
ブラヴィッシーモ♪こんな夜真っ直ぐ帰れますかい!呑むっ。とメモ。

#29【国立音楽大学《第122回オーケストラ定期演奏会》】
12月08日(月)18:30 国立音楽大学・講堂
指揮―高関健 同大学オーケストラ
●ヤナーチェク…シンフォニエッタ
●ブルックナー…交響曲第7番(ハース版)

シンフォニエッタ。安全運転でややモッサリかと思いきや、
5楽章flが聞いたことのない表情豊かな節回しで好演。
ABr7、予想より3楽章で遅めのテンポを取った以外は、彼らしいスタイリッシュな演奏。
良いんだが、以前どっかの大学のブルックナー演奏でも感じたように
「ブルックナーらしくない」響きがごくたまに顔を出す。プロでは起きない現象。不思議。
とメモ。

#30【東京都交響楽団第781回定期演奏会Bシリーズ】
12月09日(火)19:00 サントリーホール
指揮―大野和士
●バルトーク…弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
●フランツ・シュミット…交響曲第4番
1F18-28

弦打チェレスタ、前夜のツイッター評で想像したよりは随分リリックな仕上げ。
シュミット交響曲第4番。ううむ。
1番と2番のディスクはたまに聞くのだが、無理に深刻にしてみた感じ。
とメモ。

#31【音響侍吹奏楽団第8回定期演奏会 】
12月20日(土)17:00 渋谷区文化総合センター大和田・さくらホール
●大栗裕…大阪俗謡による幻想曲
ミュージカル WICKEDより
●バーンズ…交響曲第3番
15-26

1曲目は間に合わず。バーンズは以前他団体でも聞いたことがある。
演る側が楽しめそうな曲だと改めて実感。

#32【オーケストラハモン第32回定期演奏会】"
12月27日(土)14:00 東京芸術劇場
指揮―冨平恭平
●モーツァルト…交響曲第35番《ハフナー》
●ブルックナー…交響曲第5番
3FB-26

そこそこ聴き続けている冨平はABr5でこういう構築をするのか!と納得させられた。
ハモンはかなり上手いアマオケだが、これが在京オケだったら
朝比奈御大ばりの悠揚迫らぬ終曲などさらに良かっただろうなと。とメモ。

今年心に残るのは、何と言ってもコルンゴルト「死の都」の実演だ。
びわ湖まで行って聞いた翌週、新国立劇場。
ヨーロッパでも行かないと実演は聞けないものと思っていたものに接した喜びは大きかった。
2月末に新国立中劇場で「アリアドネ」、4月アタマに文化会館で「ラインの黄金」。
珍しく4本もオペラを聞いた年でもある。
一昨年59→昨年52、今年結局年間32公演と公演数だけは縮小したけれど、
年々音楽の聞き方が少しずつ変わってきている。
来年は維持し続けている都響Bとともに、神奈川フィルの年間定期会員になった。
実りある時をサントリーHやみなとみらいHで味わいつつ
全体に見苦しくない一年にするようにしなければ。

それではご覧くださる方々も、良いお年をお迎えください。
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  1. 2014/12/31(水) 21:08:00|
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#18-21 アンデルシェフスキ!とそれ以後の演奏会

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トピックが溜まっているので、とにかく書き飛ばすことにする。

#18【東京都交響楽団第772回定期演奏会Bシリーズ】
6月24日(火)19:00 サントリーホール
指揮―ヤクブ・フルシャ ピョートル・アンデルシェフスキp
●オネゲル…交響的断章第1番《パシフィック231》
●バルトーク…ピアノ協奏曲第3番
●ストラヴィンスキー…バレエ音楽《春の祭典》
1F18-28

もちろん「春の祭典」は凄まじく素晴らしかったのだけれど、
バルトークの3番協奏曲を弾いたアンデルシェフスキpって何ですか!
1楽章137小節、決して音が小さくない都響の音を
聞こえない位の轟音で圧したかと思うと、
2楽章の鳥のさえずりはまるでプリペアドピアノ♪
終楽章も音色もテンポも自在に弾ききる!
アンコール2曲目のバッハに至ってはまるでフォルテピアノのような音色。
指が回る邦人ピアニストは沢山いても、
こういう音楽の引き出しを持ったピアニストはなかなか居ませぬ。
いやはやスゴイもん聞きました。

#19【東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団第281回定期演奏会《この公演は一瞬たりとも気が抜けない】
7月18日(金)19:00 東京オペラシティ・コンサートホール
指揮―飯森範親 山根一仁vn
●モーツァルト…交響曲第1番
●ショスタコーヴィチ…ヴァイオリン協奏曲第1番
●バルトーク…管弦楽のための協奏曲"
1F30-12

ジリジリ遅れる電車にイラつきながらも、無事当日券げと。
慣れた東響と違い、ややモッサリしがちなシティを
必死にドライブする飯森の姿を見た。
終楽章途中でやっとこさ噛み合って飯森らしい素軽さが飛びだす。
良い悪いじゃなくて、重心が低い音はシティの個性だから。
久々のシティはFl・Ob・Tpが目立って良くなっている♪
課題はモーツァルトから目立ったHrだ。 DSVn1を弾いた山根くんは健闘。
いつかこの曲の凄みを表現する将来の年輪が楽しみ。
東響名物赤いカマーバンドのノリチカの奮闘が光る演奏会。

#20【みずほフィルハーモニー第26回定期演奏会】
7月19日(土)14:00 ミューザ川崎シンフォニーホール
指揮—冨平恭平
●ベートーヴェン…序曲《レオノーレ》第3番
●エルガー…序曲《コケイン》
●チャイコフスキー…交響曲第5番
2CB4-43
久しぶりにミューザ。
今年はサマーフェスタには来ないので、またしばらく空くかも。
トミー指揮でみずほフィルPTch5。ちなみに交通機関の遅れで開演順延10分。
眠気と闘いながら座っていたが《コケイン》はあえなく撃沈。
このホール、昔シティでABr7を聞いたときにも感じたが、timpが突出しがち。

#21【オーケストラアンサンブル豊島 第16回定期演奏会】
9月7日(日)14:00 新宿文化センター 大ホール
指揮―シズオ・Z・クワハラ
●ボロディン…歌劇「イーゴリ公」序曲/交響曲第3番
●ラフマニノフ…交響曲第2番
1F18-49

同時刻に体が4つ欲しかったこの日、ラフマニノフ2番を目当てに新宿へ。
この曲、聞くようになったのは最近なので、
放送やディスクで聞く限りさほど技術的陥穽はない曲かと思っていたが、
オーケストレーションが分厚いだけに意外な個所の不調和が目立ったり
ダイナミクスを余程つけないと曲が単調に聞こえたり。
初見のクワハラ、棒なしだが時折見せる指先のヒラヒラが、ゲルギエフばり(笑)。
あと、久々の新宿文化センターについて。
残響は適度だが、意外に直接音が響かない。
アマオケで音量がないのは置いても、timpでさえ音が遠い。
練馬文化センターと形状はさほど変わらないのに、響きの傾向が全く違う。
なかのZEROだと飽和する吹奏楽も、ここなら飽和しないだろう。
なかなか難しいものである。
  1. 2014/09/08(月) 11:59:14|
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#9-17 更新再開♪

totestadt.jpg rheingold.jpg

何回もブログを書きかけたのだけれど
どうも聴いた音楽について書くということに徒労感を覚え始めてから
パッタリと更新を止めてしまった。
とはいえ、自分のための備忘録だ。もう半年過ぎてしまう。

#9【東京都交響楽団第766回定期演奏会Bシリーズ】
03月17日(月)19:00 サントリーホール
指揮―エリアフ・インバル
●マーラー…交響曲第9番
1F18-28

途中何回もバーンスタイン=BPhilを思い起こした。
隣の客を除けば、全てが素晴らしかった。一般参賀には聴衆の半分以上いたのでは。
こんな夜は、ブラヴォのかけ甲斐がある。

#10【新国立劇場《死の都》】
3月18日(火)19:00 新国立劇場オペラパレス
トルステン・ケールt-パウル ミーガン・ミラーs-マリエッタ
アントン・ケレミチェフbr-フランク 山下牧子a-ブリギッタ(以上声楽)
指揮―ヤロスラフ・キズリンク 東京交響楽団
新国立劇場合唱団 世田谷ジュニア合唱団 カスパー・ホルテン(演出)他
●コルンゴルト…歌劇《死の都》(字幕付原語上演)
4F3-18

前夜のGM9の余韻が想定外に身体の芯に残り、どうも舞台に集中できず。
美しいと評判の装置演出はわかったけれど、
4階の後方では何をやっているかまともに見えず。
オペラグラスの必要性を痛感。5月BSの放送でやっと、演出を理解した感じ。
歌はケールの力強い歌に尽きた。
ミラーのマリエッタは、ヴィブラート強めの歌が個人的には好みではない。
とはいえ、この後2か月は「死の都」を聞き続けた。破壊力強し。

#11【東京都交響楽団第768回定期演奏会Bシリーズ】
4月03日(木)19:00 サントリーホール
指揮―ロベルト・ミンチュク エステル・ハフナーvn
●ウェーベルン…パッサカリア
●バルトーク…ヴァイオリン協奏曲第1番
●ブラームス…交響曲第1番
1F18-28

JB1は豪演。
しかし新世界とかこの曲とか、よほど何かやらかしてくれないと
自分はもはや何も感じないようだ。我ながら情けない。
バルトークのVn1協奏曲を弾いたハフナー、豊かな音と歌い回しの巧みさに感心♪
コルンゴルトとかハチャトゥリアンも良さそうだ。

#12【東京・春・音楽祭~東京のオペラの森2014《東京春祭ワーグナー・シリーズVol.5「ニーベルングの指環」序夜〈ラインの黄金〉》】
4月05日(土)15:00 東京文化会館
ヴォータン-エギルス・シリンスbr ドンナー-ボアズ・ダニエルbr
フロー-マリウス・ヴラドt ローゲ-アーノルド・ベズイエンt
アルベリヒ-トマス・コニエチュニーbr ファーゾルト-フランク・ヴァン・ホーヴbs
ミーメ-ヴォルフガング・アブリンガー=シュペルハッケt
ファーフナー-シム・インスンbs フリッカ-クラウディア・マーンケms
フライア-藤谷佳奈枝ms エルダ-エリーザベト・クールマンms
ヴォークリンデ-小川里美s ヴェルグンデ-秋本悠希s フロースヒルデ-金子美香ms
指揮―マレク・ヤノフスキ NHK交響楽団
●ワーグナー…楽劇《ラインの黄金》(字幕付原語上演、演奏会形式) 3FL4-17

この演奏会、友人が行けなくなったとのことでチケットを引き取る。
実は予習に朝比奈=NJP盤を引っ張り出したのだけれど、
退屈に感じて聞き通せなかったのは内緒^^;。もはやヴァーグナーの体力無し。
「虹の架け橋」まで、ヤノフスキはN響からひたむきさを引き出し
穴のない歌手陣からどこにも負けない歌唱を引き出す。
特にアルベリヒのコニエチュニーが出色。
満堂ブラヴォの歓呼♪いやはやこんなものが聞けるとは。でも疲れた(^_^)/。

#13【フェンスター管弦楽団第1回設立記念演奏会】
4月26日(土)13:30 なかのZEROホール
指揮―山口琢也 粟根祐人p
●グリンカ…ルスランとリュドミラ序曲
●リムスキー=コルサコフ…ピアノ協奏曲
●チャイコフスキー…交響曲第5番
1F14-12

知人が出演するのとR=コルサコフの協奏曲を聞きに出かけた。
実演を初めて聞いた。というか、この曲のCDなんか何で持ってるんだろう(笑)。
佳品。粟根祐人pは達者に弾いた。
なかのZEROで何回か聞いているが、
舞台最後方山台中央で叩くとtimpはうるさ過ぎる気がする。
上手か下手に寄せ、山台なしの方がいいと思う。

#14【モーニング・コンサート1】
5月01日(木)11:00 東京藝術大学・奏楽堂
指揮―尾高忠明 藝大フィルハーモニア 秋本悠希Ms 冨田楓p
●ラヴェル…シェエラザード
●スクリャービン…ピアノ協奏曲Op.20
22-15

いやぁスクリャービンが目っけもん♪
キツい響きを想像して来たのだけれどロマン派ピアノ協奏曲のやり口を
これでもか!と次から次に繰り出す2楽章なんか、もう参りました!という感じ。
これならシューマンとグリーグの演奏頻度の各々1割くらい
この曲に振り分けられても良いと思う。立派に弾いた冨田楓pに感謝。
この間聞いたリムスキーの協奏曲といい、未だ知らぬ佳品が目白押しですな。
大好きなシェエラザードは、実演だとこう鳴るのかと新鮮。なるほど。

#15【アンサンブル・ディベルティメント第17回定期演奏会】
5月17日 13:30 なかのZEROホール
●ヘンデル…12の合奏協奏曲集 第10番
●フィンジ…ピアノと弦楽のための「エクローグ」
●シューマン…交響曲第2番
16-43

友人出演につき中野へ。ヘンデルの重厚な演奏は今時珍しい。
思いっきりロマンティックなフィンジの演奏終了直後、ハプニング出現。
ワタシの数列後ろの男性の鼾が、静寂の満堂に響き渡ったのだ(^_-)-☆
演奏中からワタシには盛大に聞こえており、演奏よりそっちに気がいった。
シューマンは2楽章で標準より遅めのテンポ。これが正解で楽しめた。

#16【東京都交響楽団第771回定期演奏会Bシリーズ】
05月27日(火)開演:19:00 サントリーホール
指揮―マルク・アルブレヒト サリーム・アブード・アシュカールp
●メンデルスゾーン…ピアノ協奏曲第1番
●コルンゴルト…交響曲
1F18-28

以前の実演でこの曲、典型的録音美人の曲と思っていたのだが、
いやいやどうして恐れ入りました!
何一つあざといコトはしていないのに、マーラー後期の如き
不協和音の鋭い響きが浮遊する。
ハリウッドぽいもんで何となくBGMになってしまう曲だが、
ブルックナーとマーラーの遺産をきちんと継承した曲だと再認識。
GM10をコルンゴルトが補作したら、どうなっただろう?と思わされる。
横須賀で聞いたVn協奏曲といい、びわ湖と新国「死の都」といい、
今年は本当に豊穣なコルンゴルトの年だ。
マーラーオーケストラたる、都響の実力を引き出した指揮者にプラヴォ♪

#17【芸大定期 第364回 芸大フィルハーモニア定期】
6月13日(金)19:00 東京藝術大学・奏楽堂
指揮-尾高忠明
●ヴォーン・ウィリアムズ…タリスの主題による幻想曲
●ディーリアス…歌劇「村のロメオとジュリエット」より「天国への道」
●ウォルトン…交響曲第1番
24-12

残念な客入りだが、おかげでゆっくり聞ける。
ウォルトン一言で言うと、逡巡気味のtimpが象徴的でいまいちカッコ良くなかった。
昨年のN響の方が、まだキレがありましたな。
演奏が難しいそうだけど、これ位みんなあやすと思ったんだがなあ。
演奏後、尾高がマイクを持って話すのは「戦争レクイエム」の時も。

以上、3月から6月まで一気に書き上げた。ふぅ。
  1. 2014/06/17(火) 15:40:00|
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#7-8 コルンゴルトに満たされる至福の土日

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コルンゴルトの作品を最初に聞いたのは確か20年ほど前だったと思うが
8年ほど前友人Kに
「キミ、こういうの好きでしょ(^^)」とラインスドルフ盤を聞かされ
歌劇「死の都」でワタシはコルンゴルトに開眼した。
3幕途中練習番号271から、豪奢なオケの咆哮に魅せられたのだ。
この週末、土曜は横須賀芸術劇場でVn協奏曲3回目の実演、
日曜は滋賀はびわ湖ホールで「死の都」の日本初演2日目。
至福の土日だ。

#7【よこすか芸術劇場オーケストラコンサート クラシック名曲集Vol.9】
3月8日(土)15:00 横須賀芸術劇場
指揮―大友直人 東京交響楽団 岩崎潤vn
●J.シュトラウス・…皇帝円舞曲
●コルンゴルト…ヴァイオリン協奏曲Op.35
●チャイコフスキー…交響曲第4番
2F2LA22

初めてのこのホール、以前から気になっていた。馬蹄形の歌劇場仕様。
普段名曲コンサート系に行かないので、皇帝円舞曲の実演も実は初めて。
太い低音を基礎に残響豊か、高音楽器の鋭い音はマスクされるかもしれないが
すみだなどより自分は好きな音だ。

目当ての協奏曲。
ハイフェッツ盤で親しんで以降、実演だとオーケストレーションが分厚過ぎ
ソロは何も聞こえない曲という印象を持ってきた。
ソリストは初めて名を聞く、米ナッシュヴィル響コンマス岩崎潤。
曲が始まってしばし、想定外の好演を確信。ソロパートが埋もれない!
バランスに万全の注意を払った大友=東響のサポートもあるにせよ
やりたい事を過不足なく弾ききり、この曲の実演では最も納得した。

空席目立つ客席が残念。ブラヴォかけても盛り上がらないこと夥しい。
休憩後のチャイコはまあ、安定したもの。
ob首席代行を務めるM氏、積極的なプレイで大好感。
京急川崎で途中下車。こういう日はビールが美味い。

#8【沼尻竜典オペラセレクション コルンゴルト/歌劇《死の都》】
3月9日(日)14:00 びわ湖ホール
指揮―沼尻竜典 京都市交響楽団 びわ湖ホール声楽アンサンブル
山本康寛t-パウル 飯田みち代s-マリエッタ 黒田博br-フランク
池田香織a-ブリギッタ(以上声楽)  栗山昌良(演出) 他
●コルンゴルト…歌劇《死の都》(字幕付原語上演)
1F-1V10

で翌朝、びわ湖ホールへ。SAはともかく大津の街に行くのは初めて。
パウル役を歌いこなせるテノールの数を考えると、《死の都》
ヘタすりゃ一生日本じゃナマで聞けないと思ってきた。
だからヨーロッパに行くよりは安い!と新幹線代を奮発、19日の新国も聞く。
気が急いて1本前ののぞみで京都、そこから東海道線で膳所(ぜぜ)駅へ。
GoogleMapに従いただの住宅地を抜けびわ湖ホールに着いてみると、
周りは何もなく中のお高いレストランで昼食。
近江牛サンドウィッチセット1500円…。そこそこ美味かったけど。

初めてのこの劇場、平土間にあまり傾斜がなく前席の頭が邪魔(^^)。
1幕が開くと2/3を室内、上手に屋外のブリュージュの路地がある舞台。
ブリギッタmsが第一声"Behutsam, Hier ist alles alt und gespenstig."と歌う。
嬉しかった。ついにこの曲をナマで…。

パウル役、高音の連続と分厚いオーケストレーション故、
名だたるヘルデンテノールの持ち役だけれど山本康寛tの声は
どちらかと言うとやや硬質な胸声系。
それが実に立派、一切スタミナ切れすることなく最後まで歌い切り
自分はこういうパウルも有りだと思ったし、十分その表現力には納得した。ブラヴォ。
「もっと煽れよ」と前夜TLで言われていた沼尻=京都市響も、なかなかどうして。
あれ以上やると粗くなりますからってくらい。
音楽的にどこにも弱い所はなく、本当に新幹線代払って聞きに来た甲斐があった♪

しかしですね、あちこちにも書かれておりますが。
演出に興味はさほどないワタシでも、今どきあの演出は…。
全て歌手は正面を向いて歌い、手を広げる位が精々の演技。
「私に残された幸せは "Glück, das mir verblieb" 」は
舞台奥高い所にいるパウルと数メートル手前のマリエッタが近づくことなく歌い
「私の憧れ、私の幻はよみがえる“Mein sehnen, mein wähnen”」は
プロンプターボックスの真横で横たわりながら。
全編のクライマックス、わざわざ舞台奥の陰に隠れてパウルはマリエッタを殺める。
3幕例の271前後、全舞台がステンドグラスの色彩で覆われ美しかったけれど、
他は特筆すべきことなし。そりゃ、演出は一切音楽の邪魔をしていません。
それなら凝ったアニメでも流した方が、よほどマシかと。
その点では、ヘルシンキのプロダクションをレンタルした新国が楽しみである。

先日のアリアドネもそうだったけれど、音楽的には十分なオペラが日本で聴ける。
びわ湖はS席13,000円。装置を簡素化して横須賀に持ってこられないか。
この値段で日常的に聞けるなら、も少しオペラも行くんだけどなぁ。
  1. 2014/03/13(木) 15:46:00|
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#4-6 音楽的には言うことなし…初実演アリアドネ。

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1月半ばの出来事から外出が億劫になり、演奏会も間が空いた。
普通なら行くマーラーの演奏会とか全く聞く気になれず
ブラームスの2番ならリハビリがてら、と渋谷に出かける。

#4【ヨハネス・ブラームス・フィルハーモニカー第4回演奏会】
2月23日(日)19:30 渋谷区文化総合センター大和田・さくらホール
指揮―福田光太郎 東あかりvn
●ブラームス…ヴァイオリン協奏曲/交響曲第2番
1F10-6

協奏曲の東vnは研磨の余地はあるし、オケをもっと聞いてほしいと感じる。
交響曲は最初のtimpのロールが深くppで奏された瞬間、好演を確信した。
とかくブラームスらしいバランスを欠いた演奏がプロでも散見されるけれど、
名前を冠するだけあって
ブラームスでやるべきでないコトをきちんと防ぎながらの音楽造り。見事。
技術的にはもっと巧いアマオケはあるけれど、先述のtimpだけでなく
ob,fl,trbとブラームスらしい音をきちんと出していた。好演。
このホールでオケを初めて聞いたけれど、
まだ新しいだけあって低音はやや腰高な感じがする。先々が楽しみだ。

#5【新国立劇場オペラ研修所《ナクソス島のアリアドネ》】
02月28日(金)18:30 新国立劇場(中)
指揮―高橋直史 ポロニア・チェンバーオーケストラ 三浦安浩(演出)
林よう子s-アリアドネ 天羽明恵s-ツェルビネッタ 今野沙知恵ms-作曲家
伊藤達人t-バッカス ヨズア・バールチュ-執事長 駒田敏章b-音楽教師
菅野敦t-士官 日浦眞矩t-舞踊教師 小林啓倫br-かつら師 大塚博章br-下僕
種谷典子s-ナイアード 藤井麻美a-ドリヤード 原璃菜子s-エコー
村松恒矢br-ハルレキン 岸浪愛学t-スカラムッチョ 松中哲平bsトゥルファルディン 小堀勇介t-ブリゲッラ
●R.シュトラウス…歌劇《ナクソス島のアリアドネ》(字幕付原語上演)
1F19-54

いやはや、天羽sのツェルビネッタったら!完璧。
彼女のツイートを見て行く決心をしたのは大正解。
永らくベームのザルツブルク実況でこの曲を聞いて30年、
初の実演になるほどと膝を打つ箇所多数。
たとえば当然のことながら、36名のオケは実況ほど音が大きくないのだ。
全く凸凹のない歌手陣の水準含め、音楽的には言うことなし。ブラヴォ♪
演出を語る素養はないけれど、自分はもっと伝統的な舞台が好みかな。
しかしこれで4,200円。有難いことである。

#6【Quatre-vingt-huit 11th Piano Concert】
3月1日(土)13:30 五反田文化センター音楽ホール
●シューマン…アラベスク
●スメタナ…演奏会用練習曲嬰ト短調
●カッチーニ(吉松隆編)…アヴェ・マリア
●ショパン…アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
●フランク…ヴァイオリン・ソナタ3・4楽章
H2

翌日はアマチュア・ピアニストの同人グループを。
指はきちんと回ってみなさん驚異的に上手い。
けれど普段聞くプロとは、響きを創るという点での違いがある。
全3部のうち1部だけで失礼。
フランクのソナタは思い入れがあることもあり、有意義な1時間だった。

アリアドネで勢いをつけて、いよいよコルンゴルト月間に入る。
  1. 2014/03/04(火) 16:14:07|
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#2-3 普通に演奏するということ

img121.jpg img122.jpg

正確に引用ができないが、以前プロの方のツイートでいたく感心したことがある。
普通の演奏に聞こえる=聴き手の「普通」と合致させる表現力と技術を持っている
ということだと。

#2【横浜シンフォニックアンサンブル 第21回定期演奏会】
01月13日(月)14:00 ミューザ川崎シンフォニーホール
指揮―田部井剛 岩下晶子S 高橋ちはるMs 東京シティ・フィル・コーア
●J.S.バッハ(シェーンベルク編)…前奏曲とフーガ変ホ長調
●マーラー…交響曲第2番《復活》
3C3-5

異常に上手いアマオケというものが首都圏には存在するが、
tpとhrを代表に、オケは精いっぱいの演奏だったかと思う。
終楽章の⑤くらいからオッと唸る瞬間もあったのだけれど、
久々聴いた指揮者にはもう少し表現の幅や大きな呼吸が欲しい気がした。
ところが先述の「普通」観を勘案すると、考え直さなければならないのかな。

#3【音響侍吹奏楽団 第7回定期演奏会】
1月18日(土)13:30 渋谷区文化総合センター大和田・さくらホール
●ギリングハム…With Heart and Voice
●ヘス…イーストコーストの風景
●アイドル・ステージ
●ヴァン・デル・ロースト…アルセナール
●リード…エルサレム賛歌
1F9-26
いつも書くように、吹奏楽を聞くのは年1回程度。
時折琴線にかかるこのホールを体験せねば、と出かけてみた。
729席のホール、天井は高く残響もいいが、やはり吹奏楽では音が飽和する。
団自体はまだまだ若いのだが、11年に聞いた時よりは大幅に上手くなっていた。

普通に演奏する、ということには大いに前進。
  1. 2014/01/30(木) 13:47:00|
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#1 新年早々の現代

まもなく成人の日ではございますが、皆様明けましておめでとうございます。
それにしても成人の日が15日でないというのは、どうも馴染めませんな。

さて今年の1公演目は都響現代定期。

#1 【東京都交響楽団第764回定期演奏会Bシリーズ《日本管弦楽の名曲とその源流~17(プロデュース:一柳慧)》】
01月10日(金)19:00 サントリーホール
指揮―秋山和慶
●チェルハ…シュピーゲル(鏡)第2番(弦楽合奏)
●原田敬子…エコー・モンタージュ――オーケストラのための(第57回尾高賞受賞作品)
●池辺晋一郎…交響曲第5番《シンプレックス》
1F18-28

都響定期にしてはいつも客の入りがいま二つくらいの現代定期。
ワタシがこのテの音楽を楽しめるコトは、やはりないだろうなぁ。
正直、前半は苦行、池辺作品が一番辛くなかった(^^)。
自作を引用したとの2楽章、何だか大河ドラマの劇伴みたいだった。
今日は埼玉で日フィルとコンサートだそうだが、
池辺センセのニッコリした顔が見たかったなあ。
それにしても滅多に聞けない秋山と都響の音楽、
フツーのプログラムで聞いてみたかった。
  1. 2014/01/12(日) 12:44:00|
  2. 音楽
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#48-51 12月の演奏会まとめ

2013-12-11 18-56-24 2013-12-14 14-40-58 A9RFD10_20131227204141a2f.jpg 2013-12-20 21-20-01 2013-12-25 18-35-07

年末も押し詰まってきたけれど、12月のコンサートもまとめて。
今年のコンサートは51公演で終わり…のはず。

#48【山本直純11年の金字塔「オーケストラがやって来た」が帰って来た!】
12月11日(水)19:00 すみだトリフォニーホール
指揮―井上道義 新日本フィルハーモニー交響楽団 宮田大vc 成城学園初等学校合唱部とOB・OGの中高生
●J.シュトラウスⅡ…無窮動(「オーケストラがやって来た」テーマ曲)
●山本直純…児童合唱と管弦楽のための組曲《えんそく》/交響譚詩《シンフォニック・バラード》
●ポッパー(山本直純編)…ハンガリアン・ラプソディ 他
3F6-29

我が家は決して音楽に溢れる家庭ではなかったから、
親類宅に有ったリリー・クラウスpのK.271+331のコンサートホール盤と
往年の名番組「オーケストラがやって来た」がなければ
自分は意識してクラシックを聞く人間にはならなかっただろう。
その面ではこの番組あればこそ、の自分でもある。

日暮里の人身事故で山手止まってるとかで、浅草線を浅草橋で乗り換えてすみだへ。
本来小澤征爾が出演するということだったが、風邪でお休み。
あぁ。20年ぶり位でナマ小澤を見るはずだったのに…。
関係者様、稽古後に自転車で帰らせちゃダメですよ、汗かいた80前のオザワを。
オザワ直筆?のメッセージがホワイトボードに載っておりました。

会そのものは直純の懐古でも紹介でもなく、ちと成城に振り切れておりました^^;。
成城はオザワとミチヨシ氏には関係するけど、直純には直接関係ある?!と思ったり。
個人的には山本直純の放送用音楽も含めて、作品がもっと聞きたかった。

#49【国際基督教大学クリスマス演奏会】
12月14日(土)15:00 国際基督教大学礼拝堂
指揮&org―大塚直哉 コーヒーカップ・コンソート(古楽アンサンブル) 藤井雄介T 坂上賀奈子A 他
●J.S.バッハ…クリスマス・オラトリオ第1~3部/コラール前奏曲《いざ来たれ、異邦人の救い主よ》 他
1F8-18

「クリスマス・オラトリオはこれまで何回か実演を聞いているけれど、
ピリオドの演奏で実演を聞いたのは初めて。
小さい会場なのに子音が立たない歌手もいたけれど、総じて楽しめた。
本来教会演られるものだけあって、合唱も各パート3人。
教会音楽に大編成は要らないと再確認できたのが収穫。
それにしてもやっぱり、ダウンジャケットを敷いても教会の木の椅子で長時間は辛い^^;。
かつて杉並公会堂で6部まで全曲一気に聞いたことがあるけれど、
教会の椅子とICUからの帰路、あれと同じくらい疲れたぁ^^;

#50【東京都交響楽団第763回定期演奏会Bシリーズ】
12月20日(金)19:00 サントリーホール
指揮―エリアフ・インバル 庄司紗矢香vn イルディコ・コムロシS マルクス・アイヒェBr
●バルトーク…ヴァイオリン協奏曲第2番/歌劇《青ひげ公の城》(字幕付上演)
1F18-28

インバル=都響「青ひげ」。この演奏会は本来2011年3月定期のプログラム。
震災でこの定期がなくなったのは、当時本当に悔しかった。
けれど今年は井上道義=東フィルでも聞き、個人的にはちと期待値が下がった。

大好きなVn協奏曲2番で、庄司紗矢香vnの素晴らしい運動性と正確なテクニック♪
敢えて美音に振らずエッジの効いた表現を目指す所が、さすが世界の第一線である。
美音はアンコールで堪能。

「青ひげ」は曲の始まりから深い低弦の音色。
壮麗無比な第5の扉といい、絵空事のように全曲が終わっていた。
申し訳ないが、お互い見合わせているような瞬間があった井上=東フィルとは
ちと違ったようである。
それにしても、都響定期ですっごいなぁと思う日って、何で近所の客がヘンなんだろ?

#51【明治大学交響楽団 第90回記念定期演奏会】
12月25日(水) 19:00 すみだトリフォニーホール
指揮―山下一史
●ショスタコーヴィチ…祝典序曲
●ビゼー…組曲「カルメン」より抜粋
●ラフマニノフ…交響曲第2番
3FRB31

明治のオケを聞いたのは昔の杉並公会堂から29年ぶり。
バンダに22人出てきた最初の「祝典序曲」で感じたが、アマにしては妙に音がデカく、
特にラッパは旧ソ連の周辺部を思わせる威圧感ある音。
慶應や早稲田に比べてまぁ全てが「前へ!」なのが、校風というか何と言うか^^;。
ラフ2は今年個人的に聞き込んだ曲でもあり、楽しみました。
でも校風には合わんような気がする…(^^)。


大晦日、寒い熊本の居間で、51公演のリストを見ながらこの一年回顧の日記を。
寒いんだよなぁ…。
  1. 2013/12/27(金) 20:37:47|
  2. 音楽
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#42-47 11月の演奏会まとめ

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本当にひとつひとつ書くのが面倒になったので、ツイートを再構成しつつまとめて書く。

#42【新宿フィルハーモニー管弦楽団第70回定期演奏会】
11月4日(月・祝)14:00 新宿文化センター大ホール
指揮―倉石篤志
●リスト…交響詩『前奏曲』
●ラヴェル…亡き王女のためのパヴァーヌ
●ドビュッシー(ビュッセル編曲)…小組曲
●フランク…交響曲ニ短調
1F15-13

「小組曲」を聞きに行った。本当に良く鳴る編曲だと思う。
金髪ロン毛tp奏者の方が、歌舞伎町の兄ちゃんぽくて新宿だなぁと妙な感心(^^)。

#43【芸大フィルハーモニア・合唱 定期(芸大定期 第360回)】
11月16日(土) 東京芸術大学奏楽堂
指揮―尾高忠明 芸大フィルハーモニア 徳山奈奈S 佐藤直幸T 堺裕馬Bs 音楽学部声楽科学生 東京少年少女合唱隊
●ブリテン…戦争レクイエム
1F28-22

全体に素晴らしかったが、藝大声楽科の実力見たり!
剛い声で戦争レクイエムの世界を余すところなく歌い切った。
緊張に振った大野=都響も素晴らしかったが、
尾高=藝大フィルハーモニアはヒューマンな美しさに満ち、より共感する。
独唱3人とも過不足ない仕上がりだったが、佐藤直幸tは特に素晴らしい絶唱。
バッハを歌っても世に出られる歌手だと思う。

#44【アンドリス・ネルソンス指揮 バーミンガム市交響楽団】
11月18日(月)19:00 東京オペラシティ・コンサートホール
ヒラリー・ハーンvn
●ワーグナー…歌劇《ローエングリン》より第1幕への前奏曲
●シベリウス…ヴァイオリン協奏曲
●ドヴォルジャーク…交響曲第9番《新世界より》
1F29-27

ローエングリンの演奏中、空腹だった自分の腹がグルグルと鳴ってしまい
恥ずかしいやら情けないやら…。
ハーンvn素晴らし。シベリウスの終楽章は近来にない超特急。
日本人がやるとともすれば重ったくなる3楽章を、舞曲的に弾ききった。
フレモーからラトル時代まてディスクで聞いてきたこのオケ、暖かくていい音。
「新世界」、ネルソンズの色々な手管を見せつけられたが、
もはやガキの頃聴き過ぎて自分は何も感じられない。情けない。

#45【東京都交響楽団第760回定期演奏会Aシリーズ】
11月19日(火)19:00 東京文化会館
指揮―ヤクブ・フルシャ 広田智之ob
●ドヴォルジャーク…弦楽のための夜想曲ロ長調
●マルティヌー…オーボエ協奏曲
●スーク…交響曲第2番《アスラエル》
3FR1-27

久々に文化会館の上階に座ったが、やはり狭い。
マルティヌーを聞きに行ったが、なるほどという感じ。
フルシャの力が入っていた「アスラエル」
YouTubeでチラっと聞いた時から危惧していた通り、自分には晦渋。
3楽章や終曲部分など美しい瞬間もあるのだけれど。
それにしても久々の文化会館、椅子が狭いですわ。

#46【洗足学園音楽大学管弦楽団 第66回定期演奏会】
11/25(月) 18:30 洗足学園前田ホール
指揮―秋山和慶 洗足学園音楽大学管弦楽団
●モーツァルト…歌劇「魔笛」序曲
●ブルックナー…交響曲第7番
1F17-12

ハタチの頃から30年近く聞き続けているこの指揮者が、
いつものように細かく振り分けつつ、ABr7でハッとする瞬間を幾度も造型、
ここまで雄渾に表情付けしたのを初めて見た。
一例では終楽章、31小節からCDEでの低弦の豪壮な響き!
素晴らしかった。ブラヴォ♪

#47【東京都交響楽団第761回定期演奏会Bシリーズ】
11月28日(木)19:00 サントリーホール
指揮―ヘスス・ロペス=コボス ニコライ・ディデンコBs 二期会合唱団
●トゥリーナ…闘牛士の祈り
●ラヴェル…スペイン狂詩曲
●ショスタコーヴィチ…交響曲第13番《バビ・ヤール》
1F18-28

政治的観点を敢えて無視する事でここ数年、
自分はショスタコーヴィチの交響曲に親しんできたが、
徹頭徹尾政治にまつわる批判と風刺でテキストが出来上がっている
「バビ・ヤール」ではその聞き方は不可能。
優れた訳詞もあって、1楽章から惹き込まれた。
全てが体制批判に読めシベリア送りになりかねないテキスト!
自分はソヴィエト連邦が存在していた時代に育った世代だが、
フルシチョフ時代とはいえ、良くぞこんな反体制的テキストが上演されたものだ。
思えばコヴェントリーで「戦争レクイエム」が初演された同じ年の年末、
東ではこんな曲が体制とのせめぎ合いの中初演されていたとは。
改めて自らの不明を恥じなければならない。

ニコライ・ディデンコBsは強靭な声で長大なテキストを素晴らしく歌い、
ロペス=コボスは一見無造作な棒から緻密に都響をコントロールした。
素晴らしい演奏会だった。
しかし、果たしてこれは交響曲か?!この曲に自分は太刀打ちできない。
同時代の一部たる自分には、この政治オラトリオはおよそ楽しみに聞く曲でなく、
冷戦崩壊後30年、近隣にきな臭い動きのある昨今、
この曲を愛聴する自分が想像できないのである。
  1. 2013/11/29(金) 14:00:00|
  2. 音楽
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#41 おもちゃ箱の部屋にいる少女

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本当に好きなものを弾いているピアニストは、
おもちゃ箱でいっぱいの部屋にいる子供みたいに楽しそうなものだ。
小山実稚恵のプロコフィエフ3番は、まさにそんな感じが伝わってきた。

#41 【東京都交響楽団第758回定期演奏会Bシリーズ】
10月16日(水)19:00 サントリーホール
指揮―クリスチャン・ヤルヴィ 小山実稚恵p
●ラフマニノフ…コレッリの主題による変奏曲(管弦楽版、日本初演)
●プロコフィエフ…ピアノ協奏曲第3番
●ストラヴィンスキー…バレエ組曲《火の鳥》(1945年版)
1F18-28

10月2つ目、年間41公演目は
ネーメ・ヤルヴィの次男、クリスチャン・ヤルヴィ指揮の都響定期。
朝方台風で大変だった東京も、シャワー浴びた直後で暑かったとはいえ
Tシャツで来てたのはワタシ位か^^;。
1曲目はルーマニアの作曲家・指揮者コルネリウ・ドゥンブラヴェーヌ編曲で
ラフマニノフ「コレッリの主題による変奏曲」日本初演。
原曲も知らないので全くの初聴だが、
clやhp、marなどのソロや、弦のフラジオレットなども駆使した
結構意欲的なオーケストレーション。
レパートリーに定着するかはわからないけれど、悪くはない。

で、2曲目が先述のプロコフィエフ3番。
この曲はアルゲリッチのディスクくらいしか聞いていなくて
さほど慣れていないけれど、
最初のclの響きから完璧な都響の協奏も相俟って
何だかアルゲリッチのディスクを生を聞いているような(変な表現だけど)
妙な感じに襲われた。当然のことながら、満堂大ブラヴォー。
事前のツイートによると、本当にこの曲を弾くのが楽しいらしい。
以前聞いた、小山にいまいち合わないと思われるラヴェルの2曲とは大違い(笑)。

これだけでも十分お腹いっぱいなところに「火の鳥」なんて
最後にジャーン♪と終わって気持ちよく帰れればまずはOKなのだけれど、
いつもより長い1945年版で精妙なコントロールと決して汚れないffをつくる
矢部-遠藤vn-店村・鈴木-va-古川vc-寺本fl-鷹栖obほか都響の面々!
今回特に鷹栖女史の素晴らしさと、
田中氏が長谷部氏と並んでvcの2表で弾いていたこと
ヤルヴィの設計の巧みさも書き残したい。

最近他のオケをなかなか聞きに行かなくなってきているけれど、
もう都響だけ聞いていれば十分な気もする(^^)。
  1. 2013/10/17(木) 22:56:16|
  2. 音楽
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#40 一年越しの歌合戦、東響コーラスと新国合唱団

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このコンサートの存在は、コーラスマスター冨平恭平のツイートで知った。
新国立劇場については来春「死の都」のことしかアタマにないので、
ツイートを見なかったら聞き逃しただろう。
尾高の「ベルシャザール」は10/10/23日フィル・12/10/28東響からの3回目。

#40【尾高忠明指揮 新国立劇場合唱団が歌う《ベルシャザールの饗宴》】
10月01日(火)19:00 新国立劇場オペラパレス
尾高忠明指揮東京フィルハーモニー交響楽団 加納悦子Ms 萩原潤Br 新国立劇場合唱団
●ディーリアス…歌劇《村のロメオとジュリエット》より間奏曲「楽園への道」
●エルガー…メゾ・ソプラノと管弦楽のための連作歌曲集《海の絵》
●ウォルトン…オラトリオ《ベルシャザールの饗宴》
1F20-11

さて久しぶりオペラパレスに入るとピットには蓋、黒く広い舞台に
割と余裕をもってオケと合唱席が設えられ、合唱後方にはスクリーン。
開演前のアナウンスで皇太子殿下と同妃殿下がご来場とのこと。
2階にお出ましだったので、1階後方庇の下の自分からはお姿を拝見できなかった。

今年5月のN響定期でも聞いた「楽園への道」に続き
「海の絵」は全くの初聴だったけれど、ちょっと長いかなという程度で楽しめた。
コンサート会場としてのオペラパレス、
自分の席にはTrbの音が突き刺さってきたりしてなかなかに難しい。
やはりここは歌劇場。反響板をうまく設置しないと。

休憩後いよいよベルシャザール。
"Thus spake Isaiah!"の第一声から、確かに新国立劇場合唱団は強力だ。
しかしオペラパレスの響きも相俟って、ハーモニーに意外に透明感を感じない。
3月末小泉=都響で「カルミナ」を達者に歌った萩原潤Brのソロ、
全編説得力豊かに歌いきったものの、
"Babylon wa the great city"のレチタティーヴォだけは小落とし穴。
ディスクでさえかなり怪しい歌手もいるので、まして実演では仕方ないが。
一部飛び出したりはしつつも、
三浦率いる東フィル+割と低い位置のバンダ隊は
慣れないウォルトンによく適応していたとは思う。
言葉も立って聞こえないし、正直これがサントリーだったら…という感は否めない。

尾高の演奏では、場も含め東響の時の方が良かった。
こういう演奏に接して改めてわかる。
暗譜でベルシャザールを歌うあの時の東響コーラスは最強だったと。
  1. 2013/10/02(水) 14:00:00|
  2. 音楽
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#39 ちーちーんぷいぷい♪を打ち消す

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小さな不満はあった都響定期とはいえ
やはりちーちーんぷいぷい♪の威力は凄まじく、頭の中でDS7が鳴り続ける日々。
本来この土曜日、狛江にも中野にも顔を出すべきコンサートがあり
また渋谷ではブロムシュテットの至芸が見られる日ながら、
自分は「聖アントニウスの誘惑」でちーちーんぷいぷい♪を打ち消すことにした。

#39【豊島区管弦楽団第78回定期演奏会】
9月28日(土)18:00 練馬文化センター
指揮―和田一樹
●アルヴェーン…スウェーデン狂詩曲第1番《夏至の徹夜祭》
●ヒンデミット…交響曲《画家マティス》
1FC31

練文はこれまで数度の経験であまり響かないので、他のホールとは違い
背後から音が返ってくるのを狙いかなり前に座ることにしている。
これだけ前に座るとVn+Va諸氏の靴が目の前ということになり、
意外にラフな靴を履いているなとか気付くこと多し。

アルヴェーンは初聴。プログラムノート通り「今日の料理」っぽいメロディに微笑む。
「画家マティス」は何回もアマオケで聞いているが、良く鳴る曲だ。
ヒンデミットはやはりオーケストレーションが巧いのだろう。
「天使の奏楽」16のTrbはffの強奏がカッコよかったし
和田が「聖アントニウス」で10の直前のパウゼを長くとるのも面白かった。
高らかに「ハレルヤ」が奏されジャーンと気持ちよくキマって、満足。
後半のJB4は失礼して新宿。痛飲。
  1. 2013/09/30(月) 10:00:00|
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#35-38 やっぱり《レニングラード》は苦手

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聞けば聞くほど音楽に対する感受性が鈍っているような気がして
今年は意図的にコンサートを減らそうとしているのだが、
数えてみれば9月のこの時点で昨年とあまり変わらないペースになっている。
聞いてもいいなと思うものは、まだまだたくさんあるのだが。

#35【Noriko's Day~小川典子pと仲間たちが贈る、ワンデー・スペシャル・イベント《ランチタイム・コンサート》】
9月07日(土)13:00 ミューザ川崎シンフォニーホール "
小川典子 ローナン・オホラp
●ラヴェル…ラ・ヴァルス
●ベートーヴェン…交響曲第7番
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蓋のない上手の楽器で低音パートを弾いた小川、LvB92では控え目だなぁと思ったが、
《ラ・ヴァルス》では強力な打鍵ときらびやかな音の輝きが見事。
こうなるとLvB92でももっと自己主張した方が良かったという気がする。
しかし2台ピアノで十分2曲とも楽しめた。
アンコールは「動物の謝肉祭」から《水族館》だったのだが、
すっかり曲を忘れていて誰の曲だっけ?と迷うことしきり。情けない。

#36【東京芸術劇場コンサートオペラVol.1 バルトーク《青ひげ公の城》】
9月13日(金)19:00 東京芸術劇場
指揮―井上道義 東京フィルハーモニー交響楽団 コヴァーチ・イシュトヴァーンBs メラース・アンドレアMs 仲代達矢(吟遊詩人)
●オッフェンバック(ロザンタール編)…バレエ音楽《パリの喜び》
●バルトーク…歌劇《青ひげ公の城》(字幕付原語上演、演奏会形式)" 2F-K21

《パリの喜び》は曲をほとんど知らないので、長く感じた。
《青ひげ》は舞台中央を後方に通路を作り、そこで弦管を分ける。
奏者が指揮を見難そうなのが気になったが、それを含めさすがミッチーという感じ。
オペラで東フィルはさすがに上手いけれど、やはり音に
もう一段の野太さが欲しい気もする。
しかしコンサート形式だと、バランスが取りづらいのだろう。
歌手2人はさすがと思った。

#37【水星交響楽団第49回定期演奏会】
9月16日(月)13:30 すみだトリフォニーホール
指揮―齊藤栄一
●バーンスタイン…前奏曲、フーガとリフ
●ラヴェル…バレエ音楽《マ・メール・ロワ》
●R.シュトラウス…交響詩《英雄の生涯》
3FRB32

水星交響楽団定期は、春の《不滅》を帰省のため聞き逃したので、約1年ぶり。
この日台風の余波で総武線が止まっており、仕方なく押上から半蔵門線。
変わった編成のバーンスタインは馴染みなく、《マ・メール・ロワ》でホッとする。
《英雄の生涯》は健闘。
アンコールで大好きな《カプリッチョ》の《月光の音楽》を演ってくれたのが
非常に嬉しかった。あざーすm(__)m。

#38【東京都交響楽団第756回定期演奏会Bシリーズ】
9月25日(水)19:00 サントリーホール
指揮―オレグ・カエターニ 古川展生vc
●芥川也寸志…チェロとオーケストラのためのコンチェルト・オスティナート
●ショスタコーヴィチ…交響曲第7番《レニングラード》
1F18-28

《レニングラード》終演後、満堂大歓呼ブラヴォーの嵐。
だがワタシは、「ちーちーんぷいぷい♪」以降
どうしてもシュワルツェネッガーの顔がこの曲から抜けず
元からこの曲があまり好きではない。
このカエターニの演奏、早めのテンポできわめて流麗な演奏だったと思うが、
ゴルフでフォロースルーがきちんとしてないスイングのように
最初からリズムのキレが感じられず、なにか流れた演奏に感じられた。
いつもに増して鉄壁な都響の高い能力で立派にしたように思う。
やっぱりこの曲は苦手だ…。

芥川のVcパートは極度に難しそうだったけれど、
弾ききった古川氏はさすがなもんで、こちらは手放しで素晴らしかったです。
  1. 2013/09/27(金) 23:15:00|
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#34 圧倒的な演奏に納得の結果

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東京の夏は在京オケがお休みなので、
ミューザサマーフェスタ→東京音楽コンクール→アジアユース
というのが毎年恒例になりつつある。
ピアノはラフマニノフ2番を3回も聞くのは御免こうむりたく、弦へ。

#34【第11回東京音楽コンクール本選~弦楽部門~】
8月22日(木) 18:00 東京文化会館
指揮-飯森範親 東京交響楽団
●ブラームス…ヴァイオリン協奏曲 篠原悠那vn
●エルガー…チェロ協奏曲 グレイ理沙vc
●チャイコフスキー…ヴァイオリン協奏曲 福田俊一郎vn
●バルトーク…ヴィオラ協奏曲 田原綾子va
1F18-36

最初は篠原悠那vnでブラームスの協奏曲。
良く弾けてはいるけれど個人的には好きではない音がいくつか。
グレイ理沙vcは、まだエルガーの協奏曲を持て余しているように感じた。

この4曲の中では一番弾き映えするチャイコ。こいつで決まりか。
黒いシャツスタイルで舞台に出てきた福田、甘さや感傷は皆無だが良く弾けていた。
「本当に君が考えてこんな音楽にしたの?」と聞いてみたい気もする箇所があるのは
一昨年も書いたがコンクールならでは。

まぁこんなもんかな?と思っていたところに桐朋1年、田原綾子vaが登場。
ハンドタオルを飯森陣取る指揮台後方の柵に掛けようとして、
飯森がそれを奪って譜面台に。会場から笑いが。一瞬和む。

やおら集中して弾き始めると、朗々たる響き、確信に満ちた曲の組み立て。
ウソみたいに素晴らしかった!これまで聞いたこの曲の実演で一番。ブラヴォー。
飯森も振ってて楽しかったのだろう、東響もいつしか定期並みに熱の帯びた音楽を展開。
結果は田原綾子が1位と聴衆賞を獲得。圧倒的な演奏に納得の結果。
  1. 2013/08/23(金) 19:38:48|
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#33 《花の章》の座り

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09年から常任の金聖響と神奈フィルがミューザで《巨人》。
終演後、客席は沸きに沸いた。曲が曲だし悪くはないのだが…。

#33【フェスタサマーミューザKAWASAKI2013《神奈川フィルハーモニー管弦楽団 苦悩から栄光へ~音の真剣勝負》】
8月01日(木)15:00 ミューザ川崎シンフォニーホール
指揮―金聖響
●マーラー…交響曲第1番《巨人》(花の章付)
3F3C3-13

やや地味だったこのオケに金聖響が就任してマーラーを集中的にやり
今年2月には10番全曲、昨年4月には「大地」、一昨年8月に9番。
自分もそれなりにこのコンビの進歩を見てきた。
わずか4年で川瀬賢太郎に交代するのも残念な気がする。

《花の章》が演奏されるとき、1楽章の前に置かれるのは聞いてきたけれど
この日のように、元の2楽章として奏されるのは初めて体験した。
実際のところ、慣れないもので座りは良くない。
《巨人》のようにナマで年に何回も聞く曲となると、個別の演奏の印象は
どうしても薄くなるけれど、もう少し金管が安定しないものだろうか。
その他にも、今や在京オケでは減ってきたザッツの不揃いなど、
全体に悪くないだけに惜しい。
あとこのホール、以前飯守=シティのABr7でも感じたのだが、
音の解像度が高いミューザに慣れていないオケはTimpを叩き過ぎる傾向がある。
うるさい。
一方特筆すべきは3楽章冒頭cbのソロで、これまで体験した中で最高だった!
熱烈支援の聴衆がいるのは大ブラヴォーの連呼でわかったので、
神奈フィルはより一層高い次元を目指して頑張ってほしい。応援したい。
  1. 2013/08/05(月) 23:55:00|
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