YosibeiのB席

世の中には著名団体の来日公演でS席しか行かない、という方もいるでしょう。でもワタシは、今日も当たりを求めてごく普通の定期に向かいます。なお、コメント/トラックバックを可能にしました。

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初台→上野のハシゴは中止

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突然時間ができ同級生に連絡してみたところ、
タイミングも合って新宿で待ち合わせ、初台のオペラシティへ。
当日券売り場で「完売」という張り紙に愕然。
指示に従い学生券を買って(!)入場、3階センターに座席確保。
実際はそこそこ空席もあったのですけれど。

同級生K君、同じサークルで4年間を過ごし
音楽的嗜好は微細な点で違うところもないではないのですが
学生時代に通ったコンサートは、ほとんど隣に彼がいました。
普段いまはコンサート通いは一人。
K君が横だと、それだけで寛ぎつつ音楽を楽しめるような気がします。
ちなみにK君は初オペラシティ。

【アジア・ユース・オーケストラ《東京公演》】
8月29日(土)15:00 東京オペラシティ・コンサートH
指揮―リチャード・パンチャス ジャン=ルイ・ストイアマンp
●バーバー…弦楽のためのアダージョ
●ラヴェル…ボレロ/ピアノ協奏曲
●ストラヴィンスキー…バレエ組曲《火の鳥》(1919年版)

このオーケストラ、わかりやすく言うとPMFのアジア版。
今年のメンバーは、日中韓台の4カ国から各15人ずつくらいのようで。
創立当初の合宿場所が熊本だったため、
ワタシは91年8月10日、熊本県立劇場でツアー2日目を聴き
「構成力豊かな演奏が展開された。『寄せ集めのアマチュアオケ』
 という先入観は大間違い。腕っこきぞろいでやわらかさのあるブ
 ラスセクションが印象的だった」
と書いています。
いまは合宿場所は香港のようで、熊本は無関係。

初めに「アダージョ」。
整ってはいるものの、アジア人弦楽器奏者に共通する
あまりふくらみのない音色。ま、こんなものか。
「ボレロ」はアッと思うほどゆっくりとしたテンポで開始。
どうなることかと思いましたが、大きな音量を出せる管楽器奏者たち。
例のトロンボーン以外はほぼノーミス。でも、これは仕方ない。

休憩後はラヴェルの両手。
ストイアマン(p)、一言で言えば「堅実な演奏」といったところか。
ワタシ自身は、もうちょいエッジの利いた演奏のほうが好きです。
「火の鳥」はお見事。
大きくて整った音が出せるオケなので、こういう作品は楽しめます。
終曲のホルンソロが余情綿々、
オペラシティいっぱいに華やかな火の鳥が羽ばたいて
客席も沸きました。

アンコールは写真の通り。終演は17時20分近く。
「ニムロッド」の演奏前「熊本でこのオケは始まった」と
パンチャスのアナウンス。ちょっと心がくすぐられた感じ。
今年のメンバーでのツアーはこれで最後、涙ぐんでいる奏者も何人か。

演奏前、気力があったら上野に急ぎ、
18時からの文化会館「東京音楽コンクールピアノ本選にハシゴしようか」
と相談していたのですがお腹いっぱい。
1,000円で十分楽しませていただきました♪
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  1. 2009/08/29(土) 23:38:38|
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金曜日の箱根

IMG_0138s.jpg IMG_0141s.jpg IMG_0142s.jpg

諸々の事情により、金曜日の箱根へ日帰り。
硫黄臭と白濁したお湯、というのが同行者のリクエスト。

学生時代箱根の合宿で撮った写真があるのですが、
「夜と朝で、温泉って温度が違うんだ」と感心した記憶しかなく
それ以来ウン十年ぶりの箱根再訪。
ネット検索の結果、強羅温泉にとりあえず向かい、
行き当たりばったりでGという旅館の日帰り入浴680円也。
他に日帰り利用客はおらず、幸運にも貸切状態。のんびり。(写真1)

いったん箱根湯本方面に戻りざるそばを食べて
土産物屋をひやかして(写真2)、その後天山へ。(写真3)
都内のスパ銭を考えればモノはもちろん違いますが、
強羅の倍近い値段を考えるとさすがに印象が薄く。
今度はぜひ、強羅で泊まってみたいと思います。
  1. 2009/08/28(金) 23:50:34|
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「火星」に吼える台上の男

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「サマーフェスタ」飯守=シティフィル以来の川崎通い。
入口で当日券の列に並ぼうとすると
高校生(かな?)の女の子が声をかけてくれまして、
彼女の友人が座るはずだった座席に有難く座ることにしました。
ところがこれが…。
舞台奥3階オルガン横という最悪のポジション^^;。=写真1
ざっと見たところ会場には乳幼児もそこそこ。
肩肘張らずにのんびり聴くことにしました。

【音樂會(ONGAKUKAI) 第21回】
8月23日(日)14:00 ミューザ川崎シンフォニーH
指揮―高橋敦 ジャパン・フレンドシップ・フィルハーモニック
●ブリテン…青少年のための管弦楽入門
●エルガー…《エニグマ》変奏曲
●ホルスト…組曲《惑星》

指揮の高橋が登場しただけでまずブラヴォーがかかるという
ちょっとビックリな展開のあと
パーセルの主題がゆっくりと重々しく奏され「管弦楽入門」。
舞台下手はあまり見えず
弦もいまいち何をやっているのか良くわかりません。
しかし、サントリーのP席よりはよほどまし。
この指揮者、聞かせ所は結構極端にテンポを動かします。
「エニグマ」も主題は相当遅め。
「ニムロッド」は確かに名曲だとは思いますが、
ここにあまりに音楽的頂点を置くのは、個人的にはちょいと。

何回もこのホールには来ていますが、
3階L扉側奥には、サインが多く飾ってあったんですね。
知らなかった。=写真2

休憩後の「惑星」。
これまた遅めのテンポ「火星」の最後、指揮の高橋が
唸るというより、吼えているのがはっきり聞こえました(笑)。
この席、打楽器がやたらと顕わに聞こえてきますが
始終うるさかったあちこちの子供もさすがに疲れたのか
「天王星」では静かになってくれて、なおかつ演奏も快調。
この「天王星」は良かった♪
「海王星」は照明を落とし
女声合唱を使わず、シンセサイザーで代用。
音程の酷いアマの女声合唱を使うくらいなら、これもアリかと。

「エニグマ」「惑星」と特別な見せ場はないオルガン奏者に
「未知との遭遇」をオルガンでアンコールさせるのはいいアイディア♪
その後子供と自転車にチャップリン風のパントマイムまで出てきて
結構長いアンコール。終演は午後5時10分。
指揮者のショーマンシップはわかりました。
個人的には「未知との遭遇」までで十分です(^_^)。
  1. 2009/08/23(日) 20:10:06|
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Weh ach weh~ヒルデガルト・ベーレンスの逝去

ヒルデガルト・ベーレンスが
この日本で亡くなったと先ほど知りました。
ディスクや放送で聴く限り
ニルソンの声は強すぎると感じていたワタシにとっては、
生身の女性としての強さと弱さをどちらも表現できる彼女こそが
イゾルデでありブリュンヒルデでした。
ご冥福を祈ります。

【引用】
訃報:ヒルデガルト・ベーレンスさん 72歳=独ソプラノ歌手
 ◇ワーグナー歌手
 20世紀後半における最高のワーグナー歌手、ドイツのソプラノ、ヒルデガルト・ベーレンスさんが18日、来日中の群馬県草津町で動脈乖離(かいり)のため亡くなった。72歳だった。
 第30回草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティバルに講師として来日。20日にはシューベルトの歌曲などでリサイタルを行う予定だったが、17日から体調不良を訴え、入院していた。
 ドイツ・オルデンブルク生まれ。フライブルク大学で法律を修めると共に、声楽を学んだ。名指揮者カラヤンに認められ、オペラの主役に次々に抜てきされ、一躍世界的に人気を博した。
 張りのある力強い声と繊細な表情づけを両立させ、カラヤンと共演したR・シュトラウスの「サロメ」、バーンスタイン指揮で録音したワーグナー「トリスタンとイゾルデ」を最大の当たり役とし、ドイツ・オペラを代表するソプラノとして活躍していた。
 たびたび来日し、日本にもファンが多い。
毎日新聞 2009年8月19日 東京夕刊
http://mainichi.jp/select/person/news/20090819dde041060038000c.html
【引用終了】
  1. 2009/08/21(金) 14:30:41|
  2. 音楽
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第16回訪沖総括

12~15日の3泊4日で沖縄に行ってきました。

毎年同じことを書いていますが、本島もついに10回目。
石垣3、久米島2、宮古1とあわせ訪沖16回目となりました。
これまでは全て南恩納以南に宿泊してきたのですが
今年は初めて名護にしました。

【第1日】
JL913の定刻は11:25。
直前の滑走路閉鎖?の影響で出発機渋滞。
午後0時を回ってRWY34Rから離陸、那覇の着陸はRWY18。
レンタカーを取り、那覇ICから沖縄道で許田ICまで。
A&W名護店で、今回初めてBLTを食ってみましたが悪くないです。
BLT
夕食はホテルからクルマで数分のレストラン。安いけど…。
安いけど
食後、買い出しでもと名護の中心街?を探しましたが、
それらしい場所がわからないまま東村まで迷い込みました。
帰路、名護で58号線沿いにジャスコを発見。
ジャスコ
毎度のことながら、沖縄まで来てこんなトコ来んなよという感じですが^^;。
ブルーシールでシークァーサーのアイスクリーム。
相変わらず美味(*^^)v。

【第2日】
今回名護で2泊ですが、部屋のエアコンが強烈。
冷やすと普段問題ない腰の調子が心配なので、
布団をかぶって寝ましたがそれでも朝はちょいとノドにきました。
ホテルの朝食会場では樹脂製の食器。ちょいとガックリ。
ビーチはそこそこの客室数なのに人は少ないし、
海の水もそこそこ冷たくて、ノンビリできました。
名護ビーチ
こういうとき、ふと感じるのが自分の年齢。
「オレは生きてる間、あと何回ここに来れるんだろう?」
95年に初めて本島に来たのは30歳のころ。
これから先14年後、五体満足な保証はどこにもないのです。

名護には何もなさそうなので、夕方から外出。
金武を初めて通りましたが、たまたま見つけたのが
キャンプハンセン前「ゲートワン」のタコス。
タコス
昨夏普天間で食ったタコスよりは美味かったような。
そこからまた沖縄市。
空港通りでアバクロのTシャツを1枚。2,000円。
そこから北谷に出て、またブルーシール。
ミートソース
フードメニューのミートボールスパゲティが美味しかったです。

【第3日】
朝食はパス、いったんチェックアウトしてからビーチ。
お昼過ぎてから名護を出て、お昼は恩納のドライブイン。
メニューを見て失敗を悟ったのですが、
一番安いメニューがなんと1,680円のカレー(^_^;)。
ヤケクソでワタシは石垣牛入りのカレー、1,980円也(*_*)。
失敗カレー
屋嘉IC~西原ICと沖縄道を使って那覇のホテルへ。

国際通りからちょいと入ったステーキハウスで夕食。
これまでで最高のコストパフォーマンスだったお肉でした。
メニュー 2ポンド
美味くて安かった!昼食分を取り返した感じ。
国際通りで土産物選びなどした後、ちょいと飲みに出ました。
午前0時半ホテル帰着。

【最終日】
チェックアウト後、いったん空港でJL924のチェックイン。
それから本当東海岸のビーチへ。マッタリできました。
新原ビーチ
ビーチを出発、40分ほどで豊見城のアウトレットあしびなー。
あしびなー
一通り周回しましたがやはり買いたいものは特段ナシ。
混むと脅されていたので、空港には早めに到着。
でもほぼ最終便、空港はぜんぜん混んでいませんでした^^;。
羽田RWY34Lにはほぼ定刻22:10の着陸、
でもそこから荷物が出てくるのが本当に遅い!
受け取ったのは52分。最後に疲れがどっと出ました。

来年は久しぶりに離島に行きたいかな。
しかしそもそも来年、ちゃんと旅行に行けるのかどうか。
来月誕生日が来ると、ワタシは45歳。
四捨五入で50になってしまいますし(-_-;)。
着陸に向けて降下開始点は近づいているはずです。
  1. 2009/08/16(日) 15:25:41|
  2. くらし
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ミューザで「ブル7ウィーク」は打ち上げ。

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今朝の地震には寝ぼけつつも驚きましたが、
2匹のお犬は悠然と寝ているし、飼主もそのまま二度寝。
位置的に拙宅でCDの山が頭に落ちてくることはないですが
死ぬときゃ死にます、きっと。

そんな夜、「ブル7ウィーク」最終日は川崎。
今年の「ミューザサマーフェスタ」も個人的にはこれで終わり。
2年前のミューザ「惑星」昨秋ティアラの「トリスタン」を除き、
ほとんどすべてオペラシティで聴いている飯守=シティフィルのコンビ。

【ミューザサマーフェスタ 東京シティフィルハーモニック管弦楽団】
8/11(火) ミューザ川崎シンフォニーホール 20:00
指揮…飯守泰次郎 
●ブルックナー:交響曲第7番(ノヴァーク版)
3C9-4

飯守のテンポは、井崎・森口と比べこの3日間で一番ゆっくり。
とはいえ、これも標準の範囲内。
邦人中堅でとんでもなく遅いテンポを取る指揮者もいるし、
在京オケ中、最上の合奏精度とは言えないシティフィルですが、
さすがプロ。安定感が違います。
聴いていてメロディーの受け渡しにも、心配がありません。
快調な1楽章に続きアダージョ33小節、
Hrとワグナーチューバの語り口がハッとする美しさ!
テュッティのH氏が降り番で、男性はコンマスの松野ともう一人だけ
後は全部女性という珍しい1stVnのシティフィルでしたが、
アマチュアの2日間では息切れを感じることもあった後半も
流石に余力を持って弾ききります。
金管セクションも、いつもより好調。
ただ、普段のオペラシティで聴くシティフィルよりは
ホールの違いか、それほど馬力を感じませんでしたが。

演奏後、そこそこ飛ぶブラヴォーに答え
飯守はじめ全員で舞台四方に礼。
普段、ワインヤード式のホールには縁がなく
前だけ見ているシティフィルには新鮮だったのでは(笑)。

終演後、川崎駅東口の某ダイニングパブでビールを。
明日午前羽田なんで、早めに切り上げてきました。
というわけで天気が心配ですが、沖縄行ってきます!
  1. 2009/08/11(火) 23:20:56|
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「ブル7ウィーク」第2日はすみだ

昨夜は初台帰り、新宿で一献。
珍しく冷酒なんかに手を出し、酔っ払って帰宅^^;。

さてブル7ウィーク第2日はマティネー。
今日はすみだトリフォニーホールに向かいます。
自由席なので今回は2階上手に席を確保。
この団体は1月にも聴きましたが、
前列に孫娘と祖母という感じの二人。ちょっとイヤな予感。

【グローバル・フィルハーモニック・オーケストラ 第43回定期演奏会】
8月9日(日)13:30 すみだトリフォニーH
指揮…森口真司
●ヴァーグナー:第一幕への前奏曲
          ~場面転換の音楽~聖金曜日の奇蹟
          舞台神聖祝祭劇「パルジファル」より
●ブルックナー:交響曲第7番ホ長調

パルジファルの演奏前、舞台は暗くピットのような風情。
薄暗い中いつのまにか森口が現れ
タクトを振り下ろすと「パルジファル」の前奏曲が始まりました。
1月の時よりさらに艶やかな響き、清潔なアンサンブル。
「トリスタン」と「指環」を除き、毒に耽溺するのを恐れ
ヴァーグナーは敢えてこれ以上手を広げないことにしているのですが。
これはマズい^^;。こうなると声も欲しくなります。

マズいついでに予感的中、
前列の幼児が演奏中ひっきりなしにポリ袋をいじっています(>_<)。
普段はじっと我慢することにしているのですが、
今日ばかりは休憩に入ってすぐ老婦人にお話しました。
じっとできない幼児に、このプログラムは拷問。
子供もかわいそうです。

休憩中走り回っていた女の子も何とか着席してくれて
ブルックナー7番。
昨日の演奏に増して、きちんとしたブルックナーが展開されていきます。
1楽章では175小節(i)のチェロのメロディを
ややテンポを落として歌いこませて、重量級の1楽章。
1楽章最後の音が鳴り渡り、
一部から熱い拍手が出てしまったのはわからないでもないです。

アダージョの主題は滑らかに提示され、
前日の井崎より、ほんの少し遅めのテンポでたっぷりと歌いこまれた演奏。
後半も基本線はそのままに、標準的なテンポながら
変化もつけて歌いこもうとしていました。
途中でClの不調が現れたように、
前日同様オケの疲れが垣間見えたものの
245小節Hrの意外な強奏でハッとしたりのフィナーレ。

流石に二日連続のブル7、
おまけに前席の幼児が席を蹴っ飛ばしたりで、
演奏者には何の責任もないものの、ちと個人的には疲れました。
この演奏を、音の塊が拡散しがちなすみだではなく
オペラシティで聴いたらどうなったのかしら。
ないものねだりの興味が沸きます。
  1. 2009/08/09(日) 22:15:56|
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ブル7ウィーク第1日

青いチケット

昼下がり、ひょんなことから
お上に7000円の青いお札を買わされて凹んだのですが、
今週の首都圏は「ブル7ウィーク」。
8日初台、9日すみだ、11日ミューザと4日間に
ブルックナーの7番がプロアマ取り混ぜ3回演奏されます。
気を取り直し、いそいそと初台に向かいました。

【フライハイト交響楽団第27回定期演奏会】
8月8日(土)18:30 東京オペラシティ・コンサートH
指揮―井崎正浩
●ヒンデミット…組曲《気高き幻想》
●ブルックナー…交響曲第7番

プログラムがこの有り様(^_^)で会場もオペラシティ。
このアマオケは初聴ですが、腕には自信があるのでしょう。
低弦がきちんと前に出てくるこのホールは、
都内主要会場のうち、文化会館と並んで
こういうプログラムに最も適う会場だと思います。
「画家マティス」よりさらに演奏頻度の低い「気高き幻想」で、
骨っぽいパッセージも顕わに、ちゃんとヒンデミットの音が聴けました。

休憩後、ブルックナーの7番。
早めのテンポで音楽をきちんと流し、要所はきちんとまとめられて
いい呼吸で音楽が流れていきます。
プロじゃないのでそこそこ管のミスもありますが
弦が上手いし、木管ではフルートが素晴らしい。
アマチュアのブルックナーというと、どうしても
学生時代に聴いたC大学のひどい「ロマンティック」が
頭の片隅によぎるのですが、次元の違う好演。

アダージョの148小節、フィナーレの212小節で
井崎は意外に長いパウゼを取りましたが、曲想を歪めません。
後半楽章ではオケに疲れが見え少々荒れたところもありましたが、
フィナーレ257小節Vからは最後の馬鹿力、
ブルックナーらしい音の伽藍をオペラシティに作り上げました。
こういうプログラムにやはりオペラシティはピッタリと再認識。
さて明日、どういうブルックナーが聴けるでしょうか?

写真は青いお札を背中に乗せたお犬。
  1. 2009/08/08(土) 23:00:50|
  2. 音楽
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日フィルの音

今年のミューザ通いも4日目。
同じホールのほぼ同じ位置で4団体も聴けば
いかにいい加減な聴き手でも
普段何となく意識している楽団固有の音の違いを
否応なく再認識させられることになります。

広上=日フィルの実演は2回目。
この指揮者、動きは大きいですが
割と暖かい音を造る指揮者という印象があります。

【ミューザサマーフェスタ 第9日 日本フィルハーモニー交響楽団】
8/5(水) ミューザ川崎シンフォニーホール 20:00
広上淳一(指揮)曽根麻矢子cm 高木綾子fl 江口有香vn
ガーデンプレイスクワイヤ(合唱)
●ハイドン:テ・デウム ハ長調
●J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番
●メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」
3C10-32

日フィルでピリオドアプローチを聴いたことがありませんが、
ハイドンもバッハもごく普通の20世紀後半型演奏。
ハイドン「テ・デウム」は不勉強で初聴でしたが、
このアマチュア合唱団が存外にいいデキ。なかなか上手。

「ブランデンブルク」は4-4-2-2-1の編成に独奏3人。
いかにミューザの響きがよいとはいっても
さすがにこの大きさのホールで独奏チェンバロは音が遠い。
杉並公会堂ならちょうどいい塩梅だったかもしれません。
特段目立ったことはしない「ブランデンブルク」でしたが
この小編成でも中低域の音が厚いのは、日フィル固有の音でしょう。

14型で演奏されたメンデルスゾーンも分厚い響き。
古典から前期ロマン派にかけてピリオドの影響を前面に出し
繊細かつ硬い芯のある音をきっちり合わせて出すスダーン=東響と
逆に位置するのが日フィルの音でしょうか。
昨日の新日が腰高と書きましたが、
お互いのホームグラウンド、すみだと杉並公会堂のイメージに同じく
日フィルの弦中低域はたっぷりした音を出します。
合奏精度は噂通り一時期よりも向上しているように思いますが
ミューザで聴くと意外に、強奏した時のvnの音がキツい。

広上のつくりはネチっこくはなく特別あざといところもありませんが、
ルーティンを流した感じでもなく好感を持てます。
終演後、何人かブラヴォーが飛んでました。
個人的には、そこまでとは…。そういう種類の曲でも演奏でもないと思うし。

img_cache_d_952290_1_1249483631_jpg.jpg

アンコールは写真のとおり。
  1. 2009/08/05(水) 22:52:52|
  2. 音楽
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才気煥発

1245632014_99.jpg

今年のミューザ通いも中盤。
新日夏の名物、井上道義のくだけたコンサートを
そのままミューザに持ってきた格好。
平日のマティネーでは、流石に集客面では不利。
かなり空席がありました。

【ミューザサマーフェスタ 第8日 新日本フィルハーモニー交響楽団】
8/4(火) ミューザ川崎シンフォニーホール 15:00
井上道義…新日本フィルハーモニー交響楽団
●グローフェ:「日の出」「日没」~組曲「大峡谷」
●伊福部昭:「七夕」「盆踊り」~管弦楽のための「日本組曲」
●ドビュッシー:交響詩「海」
3C7-20

井上道義は、メディアでは良~く見ているものの実演は初めて。
「日の出」は非常にポピュラーな曲だけれど、
「そうか、こういうオーケストレーションだったのか!」と感心する箇所多数。
新日はすみだやサントリーで聴くときと同じように、
ミューザでも精妙かつやや腰高な音。
ということは、いまの新日はこういう音なんでしょう。

こういう人のことを「才気煥発」というのでしょうね。
入りを各パートに示しつつ音楽を可視化する、一見踊っているような指揮。
曲間もトークで活躍、でもタクトを持つと集中力みなぎる音楽。
「海」も非常に明快でもさもさしたところがなく、
新日のいい点を引き出していました。
恐らく並外れて耳がいい指揮者なのでしょう。
夜にやれば、もうちょっとお客さんも増えたろうに。もったいない。

この人ももう60過ぎています。なのにこのバイタリティ。
大友とか梅田とか飯森とか沼尻とか下野とか、
もうちょっと下の世代の指揮者たちも
こういう煌きをもっと表に出して欲しい気がします。
アンコールは「プリンク・プランク・プランク」。
  1. 2009/08/04(火) 20:32:31|
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若杉弘追悼番組とカラヤンの三角錐と

今週末は空模様もあって何となく行動範囲が狭い土日。
N響アワーの若杉追悼番組を見終わりました。

06年9月8日のマーラー9番の演奏は、
当時の某SNSつながりの日記ですぐ話題になりました。
素人目にもはっきりわかるアンサンブル崩壊を来たしたからで
今日録画を見る限り、確かにその通りです。
それに対し、翌日聴いたマイミクさんはまぁまぁだったということでした。
当時楽員がブログで若杉の責任に言及したとかで、
強く印象に残っています。
こういう演奏をハイヴィジョン収録されて追悼番組に流されるとは…。
当然翌日も収録されて傷は隠されたものと思っていたのですが。
もう少しN響は、正指揮者を丁重に扱ってもいいのでは。

そうこうしているうちNHK-BSでは、
カラヤンのベートーヴェン全集で7番をやっています。
カラヤンの指揮姿を徹頭徹尾フィーチャーし
ベルリン・フィルを三角錐のセットに乗せて演奏させるという
ユニテルの悪名高き例のヤツです。
音楽はもちろん傷とは無縁の作りこみで
今聴いてもいい演奏だと思いますが、時代というか何と言うか。
何で誰もこんな企画を止めなかったんだろう?と思うと同時に
スタジオで実際はどんな音がしていたのかと不思議に思ってしまいます。
  1. 2009/08/03(月) 02:20:19|
  2. 音楽
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指揮者の作る音楽の流れと聴衆のノイズと。

20090801224222


ニールセン「不滅」の実演が聴けるということで
久々の杉並公会堂。
何故だかこの曲、アマオケで今年2回目です。

【上野の森交響楽団 第63回定期演奏会】
8月1日(土)19時 杉並公会堂
●ニコライ:序曲「ウィンザーの陽気な女房たち」
●ドヴォルザーク:チェコ組曲
●ニールセン:交響曲第4番「不滅」
小林幸人:指揮

最初のチューニングで、コンミスとobのAが合っていません(^^;;。
というわけで12型の前半、ウィンザーはちょっと。
管はまあまあなんですが。
ドヴォルザークは未聴だったのですが、
2曲目は「のだめ」ドラマでマカールのテーマ(笑)になってた曲なんですね。
雰囲気は出てました。

「不滅」は14型に増強されましたがまだ舞台には余裕。
これなら日フィルの練習場としては申し分ないはずです。
オケは頑張っていましたが、正直苦しい箇所もありました。
flとclは好演。
終楽章、毎度の実演と同じく
第1ティンパニは強奏する管をもかき消す爆音。
この曲、ホントに和太鼓の連打みたいにやる曲なのかなぁ!?
この指揮者、アマオケでも初めて聴きましたが、
好きなタイプのニールセン。
ここという箇所ではしっかりタメを作り、歌います。
流れをきちんと作れる指揮者と感じました。

それにしてもご高齢な方の演奏中の飴と紙のガサガサ、
どうにかならんもんでしょうか。今日に至っては財布の鈴まで。
困ったもんです(-_-)。
  1. 2009/08/01(土) 22:38:58|
  2. 音楽
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