YosibeiのB席

世の中には著名団体の来日公演でS席しか行かない、という方もいるでしょう。でもワタシは、今日も当たりを求めてごく普通の定期に向かいます。なお、コメント/トラックバックを可能にしました。

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ミスターSの確信的ヘンタイ演奏

鈴木淳史という人の文章はそこそこ面白くて
(2ちゃんについての本もあったりする)
クラシックに関するものはほとんど読んでいるのだけれど、
よく出てくるキーワードに「ヘンタイ演奏」というのがある。
ステレオ初期、ミネソタ管とのディスクで令名を馳せた
読響常任ミスターSも87歳。
実演に接する機会はヘタすりゃ一期一会。
早めにチケットを押さえてオペラシティ特別演奏会へ。

【読売日本交響楽団 特別演奏会】
3月 25日(木)19:00 東京オペラシティ・コンサートH 
指揮―スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
●ブルックナー…交響曲第8番 
1F27-9

スクロヴァチェフスキーのブルックナーは
今や巨匠芸ということになっているらしいけれど、
ザールブリュッケンとのディスクで識る限り、
楽器間のバランスやらテンポやら細かくいじり倒す「ヘンタイ」系。
インテンポでとうとうと流れを作る巨匠芸とは違う音楽だという気がしていた。

この日初めて接した実演で、
全般的に早めのテンポで通り過ぎるものの
2楽章でティンパニが抑えられた後クレッシェンドがかけられたり、
意外な箇所で低弦が強奏されたり、
やはり随所に細かく表情をいじり倒したもの。
ミネソタにしてもザールブリュッケンにしても
その国の超一流団体でないところで、
オーケストラビルダーとしての腕を発揮してきたミスターS。
読響も必死で最後の逢瀬を愉しむが如き風情。
巧いなあと思うところは多々あれど、やはり相当な確信的ヘンタイ演奏。
ある意味「枯れない87歳」には恐れ入りました。

団塊世代と思しき隣の男性が妙に酒臭く、
ゴアテックスと思しきブルゾンを着たままガサゴソ。
1楽章途中からイライラ。
87歳の指揮者が矍鑠と立ったままダイナミックな指揮ぶりなのに、
じっとしておれないのかね、全く。
終演後、満堂大ブラヴォーだったけれど、
そんなわけで当方少々集中力を欠いた演奏会となりました。
最近、こんなの多いなぁ(涙)。
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  1. 2010/03/25(木) 23:55:00|
  2. 音楽
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連休中日は小東北旅行。

iPhone 067s IMG_0104s.jpg

熊本在住通算36年のワタシ。
まだまだ未踏の地が多く、東北地方の滞在経験は
山形に出張で1泊、その復路に仙台滞在が1時間という体たらくです。

3連休となると「どこか行かねば」と強迫観念に駆られるのですが、
土曜までノープラン。
名古屋・新潟・仙台というところが1泊ドライブの限界ですが
犬を預ける算段もしていないし。
連休の渋滞を考えると、東名・関越・東北の各高速は敬遠したいところ。
iPhoneのマップをいじりながら距離を測り、
比較的空いている常磐道で行けるところはないかと検索、
ベタですが映画「フラガール」の舞台、福島県はいわき市
「スパリゾートハワイアンズ」が引っかかってきました。
福島は新幹線で通過したことがあるだけ。
これだよ!

日曜のお昼出発、淡々と運転。
首都高の渋滞をやり過ごし、
コロプラの位置登録なんぞやりつつ、いわき湯本ICで常磐道を降り
いざ「スパリゾートハワイアンズ」へ。
到着したのはいいのですが、駐車場に1時間待ち(*_*;。
早々に諦め、予備知識ゼロで湯本温泉へ。

道路標示と勘を頼りに小1時間ウロウロしつつ
結局「元禄彩雅宿古滝屋」の日帰り入浴800円に。
温泉旅館の日帰りは、あくまで副次的なもので
あまりいい扱いをされないのが通例ですが、ここは違う。
愛想良く接客され、それだけで気分が良くなりました。
設備はお世辞にも最新のものとは言い難い旅館でしたが
微かに硫黄臭のある温泉には、心から満足。
帰って調べると有馬・道後と並んで「日本三大古湯」の一つとか。
御見それしましたm(__)m。

常磐道を水戸に取って返してゆっくりメシと考えていたのですが
せっかくここまで来て小名浜漁港を見ないのも、と方針転換。
道路標示だけを頼りに「いわき・ら・ら・ミュウ」観光物産センターへ。
ほぼ魚介類がダメなワタシですが、好きな人には垂涎だろうなぁ。
ちなみにこの日曜日、全国的に強風被害が報じられた日。
隣の小名浜美食ホテルに移動するだけで、
吹きっさらしの海風がそれはそれは寒かった!

結局水戸で高速を降りることはなくそのまま帰京したのですが
時間調整して渋滞をうまく避け、三郷→小菅間くらいで済みました。
また行こう。
  1. 2010/03/22(月) 23:34:00|
  2. くらし
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オンナは何故、知りたがる?

s0318.jpg

09年秋季~冬季と継続していた
東京シティフィルの定期会員もこの3月定期でおしまい。

【東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団▼第237回定期演奏会】
3月18日(木)19:00 東京オペラシティ・コンサートH
指揮―飯守泰次郎 小鉄和広br 並河寿美s
●コダーイ…管弦楽のための協奏曲
●バルトーク…歌劇《青ひげ公の城》(演奏会形式)

この定期に備えコダーイはフェレンチーク盤、
《青ひげ公》はブーレーズ盤で軽く予習。
このバルトークのオペラが名作であることは重々承知してますが、
これまで何となく食指が動かず。コダーイは何と日本初演。

コダーイは好演の日本初演になったと思いますが、やはり《青ひげ公》。
対訳なしで通して数回聞いた程度の予習からすれば
この実演では字幕の助けもあって、素晴らしい劇的緊張を味わいました。
こればかりは、良くできたディスクでも全く比べ物にならないもの。
元々こういう響きが大好きという個人的嗜好は別にしても、
第5の扉での、バンダとオルガンも加わった壮麗な響きには
本当に心踊らされました♪
並河は最初やや胸声に聞こえたし
小鉄の声はオケにかき消されるのかな、と心配したものの杞憂。
以前「トリスタン」を聴いた時にも感じましたが、
飯守泰次郎のオペラでの捌きは流石なものがあります。ブラヴォー♪

蛇足ながら聴きながら感じたこと。
ローエングリンも結局そういう話ですが、
女って何故、聞くなと言われたことを知りたがるんですかねぇ?!
「知らぬが仏」ってことは、洋の東西を問わずあるハズなんですが。
  1. 2010/03/18(木) 23:55:00|
  2. 音楽
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マロシュセーク舞曲

高校時代にFMで聴いて以来ずっと大事にしている曲に、
週末のフランク「3つのコラール」と併せ
もう一つ、コダーイの「マロシュセーク舞曲」があります。

これ、本来ピアノ曲。
NHKホールでジグモント・サットマリーが奏いたオルガン編曲版を
カセットが擦り切れるほど聞き、その後サットマリー盤を買いました。
ちなみにオーケストラ演奏版は多数ディスクが出ていますが
半音高いニ長調になっているので、私は好みません。
ピアノではBISのラースロー・シモン盤のみ手元に。
ちなみにこの盤、当時のレコードとしては驚異的に録音が良かったです。
実演に接する機会は寡聞にして知らず、06年10月以来の文化会館(小)へ。
ピアノのリサイタルも5年ぶり位かしら。

【三浦一宏ピアノ・リサイタル】 
3月16日(火)19:00 東京文化会館(小)
●コダーイ…ドビュッシーのモティーフによる瞑想曲/マロシュセーク舞曲
●ドゥルコー…ザ・ヒストリー・オブ・スフェア
●ドホナーニ…ガヴォットとミュゼット/アリアハ長調/狂詩曲op.11-3
●リスト…ソナタロ短調

プログラムのうち、知っているのはコダーイの2曲のみ。
ふくよかに瞑想曲が奏でられた後、お目当て。
ノーミスとはいきませんでしたが、
装飾的なパッセージを意図的に軽く扱い
シモン盤とは違う表情付けをした部分があったり、
テンポを落としてたっぷりと歌う節回しもあったりで感心。
ほんの僅か弾かれない箇所があったのですが、これは版の違い?

後は演奏者本人の解説を読みながら聴きましたが
ドゥルコーの1990年作品は全12曲、
さほどキツい響きがなく助かったもののどこがどこだか、
途中で訳がわからなくなる始末^^;。
ドホナーニ「ガヴォットとミュゼット」はエチュードみたいな曲で
ぐっと親しみやすい曲想。
次の2曲はハ長調表記があるものの、
どうもハ長調の曲には聞こえず^^;。
「狂詩曲」は解説通りブラームスのような音で馴染めましたが
ブラームスのような箇所と民族舞曲風の所との対比が楽しめました。

休憩後はリストのソナタ。
名作ということですが、すいませんm(__)m。初めて聴きました。
めちゃくちゃ難しい曲というのはよくわかりましたが、自分には
《アド・ノス・アド・サルタレム・ウンダム》による幻想曲とフーガとの
近しさが印象に残ります。
演奏については、超絶技巧の持ち主ならもっと
曲想のコントラストをクッキリ付けられるのかなとも思いましたが
とにかく全てにやたら難易度の高そうなプログラム。
職員に曲名を確認したところ、アンコールはぐっと力を抜いて
バルトーク「チーク地方の3つの民謡」からと「パセリとセロリ」という曲。
とにかく、お疲れさまでした。

さて、中1日でコダーイとバルトークが続きます♪
  1. 2010/03/16(火) 23:40:00|
  2. 音楽
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「生まれて初めて」2題-後

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西武新宿線に引き続き「生まれて初めて」の後編は
フランク《3つのコラール》の実演。
ことに第1番ホ長調は、高校生のころFMで初めて聴いて以来
どれほど自分の糧になったか言い表せないくらいですが、
まともなコンサートに供せるパイプオルガンが
存在しない県で生まれ育ったワタシには、
いつか実演に接したいと思い続けてきた曲でした。
バッハもブクステフーデも差し置いて、
ワタシの偏愛するオルガン曲はわずかに3曲。
この1番のコラールと「交響的大曲」がフランク、
「《アド・ノス・アド・サルタレム・ウンダム》による幻想曲とフーガ」
がリストの作です。

【ダニエル・ロート オルガン・リサイタル】
3月 13日(土)15:00 所沢市民文化センター・ミューズ・アークH
●ヴィドール…《フィナーレ》オルガン交響曲第7番
●フランク…コラール第1番
●ヴィドール…《インテルメッツォ》オルガン交響曲第7番
●フランク…コラール第2番
●ヴィエルヌ…《メヌエット》《ロマンス》《フィナーレ》~オルガン交響曲第4番
●フランク…コラール第3番
1F25-25

ヴィドールもヴィエルヌも仏近代の絢爛たる大オルガン曲作家ですが、
ディスクを聴く限り、
正直どれを聴いても同じに聞こえるのがワタシという聴き手の限界。
フランク以外はたぶん初聴だと思うのですが、
サン・シュルピス教会のオルガニスト、ダニエル・ロートは
前半の個人的ヤマ場、第1番で至極真っ当なストップの選択をして
心に沁みる音楽を聴かせてくれました。
これは独リーガー製の楽器の特性なのかもですが、
第7主題のトレモロはもう少し振れ幅が小さい方が個人的好みですけれど。

一番演奏される3番に比べ、フランクの2番はやや地味な作品と
勝手に思っているのですが、これも実演では新鮮な響き。
後半に入ってヴィエルヌの4番でロートは
ppの美しさ際立つレジストレーションをしていました。
数少ない経験で言うと、
日本人オルガニストの実演は意外にミスタッチもそこそこあるし、
レジストレーションもいま一つ鈍重に感じることが多いのですが
さすがにこのクラスのオルガニストは違います。
まず、譜めくりやストップ操作を担う助手なしで、
一人でやってこれですから。

アンコールは「さくらさくら」「春が来た」の主題で即興演奏でしたが、
各声部に分散された主題は
いつしかデュリュフレの作品のような響きの中に散りばめられ、
正直、どこが凄いかは素人にはおよそ理解できず
しかしオルガニストには必須の、
即興能力が発揮されていた(ように感じました)。
これでA席1,500円、有り難い事です。

初めて来たこのホール、比較的こじんまりとしていて天井も高すぎず
オケでもブラームスまでは非常に良さ気なホールと見ました。
とはいえ、片道1時間半近く^^;。
そうお手軽に行く気にならないのは、仕方ないかなぁ。
  1. 2010/03/14(日) 00:30:00|
  2. 音楽
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「生まれて初めて」2題-前

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所沢市民文化センターMUSE・アークHでのコンサートに行くため、
西武新宿線で航空公園へ。
高田馬場で急行本川越行きに乗車。

所沢そのものは関越道で通過したことがあるのですが、
降り立ったのは生まれて初めて。
ワタシは通算9年の東京生活で
京王線と中央線、東急池上線沿線にしか住んだことないのですが
西武って田無から先は各駅停車なのか!びっくり。

鷺宮を過ぎたあたりで興味津々、先頭車両の運転席後ろに。
線形悪いトコ多いのに、飛ばす箇所は必死に95km/hな感じ。
いまどきワンハンドルマスコンでない運転席って、久々見た(^^)。
東村山を通過。ワタシの世代は、やっぱり
「ひがっしむらやぁまぁ~。庭先ゃあ多摩ぁ湖ぉ♪」
であります。思わず写真。

所沢駅ってデカい駅だろうという勝手な想像してたのですが
左側はデパートとかあるけど、
右側は車庫というより操車場って雰囲気!
高幡不動かい?!これまたびっくり。
乗車中、思わず田無出身の友人に
「西武って、田無から各停なのね」とか「高架がぜんぜんないねぇ」
などと下らぬメールを送り続けていたら
「西武新宿にあるもん。高田馬場にあるもん。」
とお返事をいただきました(^^)。

ホール最寄りの航空公園下車。お決まりのANKのYSを思わず撮る。
凄んげえ郊外っぷりで感動(^^)。税務署の駐車場が広大!凄え。
ここら辺、まだ土地が余ってるのね~。
お犬も悠然と散歩しています。
何だか普段の環境が、あまりにお犬に悪いような気がしてきました(^^)。

つづく
  1. 2010/03/13(土) 19:04:03|
  2. くらし
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まず客席を黙らせろ。

昔の演奏会場にこういう現象は無かったように記憶しているのですが
のど飴が一般的になってから、
演奏中にガサゴソと音をさせて取りだす輩、
チラシを音をさせてめくりジッパーの音をさせてバッグに入れる輩など
イライラさせられることが本当に増えました。
入場料が高いほどマナーがいいという悲しい連関が
実感としてある程度成立するのだけれど、
招待券で入場する人が多いアマオケの定期は、
残念な有様の客席になることが多いです。
アマチュアであろうが高額な外来オケの公演であろうが
ワタシは音楽を聴く時に同じ態度で向かいます。
でもこんな酷かったのは珍しい。もう1回心静かに聴かせてほしいくらい。

【東京楽友協会交響楽団第88回定期演奏会】
3月7日(日)14:00 すみだトリフォニーH
●R・シュトラウス…ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
●ブルックナー…交響曲第5番
指揮―松岡究

まず、一発目の山場、ティルのホルンソロは
強奏せずにムリのない音を出して、無事ひっくり返らず成功♪
管の巧さがよく伝わってきた。

休憩後の5番。
やや早目のテンポで紡がれる音楽から、
金管陣は実に嬉しそうにブルックナーのハーモニーをつくり、
満堂に時折ブルックナーの芳香が立ち昇るのだけれど、
聴き手のワタシは集中できず。
ワタシは咳は一切気にしないんです。生理現象だから。
人工的な雑音が許せんのですよ。
1席おいて左の男性はチラシを床にばら撒きそれを平気で靴で踏み
プログラムを音を立ててめくり、音高く脚を組み替える。
右後方の婦人は飴を取り出し口に含み、チラシを音を立ててめくる。
左後方の男性はイビキがうるさい、と
近来稀にみる酷さで全く音楽どころではなくなりました。

全体に弦のみなさんはお疲れさまという感じ。
flの1番を吹いていた女性は、いい音してました。
フィナーレ最後の5分だけは
周囲が気にならなくなる大音響のfが連続するわけで、
そこだけはブルックナーの芳香を味わえたけれど。
何となく怒りが収まらないまま銀座~新宿と移動。
結局新宿で深酒。ううむ。
  1. 2010/03/07(日) 23:50:15|
  2. 音楽
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