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常任インバルの人気もあって
「これは」と思う都響のチケットはなかなか取れません。
今井信子がウォルトンの協奏曲を弾くこの定期は
絶対行きたいと思いつつシーズンプログラムを見ると、
結局定期会員になった方が早いということで、学生時代以来
四半世紀ぶりに都響の定期会員に復帰いたしました。
4月 15日(木)19:00サントリーH
東京都交響楽団第 696回定期演奏会Bシリーズ
指揮―ジェイムズ・ジャッド 今井信子va
●ヴォーン=ウィリアムズ…《すずめばち》序曲
●ウォルトン…ヴィオラ協奏曲
●エルガー…交響曲第1番
1F18-26
ツィンマーマン、バシュメットと並ぶ三大ヴィオリストのウォルトン。
「過大な期待をしないように」とは思うもののやはり期待大。
Chandosのディスクが全体に遅めで筋肉質な音楽だったもので
そういうアプローチを予想したら、
第1楽章からさほど遅くなくて。
ただ、やたら好きな曲だけに微細な瑕が気になり、
あまり音の抜けが悪いように感じながら曲は進みました。
終楽章の52小節以降、
突如響きが深い確信に基づくものに変わり
流石の芸で魅せてくれたのは何だったのだろう?!
アンコールにヘンデル(細川俊夫編)「私を泣かせてください」。
これがまた、深い音色とピンと張りつめた緊張感で流石の芸でした。
休憩後、エルガーの交響曲第1番。
個人的にはここ数年協奏曲の魅力に一気に開眼したものの
シノーポリ盤でちらちら予習した時から嫌な予感がしていたのですが、
もっときつい響きのする作品が好きな私には、
2曲の交響曲はどうも合わないようで(;_:)。
矢部達哉以下都響の大熱演、
指揮のジェイムス・ジャッドにはブラヴォーの大歓呼だったにもかかわらず、
「威風堂々」と「エニグマ変奏曲」と「弦楽セレナード」が
延々50分続くようなこの作品はどうも退屈でした^^;。
お好きな方にはたまらんのでしょうけど。
1曲目のV・ウィリアムズの序曲は、
なかなか精妙なアンサンブルで楽しめました。
頭上に2階のひさしがかぶる
1階の最後方2列に座ることが多いサントリーホールですが、
ほんの10mも離れていないのにこの席はやはり音が違います。
背後からの反響が返り、程よくブレンドされた感じは
いい録音のCDみたいな音になります。
この席で9月まで都響。とにもかくにも楽しみです。
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- 2010/04/15(木) 23:59:59|
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