YosibeiのB席

世の中には著名団体の来日公演でS席しか行かない、という方もいるでしょう。でもワタシは、今日も当たりを求めてごく普通の定期に向かいます。なお、コメント/トラックバックを可能にしました。

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あまり弄り倒さない方が好き

kamioka1.jpg

最後の音が響きわたる前からブラヴォーの歓呼。
いったん楽員がはけても拍手の鳴り止まぬサントリーホールで
上岡敏之は楽員を舞台に呼び戻し、全員で一礼。
しかし。

【上岡敏之(指揮)ヴッパータール交響楽団(東京公演)】
10月18日(月)19:00 サントリーH 
●モーツァルト…交響曲第28番
●マーラー…交響曲第5番
1F22-19

これまで上岡の演奏会を3回聴いているけれど、全て在京オケ。
読響 http://yosibei.blog10.fc2.com/blog-entry-29.html
新日 http://yosibei.blog10.fc2.com/blog-entry-515.html
日フィル http://yosibei.blog10.fc2.com/blog-entry-623.html
どれも深く感心してきた。
で、手兵ヴッパータール響でどういう音楽を聴かせてくれるのか、
体調が未だ完調ではないまま当日券売り場に並びA席確保。
初聴だったモーツァルトの28番が12型でふくよかに演奏された後
いよいよマーラー5番。

1楽章の冒頭、cbのpizzに意外なアクセントを付けたり
最後のpizz前のパウゼを極めて長く取ってその後2楽章になだれ込むなど
緩急を厳しく取る上岡らしい演り方。
2楽章11の"Lagsam aber immer 2/2"のVcテュッティで
信じられないほどのpppを要求して息を飲ませたり。
ただ、日フィルの「宗教改革」や「トリスタン」で経験済みなので
このテにはさほど驚きはしなかった。
1階最後方、頭上に2階が被るこの席では仕方ないけれど
マッシヴな迫力で圧倒される感じのマーラーではない。
ヴッパータール響。
丁寧な演奏を旨としあまり音が大きいオケではないけれど
ウィンナワルツを彷彿とさせた3楽章のhrソロも上手いし、
全体に安定感のある管が印象に残る。
Adagiettoも予想よりはさらっとしているものの
猛烈なacclがかかったりで指揮者の強烈な意志を感じさせる。
終楽章も緊密な演奏だったと思う。

しかし自分は、この曲では緊張と弛緩を明確に対比し
早めのインテンポで音楽の自律的躍動を顕わにする演奏を好む。
昨年2月の大植=大フィルの時ほどの拒否反応はないけれど、
あまり弄り倒さず余計なことをしない方が好きだ。
というわけで、満堂大ブラヴォーには納得するし
冒頭書いた椿事には心温まる思いをしたが、
いまいちノリ切れず飲みに出て泥酔してしまったというオチ^^;。
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  1. 2010/10/19(火) 03:00:00|
  2. 音楽
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