YosibeiのB席

世の中には著名団体の来日公演でS席しか行かない、という方もいるでしょう。でもワタシは、今日も当たりを求めてごく普通の定期に向かいます。なお、コメント/トラックバックを可能にしました。

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実演で演っていただけるだけ、ありがたや。

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ウォルトン「ベルシャザールの饗宴」。
いつの頃からか偏愛する曲のひとつ。
20世紀の音楽にも関わらず、
混声合唱にバリトン独唱にバンダ付き大編成のオケがつくる音楽は
完全に調性を持ち、極めて豪奢なもの。
一時期は全ての盤を収集しようとしていたので
拙宅の棚にはプレヴィンの旧盤以来、14種類の演奏が眠っている。
4楽章でファンファーレに続いてバリトンが
"Praise ye! The God of gold!"と歌えば、
どんなに嫌なコトがあっても何がしか元気になった。
94年10月22-23日、この曲の実演は地元では一生聴けまいと
サントリーと芸劇で行われた沼尻=新星日響の演奏には
わざわざ休みを取って上京した位。
5月N響でブル7を聴いて感心した尾高だけれど、
彼が英国音楽のスペシャリスト扱いを受けているのは重々承知。
これも上京した00年5月秋山=東響以来の実演ということで、
この日フィルとの演奏を春から心待ちにしていた。

【日本フィルハーモニー交響楽団第624回定期演奏会】
10月23日(土)14:00サントリーH  
指揮―尾高忠明 三原剛Br 晋友会合唱団
●オネゲル…交響詩《夏の牧歌》
●ラヴェル…《マ・メール・ロワ》
●ウォルトン…オラトリオ《ベルシャザールの饗宴》 
1F19-17

さて土曜のマティネー。
いまいち客入りが悪く何となくのんびりした雰囲気漂う中
オネゲル「夏の牧歌」が思わぬ佳品。
尾高=日フィルがたゆたうような雰囲気をつくる。
マ・メール・ロワも美しい。

「ベルシャザール」。
オケも合唱も目立った傷もなく手堅い演奏で、久しぶりの実演には十分満足した。
ただ、極めて精度の高い声で聴かせるウィルコックス盤の
一段上の凄味を知っているだけに、たとえばT響コーラスとか新国立劇場とか
ソロもコーラスもより精度があればもっと爽快な演奏だったかと思われる。
改めて思うに、聴きやすいし長くもないし、
せめて「戦争レクイエム」程度に実演の機会があればいいのに。
ちなみに首席客演指揮者にプレヴィンを迎えたN響、
作曲者自身の薫陶を受けてウォルトンを十八番にしている彼が演る
ということになれば、何をおいても出かけるのになぁ。
とはいえ、実演で演っていただけるだけ、ありがたやありがたや。
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  1. 2010/10/23(土) 23:50:00|
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