YosibeiのB席

世の中には著名団体の来日公演でS席しか行かない、という方もいるでしょう。でもワタシは、今日も当たりを求めてごく普通の定期に向かいます。なお、コメント/トラックバックを可能にしました。

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これまでよりも一次元上

jpo2010.jpg

何回か書いているように、指揮者高関健のツイートは
極めて誠実に作品に向き合う彼の演奏への過程をつまびらかにしてくれる。
結果としての演奏に好き嫌いはあるけれど、
少なくとも彼の音楽に対する姿勢には敬意を持つようになった。
マーラー9番とブルックナー8番こそ、
彼が指揮者を目指した契機となった曲だそうだ。
でも、彼がどんな音楽で訴えかけてくれるかが一番大事。

【日本フィルハーモニー交響楽団第625回定期演奏会】
11月12日(金)19:00サントリーH
指揮―高関健
●ブルックナー…交響曲第8番(ハース版)
1F21-18

隣席男性が演奏中ペットボトルの水を飲むわ
3楽章アダージョ、ちょうどパウゼが入ったところで
LBあたりから携帯の着メロが鳴り響き高関が演奏を止めるわで
何度も集中を切りそうになったが、好演を受け止めた。

対向配置で中央から上手にまとめられた金管陣の巧さ、
以前の日フィルなら望むべくもなかったものだ。
ノヴァーク2稿の演奏に慣れ親しむ自分には
どこに高関の研究成果があるのかほとんどわからなかったが、
意外なバランスや歌わせ方、長い息遣いなど
これまで知る彼の音楽よりも一次元上を行き
言いたいことがよくわかる演奏だったと思う。
曲の終わりの緊迫感では84年マタチッチ=N響さえ思い起こさせ、
安易にブラヴォーを叫ぶ気力もない位、静かに圧倒された。

彼の演奏に、これから20年付き合えると
きっと自分も悪くない聴衆人生になるかもしれない。
そんな高関の演奏会で、次の注目は「戦争レクイエム」。
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  1. 2010/11/13(土) 17:21:00|
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