YosibeiのB席

世の中には著名団体の来日公演でS席しか行かない、という方もいるでしょう。でもワタシは、今日も当たりを求めてごく普通の定期に向かいます。なお、コメント/トラックバックを可能にしました。

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大雪の名古屋でハンス・ロット #2

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ハンス・ロットの交響曲、コルンゴルトの交響曲とヴァイオリン協奏曲。
この3曲には共通点があって、
ディスクを手に取り聞き込んで好きになったものの、実演では
分厚過ぎるオーケストレーションゆえ、散漫な作品に聞こえてしまうところ。
各々実演に接し、隠れた名曲が隠れるにはそれなりの理由がある、とさえ思った。
たまたまmixiをうろついていたら、
「名古屋マーラー音楽祭」のオープニングを飾るこのコンサートを見つけ
久々名古屋の知己と一献傾けるのも悪くなかろうと6日にチケットを確保、
何とかインフルエンザを治し前泊して痛飲の予定だったけれど…。

【オストメール・フィルハーモニカー第9回演奏会】
1月16日(日)16:00 愛知県芸術劇場コンサートH
指揮‐角田鋼亮 富岡明子ms 原田圭br
●マーラー…さすらう若人の歌
●ツェムリンスキー…メーテルランクの詩による6つの歌曲
●ハンス・ロット…交響曲第1番

15日から名古屋は大雪、急遽仕事になった友人との一献はキャンセル。
日帰りに変更して、ミューザで「巨人」を聞いた。
11時に名古屋に着くと、そこは銀世界!
テレビ塔近辺が札幌の大通公園かと見まがう景色。寒い!
どうも年末年始の九州といい、今年は行くとこ雪の洗礼。
「しら河」でひつまぶしを食べて向かった愛知県芸術劇場の前は、
積雪10cmは下らず。雪国か、ここは?

初めて訪れたコンサートホールは、みなとみらいに似た雰囲気の音。
20分以上かかった音楽祭オープニングセレモニーの後、
「若人」第4曲「恋人の青い瞳」で高域が厳しくなっていたけれど
原田は手堅い歌いぶり。
この日のめっけものはツェムリンスキーの歌曲集で、
ピアノ・チェレスタ・ハーモニウムを含む
いかにも彼らしいオーケストレーションに支えられ、
やや子音が弱いものの富岡の美しい声が響く。
1曲目「三姉妹」がホ長調の和音で終わると、シルキーな雰囲気で満たされた。

吹雪の中、外の喫煙所で命からがら(笑)2本吸って休憩の後、ロット。
05年2月16日にアルミンク=新日でこの曲の実演に接したが、
その時はとにかくティンパニがうるさくて閉口した。
そう書いてあるのだから仕方ないのだろうが…。
名古屋で有数の人材を輩出する男子校、東海学園高校のOB(だからOstmeer)
で構成されたこの10型のオケ、東海地区では実力派のアマオケだそうだけれど、
やはりロットの交響曲はかなりの難物だ。
スケルツォ後半の音楽的高揚は素晴らしく、客席から拍手が出た程だったが、
自分の席ではソロやメロディを担う金管がほとんど目立たず。
ティンパニがうるさいとこの曲聞くに耐えないが、その点は助かった。
このホールで聞いたのは初めてなので、バランスについては
演奏者の意図をきちんと把握できたかどうかは自信ないけれど。
指揮角田は早いテンポ設計で押し切ったが、全体的に好感できる解釈。
自分の持つ3種のディスクのどれとも違う面白いバランスも随所に。
健闘だったけれど、腕っこきの在京アマオケが
16型で演ったらどうなるのかな?と思ったのは事実。
少々バランス的に10型では弦が厳しいように感じた。

終演後、栄の地下で高校時代の同級生と待ち合わせ「風来坊」で一献。
某Y店より「風来坊」の方がいいという名古屋通諸氏の仰せ通り手羽先美味。
昔話から現在のお互いの愚行までそれはそれは笑った。
こいつと会ってもう30年、しかしお互い何にも変わっちゃいないのだ。
雪を慮り早めに退散、2本前ののぞみは2時間12分で品川に到着。
たまには東京を出るのもいいな。
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  1. 2011/01/17(月) 11:00:00|
  2. 音楽
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