YosibeiのB席

世の中には著名団体の来日公演でS席しか行かない、という方もいるでしょう。でもワタシは、今日も当たりを求めてごく普通の定期に向かいます。なお、コメント/トラックバックを可能にしました。

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#16 黙祷と崔さんの募金箱

都民芸術フェスティバルは毎年面白いものもある反面
お座敷っぽい演奏も見受けられるので予定に入れていなかった演奏会。
しかし震災以来、都響はじめ公演中止が相次ぎ、いい加減在京オケに飢えてきた。
日フィル1月定期以来の在京オケになる。

【2011都民芸術フェスティバル《新日本フィルハーモニー交響楽団》】
3月24日(木)19:00 東京芸術劇場
指揮―小泉和裕 今川映美子p
●ベートーヴェン…劇音楽《エグモント》序曲
●グリーグ…ピアノ協奏曲
●ショスタコーヴィチ…交響曲第5番《革命》
2FG-41

オケが舞台に出たもののチューニングが始まらず
演奏前に杖をついた老婦人の姿が舞台に。
このフェスの主催、演奏連盟の理事長、かつ往年の名歌手伊藤京子の
挨拶と被災者への黙祷の呼びかけ。
「起立しなくても構わない」という呼びかけにも関わらず
黙祷のため芸劇のほぼ全員の聴衆がすっくと起立した姿に
「起立、礼、着席」を義務教育で躾けられた日本人を見た。清々しかった。

「エグモント」序曲、最初のVnの音の強さ!
この危機下にあって、オケマンたちの演奏への渇きを感じた。
ここ数回小泉の指揮を見るたび
カラヤンのビデオを見ているような錯覚に陥るのだけれど、
都響の指揮台にいる彼とは何か違うように感じた。
いつもの通り造型を乱すようなことは一切しない、しかし温かい音だ。
グリーグの協奏曲は苦手な名曲なのだけれど、やはり2楽章は美しかった。
「革命」も汚い音が一切ない、高水準な「一般的演奏」だった。

終演後ホワイエに下りると、燕尾服姿のまま募金箱を抱える楽員諸氏の姿が。
いつもの通り大熱演のソロコンマス、崔さんの募金箱に
些少ながら夏目さん1枚を入れて参りました。
ちなみにあの、芸劇の恐ろしく長いエスカレータとはこれでお別れになりそうだ。
それにしても、ミューザを本拠とする東響、大丈夫だろうか。
心配だ。
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  1. 2011/03/25(金) 22:52:25|
  2. 音楽
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