YosibeiのB席

世の中には著名団体の来日公演でS席しか行かない、という方もいるでしょう。でもワタシは、今日も当たりを求めてごく普通の定期に向かいます。なお、コメント/トラックバックを可能にしました。

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#34 ワーグナーは要らなかったのでは?

img037.jpg

先日の汗臭い記憶にちょいと気後れしつつも、日曜昼下がりのすみだへ。
このアマオケは2008年12月の第25回定期から皆勤しているので、
どの程度やってくれるかはだいたい分かっている。

#34 【ル スコアール管弦楽団第30回演奏会】
6月26日(日)13:30 すみだトリフォニーH
指揮-高橋勇太 川崎 和憲va
●ワーグナー…歌劇「パルジファル」第1幕への前奏曲
●バルトーク…ヴィオラ協奏曲
●マーラー…交響曲第10番(クック版)
1F12-25

結論から言うと、1曲目のワーグナーは要らなかったのでは?と思う。
考えてみればマーラー10番一曲でコンサートは十分成立するわけで、
疲れからかこの楽団にしてはGM10の途中以降ミスが頻発、
1.Flの女性など見ててこっちが泣きそうになってしまった。
アダージョなどはひたひたと抒情を湛えていい演奏だったし、
初めて聞いた高橋勇太の棒はあまり躍動感を感じられないながら
スケルツォ以降、オケの方が強い緊張感を保っていたと思う。
ここ数回コンマスを務める男性も、段々板についてきたというか。
相当の演奏ができるアマオケなので、指揮がもっと細かく振り分け
演奏上の負担を軽減させてあげたらと思うと、本当にもったいなかった。
例えば2月GM3を「オーケストラ・ハモン」で演った冨平恭平だったら、
ちょっと違う対処法を持っているのではないかと思う。
というわけで、ブラヴォーをかけるのはちょいと。
それにしても、アマオケの客層には、もう少し強い注意喚起が必要かも。
ワーグナーの演奏中、老婦人がポリ袋に入れたボトルの水をガサガサ。
「ご飲食はお控えください」という中には、当然水も入ると思うのですが^^;。

これまで、バルトークのヴィオラ協奏曲はやや敬遠していたのだけれど
デュトワ時代まで21年間N響の首席奏者を務めた川崎のバルトークは
誠実かつ神経質なところのない演奏で、素直にいい音楽だなぁと感じた。
ルスコの伴奏も好演、だんだん好きになってきた。
この曲、今後聞き込む予感。

この演奏会に来ていた友人の顔が見られなかったのは残念だけれど、
楽器を積んでクルマでアキバに来ていた友人にピックアップしてもらい
終演後、食事しながらお話(^^)。
おっさんの繰言に相手してもらえるのは、ホント有難いことです。感謝。
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  1. 2011/06/26(日) 22:42:00|
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#33 大本命で勝ちを逃す…?

img036.jpg 2011062220540001.jpg

やたらめったら世評の高い演奏会というのは非常にやりにくいもので、
好演・秀演ではおさまらず、大感動でブラヴォーの一つも当然かける位の勢い
で会場に入ってしまうもの。
まして3・11当日、わずか105人の聴衆の前で演奏されて伝説となり、
月曜から始まった「新日=ハーディング祭」のように
「言葉も出ない」「一世一代の名演」「巨匠の誕生」
なんて文字を見てしまえばいやが上にも期待値はストップ高に。
しかしこういう場合、たいてい天邪鬼の自分は祭りに参加できず
トボトボと帰路に着くことになりがちである。

#33 【ハーディング・新日本フィル特別演奏会】
6月21日(火)19:15 すみだトリフォニーH
指揮―ダニエル・ハーディング
●マーラー…交響曲第5番
3FLB39

いきなり30度を超して汗みどろになりつつ、すみだに到着。
結構通っているのにすみだで未だココという位置を見つけきれていないながら、
3Fバルコンは比較的好きな響きのする位置なのだけれど、
当然の事ながらここは舞台からは遠く直接音は届かないし、
指揮者も手すりの合間から見ることになる。
1曲目は被災者に捧げる「ニムロッド」。震災以来聴く機会がぼちぼち。
良い曲だが、いつも次のドラベッラが頭の中で鳴り響いてしまうので困る。

で、マーラーの5番。
何か絵空事が目の前で展開されているような一時間超だった。
物凄くよく良くできたTV中継を見ているような感じ。
全曲を通じ知情意のバランスが取れ、
「総統閣下はLFJ騒動や演奏家来日キャンセルに相当お怒りの様子です」
http://www.youtube.com/watch?v=9YJLPyC2GSM
ではないけれど、
震災以降、監督のアルミンクとギクシャクしていると巷間噂される新日が、
当てつけのようにハーディングに食らいついた。
あまりアダージェットが好きではない自分でも、魅力を再認識した。
終楽章も新日渾身の演奏だったのは間違いない。
初日ほどではなかったようだが、演奏後は満堂ブラヴォーの歓呼。

ああしかし、凄い事が舞台で起きているのに、
演奏中、演奏に没入できない自分は、
なぜか自分の汗臭いポロシャツがやたら気になって仕方なかった。
「ここ数年あまりにたくさん聞き過ぎて、不感症になったのではないか?」
とか余計なことを考えてしまい、完全に波に乗り損ねた。
引っかかった大本命馬が勝ちを逃したような感じ。
やはり初日に行っておくべきだったか。悔しい。
  1. 2011/06/23(木) 22:28:43|
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#32 「ハーディング祭」の裏で

3435_p_1.jpg 2011062021070000.jpg

「ハーディング祭」の様相を呈している音楽関係TLではあるが
自分はB定期から振り替えた都響定期で上野へ。
震災前、1月A定期以来の東京文化会館。

#32 【東京都交響楽団第719回定期演奏会Aシリーズ】
6月20日(月)19:00 東京文化会館
指揮―小泉和裕 マルクス・グローp 福井敬T 二期会合唱団
●リスト…ピアノ協奏曲第2番/ファウスト交響曲
1F19-31

リストの協奏曲は個人的にさほど興味が湧かないので、
来日を随分迷ったという長身のドイツ人ピアニスト、グローが
鮮やかに間然とする所のない演奏をしたというにとどめる。
アンコール、リストの「ヴァレンシュタットの湖畔で」が
まるでジョージ・ウィンストンのようにのびやかな叙情を湛えて聞こえたのは、
ピアノのレパートリーに関する自分のあまりの無知の故であろう。

リスト「ファウスト」交響曲は、
好きでよく家でも聞いているが実演に初めて接してみると、いやぁ長い曲だ^^;。
高関、沼尻と邦人指揮者を連続して日フィルで聞いたけれど、
小泉和裕がいつも音楽の自然な流れを作っているのに気付く。
突出したところはないけど総合的に充実した好演。
声が少し重くなってきたような気もするけれど、福井敬tは
舞台奥の雛壇からいつものように朗々と歌い上げた。
矢部vn-鈴木va-古川・田中vc-広田ob-寺本fl-久一timp
という布陣の都響は言わずもがな。
演奏中、会場も同じだし自分がこの曲を聞き覚えた
昔のサヴァリッシュ=N響の放送を何度も思い出した。
たくさん書くネタもないけど、ブラヴォー多数でいい演奏会だった。
  1. 2011/06/21(火) 21:32:00|
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#31 「ジャパニーズ」ショスタコ

二週連続のタコ10、後半戦。

#31 【日本フィルハーモニー交響楽団第631回定期演奏会】
6月17日(金)19:00 サントリーH
指揮―沼尻竜典 小川典子p
●ストラヴィンスキー…交響的幻想曲《花火》
●チャイコフスキー…ピアノと管弦楽のための幻想曲
●ショスタコーヴィチ…交響曲第10番ホ短調
1F21-17

1曲目の「花火」はあっという間に終わり、2曲目。
初めて聞いたチャイコフスキーの「幻想曲」は笑撃的(?)作品。
2楽章の作品だが、1楽章では延々ピアノ独奏がソナタ並に長いわ、
2楽章冒頭は思いっきり通俗映画音楽的ムードだわ、そこにタンバリン独奏!
黒のドレスが印象的な小川典子は、あまり美音と感じなかったけれど、
ここまで作品がはっちゃけていては(^^)。
およそ名作チャイコンの後の作品とは思えない^^;。

休憩後、タコ10。
何回も書いているが、指揮の沼尻と私は同い年。ひときわ期待し続けている。
しかし新人類世代の我々には、結局こういう
「ジャパニーズ」ショスタコしかできないのか。
悪くない演奏だが、熱さ鋭さが悲しい位に不足。
2楽章では走る指揮と菅、抑える弦という構図が見られ、
静かに始まる3楽章冒頭で音楽が一瞬白熱。でも尻すぼみ。
自分はウィスキーの味がわかる大人ではないが、
世にブレンディドスコッチもあればシングルモルトもアイリッシュもある。
かつて日本中のスナックで供されていた、水割り前提の
中級ジャパニーズウィスキーみたいな音楽でいつまで引っ張れるのか。
シベリウスの2番などでもそうだけれど、
私たち日本人特有のよく言えば木目調、抒情的な演奏を聴く機会が多い。
けれど本来、烈しい音塊のぶつかりあいの上に均整を創る音楽ではないのか。
終演後ブラヴォーなし。客層の違いはあれどこれは土曜の東響との差か。
最近日フィルは、金曜日よりも土曜日の方がいい演奏になるらしいので
今日はどうだったのだろう。

思わず新宿に移動してA店で白ワインからスコッチのソーダをあおる。
Z店→K店→Z店と移動。酔った^^; 。きっと沼尻のせいだ^^;。
  1. 2011/06/18(土) 17:01:03|
  2. 音楽
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茨城県経済への些少な貢献

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高速千円が来週で終わるということもあって日曜日、相変わらず弱い北関東へ。
本当はいわき再訪でもと思ったのだけれど、まだまだ観光どころではないようで。
結局、水戸で常磐道を下りてぶらぶら。人生初水戸。
お昼は同行者が探した「梅み月」でオーガニック?ビュフェ。
すごく混んでる割には微妙。安いから良いけど。

水戸とくれば偕楽園。兼六園は行ったことあるのであとは後楽園。
しかし偕楽園、震災の影響で半分も解放されておらず、
これじゃ三大がっかりにランクインしかねず^^;。(写真1)(常磐神社/写真2)
どちらかというと、その後歩いた千波湖の方が印象に残ったかな。
街中にこういう「市民の憩いの場」的なものがあるのはいい。(写真3)
クラシック聞きなら気になる「水戸芸術館」の前をわざわざ通過。
余震の時NHKでさんざん映されたタワー、裏から見るとしょぼかった^^;。(写真4)
京成百貨店とか、この街は台地の上に街並みがあるのに小吃驚。

クルマでぶらっと出る時はたいてい日帰り温泉を探すのだけれど、
iPhoneで常陸太田市北部の「黄門の湯」を検索、水戸から20キロ強をちんたら。
で、地方特有の日曜の国道の込み具合に辟易しつつ常陸太田を通過、
目指す「黄門の湯」に着いてみれば、人影もなく
「無 期 限 閉 鎖」
との貼り紙。がっくり。

もともとこの日、同行者がタワレコで買いたいものがあると言っていたので
ヤケクソで風呂は諦め水戸ICそばのイオンモールへ。
東京で食えるものと東京で買えるものをわざわざ水戸で買って
茨城県経済の復興に貢献してまいりました^^;。
その「東京で買えるもの」はこれ。
tbrcd-3.jpg

当時大学2年のワタシと友人Kがこの場に立ち会った都響定期ライブ。
85年6月26日文化会館でのケーゲル=都響「夜の歌」。
特に録音用のマイクが立っていた記憶はないのに予想外に音がよく驚愕。
細部の精度はともかく、思ったよりは都響健闘。
自分はこの時中間楽章で爆睡かまし、終楽章冒頭のtimpで覚醒。
終楽章終了間際、プロの定期で演奏が崩壊したのを初めて見たけれど、
演奏そのものはおもちゃ箱をひっくり返したみたいに
滅法面白くてブラヴォーをかけた。全部起きてた友人Kは怒っていたけれど。
46にもなって今頃こんなものを聞けるとは。有難い。

というわけで、最後は水戸に何の関係もない話題で終了^^;。
今度はひたちの方を目指してみます。
  1. 2011/06/13(月) 22:00:00|
  2. くらし
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#30 二週連続のタコ10-前

TSO590.jpg 2011061120100000.jpg


東響定期のある土曜の時間帯は都合で外出しにくいので
定期会員の頃からすると、東響を聞く頻度はウソみたいに減ってしまった。
自分にとってはショスタコ開眼のきっかけとなった、交響曲第10番。
これまで4回接した実演はマリンスキーを除くと全てアマか学生で、
在京オケで聴くチャンスがなかった。
しかし、翌週沼尻=日フィルのタコ10を聴いてこれを聴かないのは
どうにも画竜点睛を欠く、という思いがフツフツと。
結局二週連続のタコ10になる。

#30 【東京交響楽団第590回定期演奏会】
6月11日(土)18:00 サントリーH
指揮―クシシュトフ・ウルバンスキ 諏訪内晶子vn
●ルトスワフスキ…小組曲
●シマノフスキ…ヴァイオリン協奏曲第2番
●ショスタコーヴィチ…交響曲第10番
2FLD4-6

演奏前楽団長の挨拶があったが、某Nフィルと違ってあっさり。
改めてあの時の怒りが思い起こされる。

NDRのインテンダントが発掘したらしい若い指揮者、ウルバンスキは28歳。
インキネンや山田和樹もそうだけれど、若い指揮者が
思うところの全てをオケに叩きつけるさまを見るのは実に気持ちがいい。
シマノフスキの第2協奏曲は、予めようつべで落とし数回聞いて予習。
自分がこの曲に今後のめり込むかというと疑問だけれど
諏訪内の弾く美音と素晴らしい歌心にはブラヴォー。
実は昨夜の堀米、自分のコンディションが悪くて
さほど良く感じなかったのかと疑っていたのだけれど、
どうやらそうでもなかったらしい^^;。
ルトスワフスキは、以前放送で聞いた交響曲よりぐっと聞きやすい作品。
それにしてもこの椅子、LBブロックの壁のせいか
やたら舞台下手の音が響く。不思議な音。

で、交響曲第10番。さすが俊英と東響、流麗かつ壮麗な秀演。
第2楽章、どこまで速く演れるかコンテストみたいな楽章だけれど
全く破綻のない爽快さ。
ウルバンスキ、暗譜で通したリハーサルより、テンポが速かったらしい(^_^)v。
自分は何となく前夜の疲れが残っていて参加しなかったけれど、
満堂ブラヴォーの歓呼にも納得の夜。
  1. 2011/06/12(日) 11:00:00|
  2. 音楽
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#29 ツイートで窺える意志と現れた結果について

日フィルはTwitterをやっている関係者が多く、
舞台からは窺い知れない音楽家の日常を普段から楽しみに見ている。
腰痛のため来日中止になったラザレフの代演が高関健という事で、
本来予定に入れていなかったこの演奏会、
沼尻指揮でDS10を演る翌週定期と併せてチケット購入。
練習の様子も何となくツイートで伺え、期待しつつサントリーホールへ。

#29 【日本フィルハーモニー交響楽団第346回名曲コンサート】
6月10日(金)19:00 サントリーH
指揮―高関健 堀米ゆず子vn
●ブラームス…ヴァイオリン協奏曲
●R.シュトラウス…交響詩《ツァラトゥストラはかく語りき》 
1F21-24

「構築的な演奏になりそう」という高関のツイートとは裏腹に
弾き急ぐ堀米姐さんに必死でついていく高関坊ちゃんという風情。
というより、堀米vnが音程、歌い回しとも全体的に粗く感じる。
さほど美しくない。
伴奏部分にはなるほど叙情も構築も高関の音楽には感じられるのだけれど。
少しチグハグなブラームスだった。

カラヤンの実演にも多く接し高関自身も自信があるのだろう、
「ツァラトゥストラ」は汚い音のない、堅実な演奏だった。
作曲家の書いた楽譜に忠実に響きのバランスを整え、破綻なく音楽を作ること
それはもちろん高い能力の証しである事は間違いない。
しかしこれだけ勉強熱心で博識で誠実な彼は
遊びでもいい、そろそろひとつひとつの演奏会に
彼ならではのハッとするような刻印を示してもいい年齢ではないのか。
勿体無いことである。

終演後は同行者といつものように新宿へ。
久々に会った知人もいてとんでもない時刻に^^;。
  1. 2011/06/11(土) 10:00:00|
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#28 ピアニスティックということ

110607.jpg NEC_0068.jpg

何となく飲む機会が多くて二週間の間が空いてしまったけれど
6月の演奏会通いは、寺田悦子&渡邉規久雄デュオ《春の祭典》で始動。
滅多に行かない紀尾井ホールは何と6年ぶり。
自分は子供の頃ピアノを習わせてもらえなかったし、
協奏曲は好きでもピアノリサイタルには滅多に食指が動かないので、
紀尾井ホール他の室内楽ホールにも縁遠いのだ。

#28 【寺田悦子&渡邉規久雄デュオ・ピアノ・リサイタル~2台ピアノで聴く《春の祭典》】
6月7日(火)19:00 紀尾井H
寺田悦子p 渡邉規久雄p
●ラヴェル…序奏とアレグロ
●リスト…悲愴協奏曲
●ストラヴィンスキー…バレエ音楽《春の祭典》
2FBR2-6

座ると、上手の舞台横上方。上手のピアノは手元が全く見えない。
隣席の若い女性、連れの親ほどの壮年男性にどういう話の流れか、
「私はお友達と違って、最高のものと最低のものの両方経験したのが
 人間の幅になったと思うわ」とのたまう。
こういう突っ込みどころ満載の会話は、演奏会前にはちょっと^^;。

寺田悦子はエメラルドブルーのドレスで登場。
まず被災者への黙祷に代えて「主よ人の望みよ喜びよ」。
ラヴェルもリストも全くの初聴。
しかしどちらの作曲家にも自分が偏愛する曲があり、
語り口には慣れているので全く退屈はしない。

休憩後、寺田がタキシード風衣装に着替えて《春の祭典》。
予想通り元曲のダイナミズムがピアノデュオでは表現しきれないし、
ピアノ曲としてはやたらうるさい。
オケでは絶対に取れないテンポも頻出するのは面白いけれど、
打楽器のパートなどはかなり音楽が混濁してしまう。
前半のラヴェルとリストのように元々ピアニスティックな作曲家だと
ピシッと決まるのが、やはり作風というものなのだろう。
ま、ロクにピアノも習ったことのないヤツに
何がピアニスティックなのか?と聞かれると困るけれど。
アンコールで弾かれたドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」、
ハープで弾かれるグリッサンドやたゆたう曲想の中にある芯が
ベテラン2人によって見事に表現されて、うっとりした。

時折舟をこいでいた隣席の女性に当夜の感想を聞いたりするような
野暮なことはせず、終演後新宿で2軒。
次の演奏会は、高関健に指揮者変更になった日フィル定期。
  1. 2011/06/09(木) 19:38:33|
  2. 音楽
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