YosibeiのB席

世の中には著名団体の来日公演でS席しか行かない、という方もいるでしょう。でもワタシは、今日も当たりを求めてごく普通の定期に向かいます。なお、コメント/トラックバックを可能にしました。

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#37-38 航空性中耳炎をひきずりつつ

img041.jpg nerikyo.jpg 2011072413320000.jpg

お誘いがあるだけ誠に有り難いのだが、台北から帰国後も
何だかんだで毎日飲むことになり、帰省前からの軽い風邪を引きずった。
おまけに、かねてより不調のAVレシーバーの電源がついに逝き、
春から検討を重ねてきたDENONのネットワークレシーバーを購入。
一週間の休肝を決め、先日のhtc端末と併せ設定他ですっかり引きこもり中。
それにしても先週、ほとんど15年ぶりに近い中学の同級生との再会は
彼がいい歳の取り方をしているのを見て、ホントに嬉しかった。

旧聞に属する2つの演奏会についても書き残しておかねば。

#37 【読売日本交響楽団第506回定期演奏会《下野プロデュース・ヒンデミット・プログラムⅥ》】
7月19日(火)19:00 サントリーH
指揮―下野竜也
●ヒンデミット…《さまよえるオランダ人》への序曲~下手くそな宮廷楽団が朝7時に湯治場で初見をした~(下野竜也編・弦楽合奏版、世界初演)
●ヒンデミット…管弦楽のための協奏曲(日本初演)
●ブルックナー…交響曲第4番《ロマンティック》(ハース版)
2FLD2-9

航空性中耳炎が治りきらないまま、サントリーホールへ。
湯治場の雰囲気を出すため指揮者の後方にはケロリンの風呂桶、
楽員の一部と下野が法被を着たり「読響温泉」の看板がオルガン横に。
曲の途中「やってらんねぇべ」とのたまうVc奏者もいたりして。
ま、悪くはない演出だが、演奏は至極真面目。
日本らしい湯治場ではあるけれど、これでは「宮廷楽団」の雰囲気が出ない。
ヒンデミット《協奏曲》はCDで聞いているはずだけど、今一つ印象に残らず。

で、「ロマンティック」。
下野竜也を今更朝比奈=大フィルとの絡みで語るのは彼に失礼だし
好きでもないけれど、朝比奈以降ヤパーニッシェブルックナーの系譜が
やっと継承された現場に立ち会った気がする。
自然な呼吸、いじくりすぎないアーティキュレーション。
どれも些か本場独墺とは違いアルプスよりも
霧島連峰を感じさせる(笑)ものだが、まさしく芸を感じた。
意外なほど管のハーモニーがきりりと美しい箇所もあって、
読響管楽器陣の能力の高さも感じられた。ブラヴォー。
コンサート後は新宿で一献。終電一本前。
いずれテレビ放送されるようなので、それも楽しみ。

#38【練馬交響楽団第53回定期演奏会~練響&松尾葉子(指揮)のマーラー】
7月24日(日)14:00 練馬文化センター
松尾葉子(指揮)
●ブラームス…大学祝典序曲
●マーラー…交響曲第6番《悲劇的》
1F-P12

縁あって練馬交響楽団のチケットをいただく。
前回このホールで合唱を聞いた時は全く感じなかったのだが、
びっくりするほど鳴らないホールに感じた。
大学祝典では、曲の終わりのシンバルが全く鳴り響かない不思議な音響。
直接音が客席に来ずに、1F上方に抜けていくような感じ。
やはり航空性中耳炎のせいかしらん。
「悲劇的」は松尾葉子らしく速めのテンポ、いじくり回さず駆け抜けたマーラー。
アンダンテ~スケルツォでハンマーは2度、という校訂版。
演奏の善し悪しの前に、響かないホールと節電仕様で蒸し暑い客席に
すっかり参ってしまった(^^;。
客席は年齢層が高く、老婦人が演奏中隣席に座ってきたのにはびっくり。
おまけに本当に暑くて、自分は演奏中後頭部の汗をぬぐう始末。
練馬文化センターで大規模管弦楽曲は、今後敬遠することにする。
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  1. 2011/07/28(木) 22:53:00|
  2. 音楽
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台北から、暑くて暗い成田へ。

皇池 htc.jpg 龍山寺

3泊4日の帰省からJALのB6で戻った翌日、
今度は成田からキャセイのA330で台北に出かけた。
台北は09年6月に続き2回目。同行者は人生初の海外旅行。
大学卒業時の自分の初海外ヨーロッパ3週間の時も
「つきごこち さわやか」なキャセイに乗ったので、何となく因縁を感じる。
あの時、南回りの復路でトランジットしたバーレーンをはじめ
あまりさわやかな空の旅じゃなかったけどね^^;。

【第1日-16日】
出発前、同行者のキャッシュカードがない!と大騒ぎになったり
自分も獣医さんにお犬を預けた代金を払ってて現金が全くない!とか
普段なら決してやらないドジに航空性中耳炎は治らないままと
前途多難を感じつつも、日暮里でスカイライナーに乗ってからは順調。
上空4万ftでは与圧で中耳炎も全く問題なし。降下開始以降は悲惨だったけど。

前回の新仕界大飯店に続き、今回もホテルは西門の伊楽園大飯店。
台北での拠点はどうしても紅楼になってしまうので、近い所をと。
自分は前回、ひとあたりの観光コースは周ってしまったので、
丸2日本当にお世話になった現地のマイミクさんと相談して、
台北の普通の人が行く場所を中心に引っ張りまわしてもらった。
西門をぶらついてから寧夏路夜市。鶏飯をいただいてマンゴーミルク。
臭豆腐と八角の匂いは、これがまさに台北。
紅楼でビール1杯飲んでからMRTで石牌駅、タクシーでかなりな坂道を上がり
大同區の皇池温泉へ(写真1)。
山あいの大温泉地に着いた途端ひんやりとして気持ちよく、
24時間営業の硫黄系温泉に約1,000円で。のんびり。
紅楼で軽く飲んでホテル帰着。
ちなみに部屋は節電でクソ暑い日本とは大違い。クーラーがんがんで極寒。

【第2日-17日】
最近加齢のせいか量を食べられなくなっているけれど、
こんな食えない朝も珍しかったかも。
ホテルの地下でごく簡単にトーストとコーヒーだけ。
マイミクさんに来ていただきタクシーで101~鼎泰豐と周って、
台北駅そばの電気店でスマホ購入。
鼎泰豐はいつも通りごった返していたけれど、前回パックツアーの時と違い
次から次に配膳されて急かされるわけでもなく、割とゆっくりと食事できた。
スマホはhtc disireを。(写真2)
日本で完全に使えるかどうか確認していないけれど、きっと活用できるでしょう。
夕方の龍山寺と華西街夜市を周ったけれど、自分も初めての龍山寺は
いわばお寺の本堂の中にイルミネーションがきらきら、という塩梅で興味深し(写真3)。
夜は西門で軽く夕食後、紅楼で軽くビールとウィスキーソーダ。
小腹が空いて、結局モスでハンバーガーを持ち帰り。
バンズとトマトが日本より固いので、これはこれで勉強になりました。

【最終日-18日】
朝8時35分のピックアップにバタバタと間に合ってバス乗車。
免税品店で35分ではまともに買う余裕がないのは重々承知。
お菓子など数点でおしまい。到着時の28,000円は使い切りました。

あちこち工事中で佇まいは前回と全く違うものの
クーラーが利いて快適な桃園空港から帰ってくると、
原発事故による非常時の節電目的とはいえ暑くて暗い成田は
戦後繁栄を謳歌してきた我が国の衰退の象徴のように見え、実に心苦しい限り。
日本しか知らなかった同行者が、アジアの活気と熱気の一端に触れて
何かを得た旅行になった、と思いたいのだが。果たして。
  1. 2011/07/18(月) 23:26:00|
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帰省はまもなく終了

12日からお盆で帰省しています。

加齢のせいでボケてきたのか、飛行機の時間を勘違いし
往路は羽田までタクシーを使ってやっこらさ間に合いました。
今回の飛行機はマイル使用なので、遅れるとおじゃんなのです。
熊本に着いたB6は雷雨のため誘導路上で10分弱待機してからスポットに。

いったん帰宅してから床屋さんで散髪。
こちらに住んでいたころは何も思わなかったのですが、
大した距離でもないのに渋滞で1時間近くかかってしまいます。
夜は諸事情で疎遠になっていた友人と七城の温泉に。

一夜明け、墓掃除や亡母の実家、叔母の病院など巡るいつものコース。
夜は元上司Kさんと一献の約束。
Kさんも定年まで半年ちょっと。
お話を伺いながら、まだ会社にいたらどうなっていたのかなと黙考。
お別れしてG店→P店→B店と周ると、B店では元同僚H氏とばったり。
いやぁ、狭い街です。

外泊させていた叔母を病院に戻し、夜は定例で熊本滞在中の外国人の友人
B氏と食事→風呂。
熊本ではクーラーの風で体調を崩し気味なので、早めに失礼しまして
今朝に至るわけです。
夕方の便で帰京したら、明日は成田から台北に飛びます。
帰国後は火曜日の読響定期。
  1. 2011/07/15(金) 10:27:37|
  2. くらし
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#36 「うつけ者」

JPO632.jpg

金~土と続く日フィルの演奏会は、都合上いつも金曜日に行く。
ラザレフ着任以来復調した日フィルだけれど
最近どこか音楽にこなれないものを感じることが多く、
なのに土曜日の評を見るとそのような問題はないかのようで
鼻白む思いをすることが多い。
この演奏会、大好きな「画家マティス」と「ばらの騎士」というプログラム。

#36 【日本フィルハーモニー交響楽団第632回定期演奏会】
7月8日(金)19:00 サントリーH
指揮―広上淳一
●ハイドン…交響曲第60番《うつけ者》
●ヒンデミット…交響曲《画家マティス》
●R.シュトラウス…楽劇《ばらの騎士》組曲
1F17-18

南新宿で野暮用をこなしてから丸ノ内線に向かうと、
普段と逆方向で思いっきり接続が悪く最後は走る羽目に。
大汗かいて演奏開始ギリギリの着席^^;。
正直、ハイドンは全くの初聴で予習もなし。
ハイドン「うつけ者」は2楽章でやたら面白い音型があったり
6楽章の曲なのに4楽章が終わって出た拍手に釣られたり。
全くこちらがうつけ者である。しかし、終楽章の小芝居は実に面白かった。

「画家マティス」は流れのいい音楽で好きだったけれど、
いくつかオケのアッと思うミスで減点。あれがなければブラヴォー。
広上というひと、実に奇想天外なリハーサルで楽員諸氏を飽きさせないらしい。
「薔薇の騎士」組曲も、あげつらえばいくつかあるけれど実に面白かった。
音楽を可視化するかの如き指揮台上の踊り(笑)を見ていると
拍をきちんと叩くとかいうことが、いかにどうでもよいのか(全てではない)
良くわかる。久々聴く広上の音楽、滅法楽しかった。

しかし2日目はどうなったのだろう。やっぱり土曜の方がこなれたのかな。
だとするともう、しばらく金曜の日フィルはやめよう。
  1. 2011/07/09(土) 16:00:00|
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#35 鈴木雅明、マーラー 再び!

s0701.jpg

人それぞれ、隠しがたい嗜好というものがあるのであって
それは世評や常識から外れたものであったりすることも仕方ない。
とはいえ、それを最初認めるのは勇気が要ることではある。
たとえば世評はどうか知らないが、自分はすみだの乾いた音をどうにも好きになれない。
しかし気が付けば、昨年末以来のオペラシティ・コンサートホール。

#35 【東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団第250回定期演奏会 鈴木雅明のマーラー 再び!】
7月1日(金)19:00 東京オペラシティ・コンサートH
指揮-鈴木雅明
●マーラー…交響曲第5番
1F22-10

昨年7月「巨人」でどこか懐かしい自然なマーラーを演ってくれた鈴木雅明が
今年も5番を取り上げると知ったとき、自分は何があっても聴きに行くと決めていた。
あまりに演奏され過ぎている5番は、テンポや歌い回し、バランスなど
往々にして指揮者がこねくり回した演奏に接することも多い。
以前聴いた大植=大フィルで異様な遅さに辟易し、以後ワタシはこの人の演奏会には行かない。

最初のtpソロからアヒャと思ったり途中から細かい管のミスやアンサンブルの乱れもあって
合奏精度は先週のハーディング=新日が勝る。
けれど、バッハのカンタータのスペシャリスト鈴木雅明が対向配置のシティから紡ぎ出す音楽は
1楽章冒頭からずっしりと重心の低い音楽で、2楽章も単に機械的でない躍動がある。
全体にやや早めのテンポながら、過剰過ぎない歌心に溢れ
自然な呼吸ができるテンポ感や音楽の造り。自分はこちらの方が好きだ。
アダージェットだけは、各声部の旋律線を強調する余り割と流れがぶつ切りになって
さっぱり耽美的でない演奏ゆえ、好き嫌いが分かれるかもしれない。
終楽章ではつい走りたくなるのを必死で思いとどまるがごとき葛藤が楽しかった♪
これを思いっきり走ってしまったのがヘルマン・シェルヘンのライブ盤で聞ける演奏だし
きちんと完全に統制を取りつつ演ってしまったのがラトルとベルリン・フィルだろう。
でも、これはCDだけで音楽を聴いていたら味わえない楽しみと思う。
ブラヴォー。

マイクが立っていたので終演後事務局の方に聞いたら、
この演奏、録音はしていたがリリースになるかどうかはわからないそうだ。
昨年の「巨人」も記録はあるそうで、そっちはぜひもう一度聞きたい。
ちなみにオケ入場前、鈴木雅明orgは震災犠牲者のためにバッハを弾いた。
これはこの人にしかできないことである。
  1. 2011/07/02(土) 19:00:00|
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