YosibeiのB席

世の中には著名団体の来日公演でS席しか行かない、という方もいるでしょう。でもワタシは、今日も当たりを求めてごく普通の定期に向かいます。なお、コメント/トラックバックを可能にしました。

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#58-59 場の違いと空調と

img063.jpg

東京芸術劇場改装中でオペラシティでシリーズを持っている読響。
スクロヴァのABr8はここで聴いたけれど、
カンブルランはここでどんな音を出すのか、楽しみにしていた。
海繋がりプログラム。

#58 【読売日本交響楽団第7回オペラシティ名曲シリーズ】
11月24日(木)19:00 東京オペラシティ・コンサートH  
指揮―シルヴァン・カンブルラン 林美智子Ms
●メンデルスゾーン…序曲《フィンガルの洞窟》
●ショーソン…愛と海の詩
●ワーグナー…歌劇《さまよえるオランダ人》序曲
●ドビュッシー…交響詩《海》
1F29-23

カンブルラン操る読響は、ふわりとした軽さも出すという印象だったけれど
「フィンガル」も「オランダ人」も昔の読響のようにやや鈍重に感じた。
ショーソンは初めて聴いたけれど、林美智子Msは軽やかさも華やかさも十分。
もう少し言葉が立った方が自分は好きだけれど、
専門家はきっとあれが正しいというのかなぁ。
「海」はもちろん悪くないと思うけれど、
自分が予想したよりはやや北海に近い海のような気がした。
もちろんドーヴァーも北海も行ったコトはないので、あくまで印象^^;。
終演後は新宿で同行した友人Fと一献。かなり遅くまで痛飲。

img064.jpg

#59 【練馬交響楽団第54回定期演奏会】
11月27日(日)14:00 練馬文化センター
指揮―井正浩
●シベリウス…交響詩《フィンランディア》
●エルガー…《エニグマ》変奏曲
●シベリウス…交響曲第2番
2F-H7

知人が出演しているということで、日曜日は練馬へ。
このホール3回目で気づいたが、響かないのはともかく空調が酷い。
前回「悲劇的」で風邪気味だから気持ち悪くなったと思っていたけれど
演奏会が進むに連れやたら熱いし、直接肌に感じるほど風量が強い。
おまけに大太鼓かシンバルのppかと思うほどの(空調としては)轟音。
正直演奏に集中できない。

井の指揮そのものは09年8月にフライハイトとのABr7、
その後11月に手兵ソルノク市響でハンガリーものを聴いている。
JSib2の2楽章ではかなり長くパウゼをとって、これはちと違和感があったけれど
誠実な音楽だし、後ろから見ているとデュトワに似ている棒さばき。
アンコールは「カレリア」から行進曲。何かホッとして終演。
ちなみにこの演奏会後、またiPhoneでは「エニグマ」ヘビロテ中。
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  1. 2011/11/30(水) 15:02:00|
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#57 晩秋「ミサ・ソレムニス」

img062.jpg

秋も深まり12月になると「第九」の季節がやってくる。
しかし、もはや「第九」は年に一度聞けばお腹いっぱいだし
普段コンサートに来ない客層も多くいい環境で聞くことができず、
面白くない思いをすることも多い。
ベートーヴェン晩年の傑作なら「ミサ・ソレムニス」の方がよほど聞きたい。
先日の都響定期で「ドイツ・レクイエム」を聞いて以来、
この演奏会に行くことを決め、楽しみにしていた。

#57 【藝大フィルハーモニア・合唱定期演奏会】
11月18日(金)19:00 東京藝術大学・奏楽堂
指揮―高関健 藝大フィルハーモニア
中江早希S 谷地畝晶子A 田口昌範T 氷見健一郎Bs
同大学音楽学部声楽科学生(合唱)
●ベートーヴェン…ミサ・ソレムニス
25-23

Kyrieから強烈な合唱の力に圧倒された。
舞台の半分近くがソプラノで、ホールのキャパからすると
ややうるさい感もあったが。
演奏会の性格上致し方ない所はあるけれど、
あれほど声量なら半分の人数で透明感のある合唱を聞いてみたい気もする。
12型対向配置の藝大フィルハーモニアを率いる高関は
自分の予想より快速テンポで押しきったが、
この演奏会に関しては、いつも誠実に譜面に向き合う彼の美点が
最大限に発揮され迷いのない音楽。
余計なヴィブラートの少ない独唱陣は好ましかったし、
Dona nobis pacemでは心透き通るいい演奏だった。
いつか巨匠と呼ばれるであろう高関を聞き続ける決意を新たにした。

気分よく奏楽堂を後にしたのはいいが、浅草で知人と初神谷バー。
そこでの電気ブランがかなり効いたらしく、新宿で街路樹に水やり^^;。
情けない。
  1. 2011/11/19(土) 12:43:00|
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#56 毒はないけど高関健を想う。

img060.jpg 2011111421280000.jpg

デイヴィッド・ジンマン。
昔から名前は知っていた指揮者だし、トーンハレとの
R.シュトラウスやピリオドアプローチのベートーヴェンはかなりいいと思う。
普段コンサートに8千円以上出さないことにしているものの(そうしないと続かない)
未だ実演を聴いたことのないヨーヨー・マのショスタコと
マーラー5番ならと2万2千円奮発してみた。

#56 《デイヴィッド・ジンマン(指揮) ヨーヨー・マvc チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団》
11月14日(月)19:00 サントリーH
デイヴィッド・ジンマン(指揮) ヨーヨー・マvc
●ショスタコーヴィチ…チェロ協奏曲第1番
●マーラー…交響曲第5番 
1F21-10

ヨーヨーはなるほど超一流チェリストだ。
ディスクで聞く彼独特の高音の響きは実演でもそのまま。
音にキャラクターがある演奏家は、やはり実演でもそうなのだ、と再認識。

マーラー5番。
このコンビ「らしい毒がない」という評もよくわかる。
第一、開始楽章ですぐ「きっとこれ、終楽章はいいぞ」と思う演奏って(^^)v。
伝統ある中欧のオケというのはこういうものだ、と再認識。
背の高い若いコンマス以下、伝統あるオケにもかかわらず
結構若い全員全くしゃかりきになることなく、余裕しゃくしゃく5番を奏でる。
ジンマンはことさら何か特別なことをするでなく、ニュートラルな解釈。
けれど、つまらないとは思わなかった。悪くない。
こういう演奏を聞くと、日本のオケはマーラーを演るのに
まだまだ気合いが必要なのだと思うし、聞きながらふと、
高関健が目指す一つの到達点はこういうものかもしれないと思った。

週末の知人の訃報でいまひとつ音楽に集中できなかったけれど、
悪くない演奏会だった。
これを日常的に聞けるチューリヒの聴衆は、やはり羨ましい。
  1. 2011/11/15(火) 16:43:00|
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あのひとの訃報

ぼくはあのひととものすごく親しかったというわけではない。

メアドも電話番号も知らない。
けれど、昨日の朝、あのひとの訃報を聞いてから
何をしていても心のざわめきが止まらない。

基本的にはカウンターの中と外の繋がりだった。
けれど、一つ年上の知人として、
外でばったり会えば、必ずニッコリ言葉は交わしたし
あの店つながりの楽しい時間をたくさん過ごした。

わずか一つ違いのあのひとの訃報を聞いて
自分に置き換える気持ちを抑えきれない。

それほどには親しくなかった自分が行くのも迷惑かとは思うが
いつかお花を手向けに行きたい。
まだ信じられない。信じたくない。
決まり文句の弔意などまだ示したくない。

今晩もコンサート後、たぶん飲みに行く。
でも、たぶんまともにクチがきけない。周りの人、ごめんなさい。
  1. 2011/11/14(月) 15:49:00|
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#55 彩と翳の終わり

s1111.jpg IMAG0071.jpg

前日の都響定期の余韻はそれとして、
来季大幅にラインナップを変えてきたシティ。
このシリーズも18回でひとまず区切りか。

#55【東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団第253回定期演奏会《フランス音楽の彩と翳Vol.18「失われた音を求めて~プルースト生誕140年」》】
11月11日(金)19:00 東京オペラシティ・コンサートH
指揮―矢崎彦太郎 菅野潤p
●アーン…ベアトリス・デストゥの舞踏会
●ドビュッシー…ピアノと管弦楽のための幻想曲
●フランク…交響曲 
1F22-10

歌曲で有名なアーンは、面白い編成の佳曲。
ドビュッシー「ピアノと管絃楽のための幻想曲」は
菅野pの過不足ない好演も相まって実に魅力的に響いた。
このシリーズで知った佳曲は多いが、ディスクを捜そう。
アンコールの「月の光」が雨の東京に染みわたる。

フランクの交響曲。
1楽章終盤の苛烈な追い込み、2楽章のメロウな音色とうた
終楽章の華麗な音楽の運びと、
基本的に均整重視の矢崎彦太郎が
やりたい音楽をこれほど直載に顕した演奏会は稀有だろう。
シティもいつになく疵のない豊饒な音。ブラヴォー。

終演後、矢崎の著書サイン会。
もうちょっと人がいてもいいと思ったけれど(^-^;。
「やりたい音楽がハッキリしてましたね」と声をかけたら
「もう35年もやってますから(笑)」と言われた。
  1. 2011/11/12(土) 16:25:00|
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#54 音の彼方にうた

3441_p.jpg 2011111020520000.jpg

昨年だったか、シュトラウス「家庭交響曲」がやたら続くことがあったけれど
さほど好きな作品でもないので、特に予断なく出かけた。

#54【東京都交響楽団第724回定期演奏会Bシリーズ】
11月10日(木)19:00 サントリーH
指揮―ヴォルフガング・ボージチ フレディ・ケンプp
●モーツァルト…ピアノ協奏曲第23番
●R.シュトラウス…家庭交響曲 
1F18-28

まずはフレディ・ケンプの弾くK.488。
前のめり気味のテンポ感とプリペアードみたいに響く幾つかの音、
自由に作られたパッセージと、何かしなくてはという演奏者の空回りが
やっと終楽章でややかみ合ったか。
何か落ち着かない演奏だった。
伝統的にロマンティックな演り方も、ピリオドチックに直裁な演り方もあるけれど
モーツァルトに自ずから溢れる美しさをわざわざ何かに塗り込める必要はない。
自分の好みとは合わない。

「家庭交響曲」は普段聞いて無駄に長い曲という印象のものを、
中の人のツイートにあったように、豊潤な歌を扱うように飽きさせない。
「ばらの騎士」組曲を拡大したかのように、鳴る音の彼方にうたが聞こえた。
ブラヴォー。
四方-又紙-店村-古川という弦首席陣の都響も実にすばらしい。
ただこの響きは翌日の文化会館の方が、より明確になるはず。
でも自分は、オペラシティでシティ定期。
  1. 2011/11/10(木) 23:34:00|
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いわき再訪

IMG_0832s.jpg 2011110409310000.jpg IMAG0135s.jpg

九州人の自分にはなかなか縁遠い地、東北。

常磐道で3時間も走れば着く福島県いわき市。
以前一度訪ねて、湯元の温泉は大いに気に入った。
小名浜漁港が大震災の当日、酷い状態になっていく空撮を見てから、
落ち着いたら必ず再訪したいと思い続けてきた。
ゴールデンウイークに遠出を検討した時もいわきを考慮に入れたのだけれど、
復興関係者しか宿がない状態で
およそ物見遊山で行く状態ではなく断念した経緯がある。
同行者が急に4日(金)も休みにして4連休、あちこち宿を検索すると
いわきのゴルフ場隣接のホテルが格安で見つかった。

3日午後出発、常磐道を北へ。
震災から8か月たった小名浜漁港は表面上、かつて見た姿とさほど変わらない。
けれど、アクアマリンふくしまの分厚い水槽とがれきを見ると、言葉もない(写真1)。
お犬を市内のペットホテルに預け、ホテルに入る。
「広い部屋に替えませんか」と言われたが、どうしてどうして。広い!
翌朝の朝食も含め、ここ最近泊まったホテルでは一番の当たり(^_^)v。
ホテル内の大浴場、露天風呂の眼下激しく波の音が聞こえる。
3月11日午後、ここがどんな有り様であったか訊ねる気にもなれない。
東京ならお値段倍はしそうな焼肉とやたら美味い白飯を街中で食べ、
宿に帰って再度大浴場。就寝。

翌朝は見事な眺めの食堂でアメリカン・ブレックファストからスタート(写真2)。
ゴルフをやらなくなって久しいけれど、たまにはやりたくなった。
お昼近く、前回はとんでもない満車で諦めたスパリゾートハワイアンズ。
http://202.86.58.48/zakspa/news/20110330/zsp1103301223001-n1.htm
まだ全面再開ではなく、半分ほどの施設で仮オープンだそう。
いわき復興の象徴、まずはめでたい(^^)。
最初入った大浴場だけなら1,500円ってボッタクリ?と思ったけれど、
もう一つ入れる大露天も併せれば、まぁ妥当かな。
13:30からのフラショーをちらっと見て(写真3)辞去、湯元に行き
これも前回大渋滞で諦めた「さはこの湯」へ(写真4)。
いやぁ、やはり素晴らしいお湯だ。

IMAG0139s.jpg IMAG0144s.jpg IMAG0147s.jpg


ここで既に午後3時過ぎ。お犬を拾っていわきマリンタワーへ(写真5-6)。
小名浜港を一望、素晴らしい景色。心より震災からの復興を祈る。
いわきコミュニティFMを聞きながらいわき勿来ICより常磐道。帰京。
今度はもう少しいわきのことを調べてから、再訪したいと思う。
  1. 2011/11/05(土) 12:00:00|
  2. くらし
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#53 音楽のじかん

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普段クラシック以外のパフォーマンスには全く行かないのだけれど、
縁あってマイミクさんからご招待をいただき、赤坂BLITZへ。
昔からの歌手ならいざ知らず、普段JWAVEで聞いているJPOPアーティストは、
ライブ音源を聞くとかなりひどい歌を歌うという偏見を持っているので、
まず行こうという気にならないのだ。

#53 【音楽のじかん】
11月2日(水)15:00 赤坂BLITZ
スキマスイッチ・中村中
「音楽のじかん」は アーティストが音楽をテーマにおくる
ワークショップ的なイベントです。もちろん 歌もたっぷり楽しめます。
1FQ5

実際はTBS番組の公開収録でもあったようで、
音楽の先生に扮したアーティストが授業を行うというフォーマット。
中村中が前半、後半はスキマスイッチ。
スキマスイッチはともかく、中村中は一切予備知識なしで聞いたので
その後人に聞くまで、性同一性障害云々のことは全く知らなかった。
「この女のひと、歌うまいなぁ」とは思ったし、スキマもさすがに
つかみも上手けりゃお歌もそれなりにお上手でありました。
楽しかった。ちょっと認識を新たにした。
ありがとうございましたm(__)m。
  1. 2011/11/02(水) 23:30:00|
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#52 ほっこり 《春の祭典》

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コンサートゴアにもいろいろな人がいる。
この時期来日ラッシュの外来有名楽団を追っかける人もいるが、
自分はベルリン・フィルハーモニーのS席で
GM9に4万円かけるよりも7回演奏会を聞く流儀だ。
とはいえ、これは!と思う演奏会があれば
1万5千円までは奮発しようという気はあるのだ。
もともとテミルカノフにさほどの興味はなかったけれど、
読響客演の評判やヴェルビエでのDS10のYouTubeを見て、
他日公演のチャイコも相当に魅力的だったけれどちょっと奮発してみた。

#52 【サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団】 
11月1日(火)19:00 サントリーH
指揮―ユーリ・テミルカーノフ 庄司紗矢香vn
●ロッシーニ…歌劇《セビリャの理髪師》序曲
●メンデルスゾーン…ヴァイオリン協奏曲ホ短調
●ストラヴィンスキー…バレエ音楽《春の祭典》
A\13,000 2FC11-31

ガキの頃はレコードでさんざん聞いた《セビリャの理髪師》序曲も、
最初の音が鳴って「あれ、こんな曲だったっけ?」とか思う始末。
メンコンは小綺麗ではあるけれど、
庄司紗矢香vnがこの曲を弾く意味がまるで感じ取れなかった。
疑念は、およそ様式感の感じ取れないアンコールのサラバンドで決定的に。
会場は沸いたけれど、上手く弾ける日本人の美人は、たくさん居る。

気を取り直して《春の祭典》。
この、世界中のオケの機能コンテスト課題曲みたいな曲が、
まるでヤナーチェクのように響き滋味あふれる。急がない。
テミルカノフはやたら細かく振り分けて、踊ったりは一切しない。
アルト・フルートも実に雄弁だ。
そしてこの曲が、踊るための曲であることも思い出させてくれる。
ブラヴォーなんか叫ぶのが野暮。ほっこり。
というか、 《春の祭典》はほっこりする曲かどうか(^^)。

そしてアンコールにニムロッド!
思いもしない選曲だけに、彼らなりの311への鎮魂さえ感じる。
あえかにvnが弾き出したとき、
演奏会では滅多にやらないことに涙ぐんでしまった。
まさに後半、芸を堪能した一夜。
終演後は飲み友達Kと新宿で待ち合わせ。気持ちよく痛飲(^^)。
  1. 2011/11/02(水) 12:00:00|
  2. 音楽
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