YosibeiのB席

世の中には著名団体の来日公演でS席しか行かない、という方もいるでしょう。でもワタシは、今日も当たりを求めてごく普通の定期に向かいます。なお、コメント/トラックバックを可能にしました。

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2012年を振り返る

4回目の年男となった2012年。
アイアンシェフを見ながら、実家の台所で日記を書く大晦日。
かなり痩せてあちこちで心配されるけれど別に何があったわけでもなく
本人的には昔の服も入るし特に問題ないです^_^。
ただ老眼が始まったもので、ついに遠近両用を使う羽目に。
本人にその意識がなくても、やはり老境は迫ってきているわけで。

諸事情で今年は7回も帰省しうちクルマ2回、
ソウルに沖縄本島、台北を再訪しコンサートも60公演。
他に名古屋と郡山、いろんな方と出会って呑み、
これで何を文句いうかという感じではありますな。感謝。

心に残った演奏会を以下時系列順に。
・2月6日 沼尻=読響 ストラヴィンスキー…3大バレエ
素晴らしいバランスと力感。沼尻再評価。
・3月9日 飯守=シティ ラヴェル…「スペイン時間」
聞いてて楽しい未知の作品との出会いに感謝。
5月10日 小泉=都響 ラヴェル…「ダブニスとクロエ」第2組曲
小泉の息もつかせぬ設計と都響各首席の妙技に感心。
6月8日 パーヴォ・ヤルヴィ=hr響 シベリウス…悲しきワルツ
日本のオケには出せない弦の艶やかな響きに溜息。
6月18日 大野和士=都響 バルトーク…管弦楽のための協奏曲
これも大野の設計と都響各首席の妙技に感心。
8月26日 服部容子p&冨平恭平 ストラヴィンスキー…《春の祭典》
ピアノでここまでできる!ということがわかった演奏。
10月12日 早島万紀子org フランク…交響的大曲/コラール第1番
日本のホールオルガンで聞くレファレンスと言うべき心温まる演奏。
10月18日 カンブルラン=読響 ラヴェル…「ダフニスとクロエ」全曲
カンブルランと読響の佳きマリアージュ。
10月28日 尾高=東響 ウォルトン…「ベルシャザールの饗宴」
完璧。何も言う事はない演奏。
11月25日 増井信貴=首都大菅 チャイコフスキー…交響曲第5番
大学生たちの熱いチャイ5に感涙。
12月7日 ハーディング=新日 ショスタコーヴィチ…交響曲第10番
ハーディングの才能を確認。
12月15日 フルシャ=都響 バルトーク…中国の不思議な役人
知らない曲ながら凄いものに立ち会ったことはわかった。

こう見ていくと10月は大豊作だったし、
ここにあげていないけれど「巨人」も5回も聞き、どのダフクロも好演だったと思う。
以前から思っていたことだけれど、
人は完璧な演奏を目前にするとただ呆然と席に座っているしかないものだ。
尾高のベルシャザールとフルシャのハンガリープログラムは
まさにそういう夜だった。

来たる年も、素晴らしい人にも土地にも音楽にも出会えるといいな。
今年もおつきあいありがとうございました。
皆様、良いお年をお迎えください。
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  1. 2012/12/31(月) 22:54:00|
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#59-60 今年の納めは山田和樹で。

ここ数年60公演を超す演奏会通いを続けてきて、今年どうするかずっと考えていた。
歳を取るに従い素直に感動することがますます難しくなっているし
震災でミューザが工事していて、どうしても行きたい公演は減る。
しかし11月に公演数を数えてみると、やはり60という数字を意識し
そこから集中的に聞きに行くことになった。
もちろん、食指をそそる演奏会がそこそこあったから、というのが一番だけれど。

#59 【ルスコアール管弦楽団第33回演奏会】
12月24日(日)14:00 杉並公会堂
指揮-大井剛史 池田香織Ms 経種廉彦T
●ドビュッシー…交響詩「海」
●マーラー…交響曲「大地の歌」
1F16-27

この楽団も招待メールをいただいて、コンスタントに聴いている。
本来すみだで演奏会をやっているルスコが
キャパの小さい杉並で演奏会をやれば当然大混雑。
相当前に会場に到着したもの長蛇の列。何とか1階上手の席を確保。

「海」はこれまで聞いたこの楽団でも出色の好演。
バランス・音色とも、音楽をよく知っているアマチュアの良さがよく顕れていた。
「大地」はいつものように声とオケのバランスは問題になるものの
会場も小さいのであまりバカ声を出さなくてもテキストが聞き取れる。
終楽章obソロなども息切れすることなく、ルスコ大健闘だった。

#60 【横浜市立大学管弦楽団 第43回定期演奏会】
12月26日(水) 大田区民ホールアプリコ
指揮ー山田和樹 寺本沙綾香p
●ワーグナー…ニュルンベルクのマイスタージンガー前奏曲
●ショパン…ピアノ協奏曲第1番
●ショスタコーヴィチ…交響曲第12番
1F23-9 2FR10-4

で、今年最後の演奏会はスイスロマンドの主席客演指揮者にして
日フィル正指揮者山田和樹が横浜市立大学管弦楽団を振るというもの。
どんどん出世していくこの指揮者、いつまで大学オケを振るか興味深いことではある。

マイスタージンガーを聞いた限り、お世辞にも上手いとは言えないオケかもしれないが、
山田和樹のやりたいことはハッキリしていて学生たちも必死について行く。
寺本のショパンの協奏曲はもう少し技術的に研磨する余地があるだろう。

で、DS12。
両端楽章のドライブ感や緩徐楽章の抒情、強烈な力感。
いづれも目を瞠る音楽。
これを日フィルでやったらさぞサントリーが沸くことだろう。
これで今年のコンサートは納め。
  1. 2012/12/31(月) 21:03:28|
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#58 弦はいないベト7

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オケ聞きの自分が吹奏楽の演奏会に行くときは、知人が出演する場合がほとんど。
しかしこの夜知り合いは皆無ながら、縁あってなかのZEROへ。

#58 【新交響吹奏楽団 第79回定期演奏会】
12月18日(火)19:00 なかのZERO・大ホール
指揮 松田浩則
●ブラームス…悲劇的序曲
●サン=サーンス…アルジェリア組曲
●ベートーヴェン…交響曲第7番
2F4-7

吹奏楽なのにAでチューニングされるのにまずは驚く。
舞台奥山台に管弦楽でいう通常の管打セクションが並び、
前方に弦5部を代替するVib・Cl・Fl・コルネット・Ob・Sax・Tub・Cbなどが位置する。
ジャン、ジャンと「悲劇的序曲」最初の和音が2つ鳴り響いてさらに驚く。
重心の低い、実に違和感のない音がした。
解釈からか楽器の特性からそういうテンポを取るのか、かなり重厚な音楽に。
未知のサン=サーンス作品も素直に楽しめた。オケでも聞いてみよう。

ベートーヴェンの7番。
今年実演では1回しか聞いていなかったけれど、やはりいい音楽だと再認識を迫る演奏。
2楽章の210小節当たりクレッシェンドをかける低音楽器群に
オケとは一味違う、しかし真っ当な音楽の迫力を感じた。
もちろん他の部分も感心。良い演奏会とのご縁に感謝。
  1. 2012/12/19(水) 23:02:00|
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#56-57 未だ知らぬ音楽と出会う

213-2.jpg Noel2012ol.jpg 121216.jpg

リリー・クラウスの弾く「トルコ行進曲」のTVに惹かれ
クラシックを聞き始め40年弱、未だ知らない曲もあれば遠ざけてきた曲も膨大にある。
今月の都響定期、曲自体は全てCDを持っている。でも、好き好んで聞かない曲ばかり。
バルトークの協奏曲は1番と3番は好きだけれど、どうも2番は…だし
ガランタ舞曲よりはマロシュセーク舞曲の原作ピアノ版を好む。

#56 【東京都交響楽団第745回定期演奏会Bシリーズ】
12月15日(土)19:00 サントリーホール
指揮―ヤクブ・フルシャ ゲルハルト・オピッツp
●バルトーク…ピアノ協奏曲第2番
●コダーイ…ガランタ舞曲
●バルトーク…バレエ組曲《中国の不思議な役人》
1F18-28

ゲルハルト・オピッツpでバルトークの第2協奏曲。
ブラヴォーの合間に2階から3回大きなブーが。
空気が凍り付き一気に拍手のテンションが下がる。協奏曲でブーなんて初めて聞いた。
ブーが出るような演奏には全く聞こえなかったが…。残念。

後半、矢部・四方-双紙-店村・鈴木-田中という強固な弦首席陣が
必死に弾くコダーイとバルトーク。いやはや凄まじい音楽だった。
終演後、満堂「一般参賀」でもやりそうな勢い。凄いものを聴いた。
しかし、相変わらずこの2曲。好き好んでは聞かないだろうなぁ。

翌日は広尾でコンサート。今年57公演目。
前夜に続き全く予習はしていないプログラムだが、新しい音楽との出会いに期待。
それにしても暖かい。

#57 【Concert de Noël クリスマス・コンサート】
12月16日(日)14:00 聖心女子大学聖堂
指揮-マルグリット・フランス リテー管弦楽団 主の民合唱団 リテー合唱団 東大輔fl
武田正雄t(語り手) 石井恵子a(マリア) 根岸一郎br(ヨゼフ) いまいたかしbr(ポリドールス) ごとうたいじろうbs(ヘロデ王) たなかたくふbs(工匠の父)
●ペルゴレーシ…フルート協奏曲第1番
●ベルリオーズ…キリストの幼時 作品38
聖堂後方

畏れ多くも皇后陛下の母校、聖心の構内なんて初めて入った。いやぁ広い。
写真が会場のチャペル。
(at 聖心女子大学 中庭) [pic] ? http://path.com/p/3gAHEf
穏やかなペルゴレーシの後、予習も予備知識も無しで「キリストの幼時」。
ブログを読んで以前から気になっている武田正雄氏と、
面識はないけどフォロワーさんが歌うということでこの演奏会に。
80分もかかる曲をリブレットもなしに聞くのは辛いので、
普段は絶対できないことだけれど、途中歌詞をWEB検索。
結局見当たらずIMSLPでスコアを落として聞いた。
木の椅子は座り心地満点とはいかないし、昼の温かさはウソのように深々と冷え込む。
アマチュアも混じるメンバーなので演奏をどうこう言う気はないけれど、
ときおりベルリオーズらしからぬ?美しさに心動かされた。
終演後は普段縁のない広尾の街で仏菓子を買って最寄に帰り、コロッケそば。
やっと温まった。
  1. 2012/12/18(火) 17:22:00|
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#54-55 音大オケ2題

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年末は第九だろうけれど、たいてい客層がアレなので基本聞きたくない。
この時期、各音大オケの演奏会が目白押し。
カリキュラムの関係で、乗ると単位が出たりするのかな。

#54 【国立音楽大学 第118回 オーケストラ定期演奏会】
12/10(月)19:00 東京オペラシティコンサートホール
指揮-梅田俊明 国立音楽大学オーケストラ
●R.シュトラウス…交響詩「死と変容」
●ブルックナー…交響曲第4番「ロマンティック」
1F23-11

開演前、在校生らしき若者の会話が。
「先生にV=ウィリアムズをやりたいって言ったんだけど
『私がやったことがないからダメ』って言われちゃった」
脈略を切り取った会話なので一様に否定はできないが、
こういうのをやってからV=ウィリアムズにしようというなら未だしも、
少し残念な話だった。
ABr4、一人一人は弾けるはずの音大生が集まっているので、音型の受け渡しなど
一人がブルックナーらしくない響きを出すとエラく目立ってしまう。
こういうのは老練なアマオケプレーヤーの方がよほど「らしく」やる。
キャラクターの立った1.flとやや強奏気味だがTimpが好演。

#55 【藝大定期第355回 東京芸術大学 芸大学生オーケストラ 第47回定期演奏会】
12/13(木) 19:00 東京芸術大学奏楽堂
指/ダグラス・ボストック 管/東京芸大シンフォニーオーケストラ 独/坂井千春p
●モーツァルト:歌劇「後宮からの誘拐」序曲/ピアノ協奏曲第23番
●マーラー:交響曲第1番「巨人」
25-22

坂井千春准教授の弾く尖ったところはないK.488。
ごく標準的な演奏ながらまろやかな演奏にウットリ。
休憩後は確か今年5回目の巨人だったか。聞き過ぎっちゃあ聞き過ぎだ。
芸大オケは上手い。オケは健闘。
この指揮者の音楽はJSib5に続き2回目だが、正直好みに合わない。
概ね音楽はサクサク進むのだが、時折信じられないほど音楽が弛緩するのだ。
うーむ。
終演後、新宿に移動して痛飲。どうやら記憶がない店にも行っていたらしい^^;。
  1. 2012/12/14(金) 22:29:54|
  2. 音楽
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#52-53 地震の日にハーディングの真価を見る

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この日夕方、大きめの地震。
「3月11日のマーラー」じゃないけど、ハーディングが振る新日定期が
日フィル定期と重なった日は地震があると決まったんですかね(泣)。
エレベーターの中でデカい地震を経験したのは初めてだけど、怖かった(・_・;。
ハーディングは6月のGM5以来。前回は評判ほどとは感じなかった。

#53 【新日本フィル トリフォニー・シリーズ第502回定期演奏会 第1夜】
12/07(金) 19:15 すみだトリフォニーホール
指揮-ダニエル・ハーディング 崔文洙vn
●ショスタコーヴィチ…ヴァイオリン協奏曲第1番/交響曲第10番
1F28-28

モスクワ音楽院出身、崔さんの弾くヴァイオリン協奏曲。
硬質なリリシズムの奇数楽章、
サーカスの曲芸のように素晴らしい運動性を示す偶数楽章。
素晴らしかった。
おまけに崔さんはアンコールでパガニーニを弾いただけでなく、
後半の交響曲でも普通にコンサートマスター席に就いたのである!
そのDS10。素晴らしい造型と均衡の内に緊張をはらんだ演奏。
2楽章でさえうるさいところは微塵もなく
ここぞというところでは表現の振り幅はきちんと取るけれど、
結果ただひたひたと曲は進む。
「優美な演奏」というツイートも見かけたが、それはオーバーにしても
この演奏にハーディングの真価を見た思い。
ただ精妙なだけの前任者とは全く大違いだ。今後に大きな期待。

蛇足ながら、モスクワ音楽院出身と言えば前橋汀子女史、
ショスタコとか最近は弾かないのかしら。女史の美音で聴いてみたい気もする。

前後するが今月最初のコンサートは渋かった。

#52 【タマーシュ・ヴァルガ無伴奏チェロ・リサイタル】
12月01日(土)15:00 紀尾井ホール
●J.S.バッハ…無伴奏チェロ組曲第2、4番
●コダーイ…無伴奏チェロ・ソナタ
1F14-9

室内楽には好きな作品もあるのだけれど、全体に不案内だし
余程のことがないと足が向かない。
こういう渋いコンサートだが、知人にご招待をいただき紀尾井ホールへ。
無知なことに、WPhilの首席奏者の名前を知らなかった。
バッハはとにかく滑らかという印象。
コダーイはもうちょっと回数聞かないと分からないけれど
作曲者の語法自体には慣れているので、やはり名作だと実感。
アンコールはバッハに戻ってサラバンドとジーグ。
  1. 2012/12/07(金) 23:54:00|
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