YosibeiのB席

世の中には著名団体の来日公演でS席しか行かない、という方もいるでしょう。でもワタシは、今日も当たりを求めてごく普通の定期に向かいます。なお、コメント/トラックバックを可能にしました。

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#7 巨人大鵬インバルさま

212-6.jpg

DENONのフランクフルトとの全集は自分の世代にとってリアルタイムだったから、
インバルといえばマーラーとは切っても切れない指揮者だ。
熊本県立劇場で聞いたベルリン響(現コンツェルトハウス管)の「巨人」は
今みたいに年に片手は「巨人」を聞けても記憶に残っている。
しかし世評の高さとは裏腹に、最近彼を聞いてもさほど感動することはない。
狎れというものは困ったものである。

#7 【東京都交響楽団第747回定期演奏会Bシリーズ《新・マーラー・ツィクルス⑤》】
1月22日(火)19:00 サントリーホール
指揮―エリアフ・インバル イリス・フェルミリオンMs
●マーラー…リュッケルトの詩による5つの歌曲/交響曲第5番
1F18-28

自分は交響曲は全部それなりに聞き込んでいるが、歌曲は弱い。
リュッケルトリーダーも敬して遠ざけてきたが、
昨年10月東響定期でトレーケルBrを聞いて認識を改めつつあるところ。
最近インバルの歌ものに漏れなくついてくるフェルミリオン、
悪くはないけど日本人でもっと歌える歌手もいるのではないと思ったりもする。

で、5番。
平常心で聞き始めたものの1楽章の途中から
錆びついた琴線を掻き鳴らされるが如き演奏にいつの間にか落涙。
矢部-双紙-店村-田中という弦首席陣に高橋Tp-有馬Hrと管も快調至極。
2楽章langsamer immer 2/2のVc陣の息の深さと言ったら!
3楽章、最近の流行には背き有馬氏は自席で。ちょっと気分が落ち着く。
アダージェットは実はさほど好きではないのだが、この日のインバルにはやられた。
後半きついaccelがまるで愛の営みのごとく
(ときれいに書いておけばいいのだけれど)要はエロい。
個人的に一番好きな終楽章も疾風のごとく駆け抜け
いやはや、巨人大鵬インバルさまである(そういう世代じゃないけど)。

それにしてもあれだけ「指揮者のタクトが完全に下りてから」としつこいのに、
2FRブロック辺りからフライングブラヴォー(=_=)。気持ちわからんじゃないけど。
終演後は、久々に心から都響名物一般参賀に参加。
インバルが両隣に矢部-高橋と従えて。
こういう日は定期会員やってて良かった♪と思う。
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  1. 2013/01/26(土) 00:00:00|
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#5-6 二日連続冨平恭平

IMAG0839.jpg hamon_28th_design.jpg

アマオケを継続的に聞くと、数人の指揮者を割と多くの頻度で聞くことになる。
彼らの多くは在京オケの定期などではほとんどお目にかからない。
新国立劇場の合唱指導を多く手掛ける冨平恭平は、
ツイートも見ているし、彼と服部容子が演る2台ピアノのコンサートも2回とも行って
勝手に親近感を覚えている音楽家ではある。
それにしても2日連続とは我ながら物好きだ。

#5【みずほフィルハーモニー第23回定期演奏会 】
1月19日(土)14:00 すみだトリフォニーホール
指揮-冨平恭平
●シャブリエ…狂詩曲「スペイン」
●チャイコフスキー…イタリア奇想曲
●ベルリオーズ…幻想交響曲
1F25-23

当日券を買ってすみだに入ると、ハープが指揮台の左右に2台。
「幻想」2楽章では大活躍だが、演奏会全編この位置に。
イタリア奇想曲、好きな曲だけど実演は初めてかも。
"Pochissimo piu mosso"はもう少し早い方が自分は好みだ。

「幻想」も自分はサラッとした方が好きなので、かなり重みにもたれた感じ。
それにしてもオルガン横に置かれた終楽章の鐘の音が実に美しく、
これまで接した実演で一番好きな響きかも。
アンコールはドビュッシー。

#6【オーケストラHA’MON第28回定期演奏会】
1月20日(日)14:00 すみだトリフォニーホール
指揮―冨平恭平
●ワーグナー…楽劇《トリスタンとイゾルデ》より「前奏曲と愛の死」
●ブルックナー…交響曲第7番
1F24-27

このオケを聞くのは2回目で、上手いのは重々承知。
しかし来日したメジャーオケが演るようなプログラムである。
「前奏曲」の組み立て方に普段歌劇場にいる冨平の感じ方を垣間見る。

プログラムノートを見ると、冨平氏、重度のブルヲタらしい。
ブルックナーは慣例的なテンポ操作を排し、インテンポで押し通した演奏。
両端楽章終結部も全く動かざること山の如し。
先日のニューシティと同じく2楽章の例の箇所は打楽器なし。
聞き通すとやや遅目のチェリの録音を聞いたような疲れ。
ときおりアマオケであることを忘れた。ふう。
  1. 2013/01/22(火) 15:55:00|
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#3-4 河原忠之のN・ロータと鈴木雅明のマーラー

img097.jpg s0118.jpg

いい年こいて恥ずかしい面もあるが、全くオペラには不案内である。
イタリア・オペラは欠落しているし、ドイツオペラでさえほんの数作。
なもので、よほどでないと年に1本見るか見ないか。
昨年は新国中劇場の「フィレンツェの悲劇」「スペイン時間」だけだった。
たまに見ようかなと思う演目はあるけれど、チケットもそれなりに値が張るし。
来シーズン、びわ湖と新国立劇場で偏愛するコルンゴルト「死の都」がかかる。
これは何があっても新国には行かねば。

#3 【国立音楽大学音楽研究所 オペラ演奏研究部門 ニーノ・ロータ;珠玉のラヂオ・オペラ 喜劇「ノイローゼ患者の一夜」/抒情劇「内気な二人」(字幕付・初演)】
1/13(日) 15:00 国立音楽大学講堂
指揮-河原忠之 くにたちオペラプロジェクト管弦楽団
ノイローゼ患者の一夜…小鉄和広Br 森田学BS 青柳素晴T 大間知覚T 小林菜美Sop
内気な二人…久保田真澄Bs 松原有奈Sop 井ノ上了吏T 岩森美里Ms 与田朝子Ms 須藤慎吾Br
演出/中村敬一
●ニーノ・ロータ…喜劇「ノイローゼ患者の一夜」/抒情劇「内気な二人」(字幕付・初演)
ひ37・あ27

ニーノ・ロータといえば映画音楽の印象が強いけれど、この公演、無料でもあるし
未知の音楽に触れるという点では有難く、国立音大まで遠征。
西武拝島線に乗れば「玉川上水駅の目の前だからわかるよ」と言われたものの、
全く初めて降りる駅の前、墓なかりで音大ぽい建物なんて全く見えやしない。
GoogleMapでやっとこさ辿りつくと、開演時間を過ぎ後方の席に駆け込んだ。
老眼で度が合わなくなってきているメガネでは、ほとんど字幕が見えず。
休憩後の「内気な二人」は前方に移動。今度は見えた。

難しくない筋立てと親しみやすい音楽。いきいきとした指揮。無理のない歌唱。
素直に楽しんだ。これで無料とは少し申し訳ない気持ち。
ヨーロッパの歌劇場のように立ち見とまでは言わないが、新国も二期会も藤原も
もう少し手軽な値段でオペラを聞き込みたいものである。

#4 【東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団第265回定期演奏会《鈴木雅明(指揮)のマーラー第3弾 信頼する森麻季Sさんを迎えて第4番!》】
01月18日(金)19:00 東京オペラシティコンサートホール
鈴木雅明(指揮)森麻季S
●クラウス…シンフォニア・ダ・キエザVB146
●モーツァルト…交響曲第25番
●マーラー…交響曲第4番
1F18-10

「フィレンツェの悲劇」「スペイン時間」でピットに入っていたシティ、
ウィンターの定期会員に復帰。
バッハのスペシャリスト鈴木雅明のマーラー。
5番も「巨人」も聞いた。前2回と同じく今回の4番も至極真っ当な好演。
久々聞いたシティは管が大幅に安定した。これは喜ばしい。
特筆したいのは終楽章を歌った森麻季。
声質、ディクション、歌い回し、どれをとっても
フォン・シュターデやポップに親しんだ自分が接した4番の実演では最も好みに近い。
モーツァルトとほぼ同年、前半のクラウスもめっけもの。 良い曲。
  1. 2013/01/19(土) 22:00:00|
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#2 秘曲 ギー・ロパルツのソナタ

130110.jpg

Guy Ropartz (ギー・ロパルツ 1864-1955)という仏人作曲家のことを知ったのは
2年ほど前、たまたま交響曲第3番のプラッソン盤を手に取ったことから。
合唱付きの妙に壮大な交響曲だ。
そのヴァイオリン・ソナタ。実演の予定を知り、どんな曲か興味がわいた。
とはいえハズした時のショックも大きいし、迷いに迷った挙句王子ホールへ。

#2【ボナネー2013!デュオコンサート《フランス近代音楽の幕開け~3つのヴァイオリンソナタ》】
1月10日(木)18:30 王子ホール
本田早美花vn エマニュエル・クリスチャンp
●ロパルツ…ヴァイオリン・ソナタ第1番
●ドビュッシー…ヴァイオリン・ソナタ
●フランク…ヴァイオリン・ソナタ
L7

入口で「当日券はありません」と言われ慌てる。
周囲を見渡すと、大企業の執行役員とその夫人みたいな客層。
ダウンジャケットなんか着てるのは自分だけである^^;。
10分ほど待ち、主催者側の手配で無事入場。

で、ギー・ロパルツのソナタ第1番。
いきなりピアノのユニゾンで始まったり、Dies iraeを思わせる音型があったり。
不思議な感じだが交響曲を知っているので聞きやすい。
オケ聞きの自分はドビュッシーのソナタも辛うじて聞き覚えがある程度。
紅紫のドレスを纏ったヴァイオリニストは美音で売るタイプではなく
ドビュッシーが一番合っていたか。
フランクは個人的に思い入れのある曲だけに
もっと歌って欲しい気もしたが、それだと時代がかってしまうのかしら。
長身のピアニストとその譜めくりくん、女の子にはいかにもモテそうであった。
アンコールはラヴェルのソナタ「ブルース」とイザイ「子どもの夢」。
イザイの演奏前、後藤みどりとバングラデシュにボランティアに行った話を披露。
感極まって涙を見せたのが印象的であった。
  1. 2013/01/12(土) 16:45:00|
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#1 謹賀新年

2012090524.jpg

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
いよいよ50の大台が見えてきたので、いろいろな意味で
去り際を意識して生きていかなければと考えている。

さて、そんな年の聞き初めはショスタコ。
露モノを専門にやる《夜明け》という名のこのアマオケ、
以前から気になっていたが初めて聞く。
意外に編成が小さい。10型。
弦の女性は色とりどりのロングドレスをまとって華やかだ。

【アウローラ管弦楽団第8回定期演奏会】
01月06日(日)13:30 すみだトリフォニーホール
指揮―田部井剛
●ショスタコーヴィチ…ノヴォロシスクの鐘~永遠の栄光の炎
●プロコフィエフ…交響曲第4番(原典版)
●チャイコフスキー…交響曲第5番
1F26-27

前から書いているように、プロコフィエフは苦手な作曲家で
一通り聞く努力はしているものの、どうも彼の世界に入り込むことができない。
この4番の原典版も聞いているはずだけれど、どうもピンと来なかった。
演奏的には、管が強奏するとアマオケの10型では弦の薄さが気になる瞬間が。
時に暴力的な響きを誇示するプロコフィエフだとなおさら。

腰より上の位置で拍子を振り分ける田部井の下
休憩後のチャイコフスキーも淡々と進んでいった印象。
fgやobなどは印象に残ったもののこの曲は昨年11月末
増井信貴=首都大管の印象が未だ鮮明。

というわけで今年も、プロアマ取り混ぜ演奏会通いを続けていく。
よろしくお付き合いのほどを。
  1. 2013/01/06(日) 23:33:00|
  2. 音楽
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