YosibeiのB席

世の中には著名団体の来日公演でS席しか行かない、という方もいるでしょう。でもワタシは、今日も当たりを求めてごく普通の定期に向かいます。なお、コメント/トラックバックを可能にしました。

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「いーいーぞ~飯守ぃ!」



春シーズン最後のシティフィル第221回定期は
R.シュトラウス2曲に休憩後ブラームスの1番というプログラム。
東京シティフィルハーモニックは何回か書いている通り、
「東京一の水準を誇る団体」だとまでは思わないけれど
ちょっと凝ったプログラミングとルーティンに陥らない音楽づくりで
その時々の良し悪しはあるにせよ、気持ちのいい音楽を聴かせてくれる。

暑いさなか、やや駆け込み気味にオペラシティに入り
汗を拭き拭き「カプリッチョ」の「序奏と月光の音楽」。
序奏では指揮の飯守は座ったまま
コンマス戸澤率いる六重奏の調べを横にたたずんで。
この曲は昔のベーム盤で知ってはいるものの、とんとご無沙汰。
「ああ、こんな音楽だった」と思い出しながら聴いていた。
昨晩の演奏、きちんと雰囲気が出ててまさに好演♪

続いて「死と変容」。
この曲、昨年6月24日横浜の沼尻=日フィル以来の実演。
飯守=シティフィルはオーケストレーションの分厚さはそのままに
逞しくも雄弁、かつうるさくならない音楽を作り上げていた。
途中、1stVnが高弦の上昇音型をアップボウで弾く箇所で
戸澤始め3プルト位までの奏者がみな弓を高く挙げたのは
本当にカッコよかった!(<ナニ見てんだ、というツッコミは無しで^^;)。
それでもやっぱり、他の初期作品「ドン・ファン」とかと比べて
どうにも掴み所のないこの曲は苦手かも。

休憩後はブラームスの1番。
1楽章序奏から飯守泰次郎、乾坤一擲のタクト。
昨今なかなか聴けない遅いテンポで、
軟らかめなバチで深い音のティンパニに支えられた
半世紀前にはごく普通だったかもしれない
重心が低く雄渾な巨匠たちの音楽が鳴り響く。
「このまんま遅かったら後がたまらん^^;」と思ったら
高いテンションのまま、主部以降は普通のテンポで前進していく。
終楽章のコーダまで、瑕がゼロとは言わないけれど
息もつかせぬ重心の低い充実した音楽。
評価が高いのか低いのか良くわからない飯守だけれど、
某○野功○あたりが「巨匠」だと言い始めれば、
きっと、あっという間に故「御大」くらいに珍重されることだろう。
巨匠芸、誕生の瞬間に立ち会えたような気がする。

最後の一音が鳴り響くと、ひと刹那のあと
当然のことながら、あちこちからブラヴォー♪。
「ブラ~ヴォオー」という野太い掛け声はさほど珍しくはないけれど
「いーいーぞ~飯守ぃ!」という掛け声が後方から数度。
「ブラヴォー」という外来借り物声援より、こんなのもいいかもしれない。
とにかくクラシックのコンサートで、初めて聞いた賞賛の方法だった(笑)。

終演後は新宿に流れて、友人と一献。
そりゃあもう、酒が進みました。ええ、進みすぎました・・・(反省)。
  1. 2008/07/25(金) 12:39:00|
  2. 音楽
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