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2日昼、獣医さんへ。
好兵衛と小鉄を連れて行き、8種混合の予防接種。
調べると、飼主は区に小鉄を登録しておらず
おまけに昨年、8種の予防接種をしていなかったようで。
驚いて、居るはずの自宅に電話するも捕まらず。
そんな折、前の会社の1期上の先輩から突如携帯に電話。
東京出張から夕方の便で帰るということで、
浜松町で落ち合い、自分の送別会以来、2年ぶりに先輩としばし歓談。
漏れ伝わる会社の状況他、諸々の話を肴に珈琲。
「辞めて2年経ったんだから、もう会社に気を使い過ぎなくてもいいぞ」
という言葉は沁みた。
夜はこの日開幕した「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」で
マーラー「大地の歌」の室内楽版(シェーンベルク/リーン編)。
国際フォーラム【Hall B7】で午後10時半開演という、
ちょっと家が遠い人には厳しい開演時間。
* イザベル・ドリュエ(メゾ・ソプラノ)
* パスカル・ブルジョワ(テノール)
*
レ・シエクル * フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
座った席がやや後方で良く見えなかったけれど、
持ち替えを含むほぼ1管と各1人の弦5部に
ピアノやバンドネオンと、ティンパニ以外の打楽器を含む編成。
やたらと分厚い原曲のオーケストレーションと比べ
違和感が全くないというと嘘になるけれど、
それなりにしっくりくる編曲で独唱者2人の声もそれなりに通る。
超大声量の歌手でないと「大地の歌」は聴けたものではない曲だし
もっと頻繁に演奏されるためには、いい試みでは。
「大地の歌」は、メゾ(およびバリトン)が歌う偶数楽章よりも
テノールの歌う奇数楽章の方が好き。
邪道ながら、CDで長い終楽章「告別」まで聴き通すことは滅多にない。
第1曲「大地の哀愁を歌う酒の歌」からして
"Dunkel ist das Leben, ist der Tod."
(生は暗く、死もまた暗い)とお腹一杯だし。
パスカル・ブルジョワ(ten)の歌いまわしは好きなタイプ。
第5曲「春に酔える者」も歌詞もよく聴き取れるし、
ヘンにひねり回さなくて好感が持てる。
ただ原曲の編成がバックだったら、何かと物足りないかも。
イザベル・ドリュエのメゾ、グザヴィエ・ロトの指揮と併せ
胃もたれしない「大地の歌」だったけれど
こう終演が遅くては「余韻に一杯」は不可能。
もうちょっと響く会場だったら、という思いも残しつつ
飲まずにそそくさと有楽町駅へ。
それにしても終演後、指揮者の仏語スピーチを訳したピアニスト、
"Winterreise"「冬の旅」を『冬の旅行』はあるまいて^^;。
- 2008/05/04(日) 22:57:00|
- 音楽
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