YosibeiのB席

世の中には著名団体の来日公演でS席しか行かない、という方もいるでしょう。でもワタシは、今日も当たりを求めてごく普通の定期に向かいます。なお、コメント/トラックバックを可能にしました。

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日フィル良化(^^) 。

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時としてアンサンブルの荒れが、
何かと心に引っかかってしまう日フィル。
昨年11月のマーラー5番同月横浜「巨人」以来の定期へ。

【日本フィルハーモニー交響楽団第610回定期演奏会】
5月29日(金)19:00 サントリーH
指揮―沼尻竜典
●マーラー…交響曲第10番第1楽章(全集版)
●R.シュトラウス…アルプス交響曲

「アダージョ」は1月の上岡=読響定期
「アルペン」は07年7月ミューザサマーフェスタの下野=読響以来の実演。
今思い起こしても、上岡の
遅いテンポながら強烈な緊張を漲らせた「アダージョ」は記憶に残る。

初めて沼尻に接した旧新星との実演、
ウォルトン「ベルシャザールの饗宴」が印象鮮烈だっただけに、
最近の彼の、あざといことはせずよく言えば堅実かつ中庸、
自己主張の振れ幅が小さい演奏には、些か欲求不満が募る。
聴いてすぐはいい印象なのに、
時が経つとさほど記憶に残らない若い頃のハイティンクのディスクみたい。
何度も書いているけれど、ワタシは沼尻と同学年。
指揮者としてはまだまだガキの世代。大暴れしてもいいじゃないか!
還暦過ぎて大化けするまで、長くおつき合いするつもりではいるけど。
いや、大化けしてもらわないと困る!

なのに今日も。
それなりに沼尻は指揮台上で前屈みに大暴れしているのに、
テンポもアーティキュレーションも極端なところは何もない
中庸なマーラーやシュトラウスがつくられる。
結果的に印象に残ったのは、
「アルプス」で嵐をやり過ごし下山してからの身の詰まった響きと
コンマス扇谷率いる日フィルの良化。
ホルン首席福川と2番村中のコンビはまず外さない。
何かとヒヤヒヤさせられるトランペットも、今日はほとんど瑕なし。
「アダージョ」でも「アルペン」でも、意外に美しい箇所が。

いい演奏だとは思うし、それはそれで良いことなんだけれど
こういう激辛味付けが可能なプログラムで、
結果的に音楽全体としてはこの薄味…。
実際、終演後気持ちよく新宿に飲みに出て
久々の友人と楽しく酔っ払いタクシー帰宅になったけれど、
近況報告よりも聴いてきた音楽について語る方が重要、
という気にはならなかったのも事実。
良きに付け悪しきにつけ強烈な演奏の晩は、そうなるものなんだけれど。
音楽を聴くことってなかなかに難しい。
  1. 2009/05/30(土) 18:24:54|
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