YosibeiのB席

世の中には著名団体の来日公演でS席しか行かない、という方もいるでしょう。でもワタシは、今日も当たりを求めてごく普通の定期に向かいます。なお、コメント/トラックバックを可能にしました。

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意外な当たり

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「テ・デウム」目当てに出かけたこの演奏会。
オンドレイ・レナルトを、おそらく四半世紀ぶりに聴く。
あの時新宿文化センターで聴いた、彼と新星日響の演奏で
ワタシはモーツァルトの「プラハ」を「発見」したものだった。

【新星合唱団演奏会】
5/31(日)14:00 東京芸術劇場
オンドレイ・レナルト=東京フィルハーモニー交響楽団
吉原圭子(s) 小川明子(a) 児玉和弘(t) 成田眞(br)
●ブルックナー/「テ・デウム」
●マーラー/カンタータ「嘆きの歌」

3月、初めて「テ・デウム」の実演に接したのは
ハンス・マルティン・シュナイト指揮の神奈川フィル
だったけれど、
シュナイトのスローテンポぶりにちょっとビックリしたのとは違い
レナルトはかなりの快速テンポ。
新星合唱団は長いキャリアを誇るだけあって、
神奈川フィル合唱団より音程の心配が要らないのは有り難い。
特別煽ったりはしていないけれど、さりげない入りの指示が
ふわっと音になっているレナルトの指揮の下、
オケは、暖かい音色とハズさないソロできちんとした仕事。
東フィルは4月の定期以来だけれど、そういえば芸劇で聴いた記憶はない。
サントリーやオペラシティで聴く東フィルよりも、何故かいい。

休憩後はマーラー「嘆きの歌」。
この1週間いい加減にシャイー盤で予習したものの
「巨人」や「復活」の断片が頻出する習作という印象しか持てなかった曲が
この実演で、はるかにいい曲だと認識させられた。
下手上方に設えられた字幕が
ライトモティーフぽい音楽の断片をストーリーと結び付けてくれたおかげで、
オラトリオという名から想起させられるものより、
劇音楽的性格をより明確に把握できたような気がする。
そこに、音楽の要所をきちんと可視化し
東フィルから無理なく暖かい音を引き出すレナルトの指揮。
こういうのが、バトンテクニックというものかと思う。
レナルトも66歳、これからの来日は逃さないようにしないと。

こんな意外な当たりもあるんで、
自分の備忘のために無理に言葉を引き出すコンサートも多い中、
コンサート通いを止めてはいけない、と改めて実感。
いいコンサートでした。
  1. 2009/05/31(日) 19:02:10|
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