YosibeiのB席

世の中には著名団体の来日公演でS席しか行かない、という方もいるでしょう。でもワタシは、今日も当たりを求めてごく普通の定期に向かいます。なお、コメント/トラックバックを可能にしました。

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9番の実演は、しばらくもういいや。

東響3連闘最終日、マーラー3連闘の中日は大友=東響の9番。

マーラー9番という作品、
思い入れがあり過ぎて生半可な演奏では全く満足できないので、
大友らしい楷書的演奏を想定、入れ込まないよう注意しつつ席に。
結構たくさん聴いているこの曲の実演、
ちなみに前回は08年11月14日、オペラシティの飯守=シティ。

最初のhrでコケると、実演ではもう後何をやってもダメな曲ですが
東響の極めて高い合奏精度を遺憾なく発揮。
一楽章390小節まで、このままディスクにしても十分かと。
大友は全体的にやや早めのテンポで、
押し付けがましい過度な表情付けは何もなく、引きずらない。
それでも「白く燃えあがる音楽」といったらいいのかしら。
もっとあざとくやる術はあるし、
そういうアプローチの方が基本的には好みだけれど、
1楽章冒頭からひたひたと引き込まれ、後半ではうるうる。

2楽章の音程もガチっと合った暖かい音色の木管アンサンブル、
3楽章のあえかなtpソロなど、東響の巧さが随所に。
精度がさほどでもないオケがたまにカチっと合わせてくれると
ぐっと音楽が白熱するものですが、
こういう精度の高いオケがわずかに乱れても、表現のほとばしりに見えるもの。
終楽章冒頭で、高木くん率いる14-10-10-10-8の弦は意外な強奏。
でも汚くならない。
いつしか久々に微かに落涙。
曲が進んで148小節のvc、155のvaソロも本当に美しい。
とにかく弦も管も、ソロだけが巧いのではなく、
例えばtbソロとそれに合わせるfgやcl群が
ハーモニーもアーティキュレーションもキチっと合っている!

最後の音が静寂に溶け込んだあと、
簡単にブラヴォーをかけられない、いい演奏でした。
9番の実演は、しばらくもういいや。
  1. 2010/02/14(日) 18:55:50|
  2. 音楽
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