YosibeiのB席

世の中には著名団体の来日公演でS席しか行かない、という方もいるでしょう。でもワタシは、今日も当たりを求めてごく普通の定期に向かいます。なお、コメント/トラックバックを可能にしました。

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何か騙されたような?夜。

10番・9番と続いたマーラー3連闘の最終日は、
その昔NHK-FMでお馴染みのセーゲルスタムで「夜の歌」。

【読売日本交響楽団 第 490回定期演奏会】
2月 19日(金)19:00 サントリーH
指揮―レイフ・セゲルスタム
●マーラー…交響曲第 7番《夜の歌》
1F21-15

テノールホルンが強奏され、やたらゆっくり始まった冒頭。
このままクレンペラーかマゼールばりにやらかすか
と身を乗り出すと、主部は普通に動きはじめホッと一息。
ところが音楽の呼吸は不思議に途切れないものの、
セーゲルスタムはとにかく細かくテンポをいじりまくる。
たくさんマーラーも演ってきたこの指揮者の
あっさり部分とこってり部分の分け方がいまいち分からない。
不思議な気分のまま1楽章終了。
しかし、ハイトーンがピシっとキマった読響の金管陣、好調♪

実のところ、その昔この曲の実演に初めて接した
ケーゲル=都響の時からそうなのだけれど、
この曲の中間楽章はつい居眠りする困った癖がついていて
終楽章のティンパニで目が覚めるという体たらく^^;。
ところがこの日、2楽章でぐっと音楽は落ち着いたものの、
何をやらかすかわからないセーゲルスタムを見ていると、寝るどころじゃない。
普段この楽章に感じない「角笛」の残像を見た。
中低域が分厚い読響の音色はこの日実に心地よく、
オーケストレーションが手薄な10番をセーゲルスタムで演ったら
いったいどうなっただろう?と感じさせられる。
3楽章の中間部では、ウィンナワルツに思いっきり振って
ヴィオラ・ソロが実に雄弁。美しい。
4楽章では、また「角笛」の世界に戻る。
クレジットは無かったけれど、ホルンの1番は外国人奏者の客演。
巧いけれど微妙に音色が浮くのが、オケというものの不思議。
コンサートマスターはD・ノーラン。各首席も巧い。

終楽章はまた移りゆくテンポの世界へ。
先週の東響のように、4番奏者まで全てが統一されてはいないのだけれど、
ドイツの良質な放送オケの録音を聞いているような錯覚に陥る。
終結に向けて息の長いアチェレランドをかけ、
コーダは大音響の大円団ながら音が汚くならない。
要はこういう音楽を引き出す能力が、この指揮者にはあると言うこと。
終演後何かキツネにつままれたような気分になりつつ
盛大なブラヴォーには納得の一夜でありました。
  1. 2010/02/20(土) 23:46:19|
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