YosibeiのB席

世の中には著名団体の来日公演でS席しか行かない、という方もいるでしょう。でもワタシは、今日も当たりを求めてごく普通の定期に向かいます。なお、コメント/トラックバックを可能にしました。

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「生まれて初めて」2題-後

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西武新宿線に引き続き「生まれて初めて」の後編は
フランク《3つのコラール》の実演。
ことに第1番ホ長調は、高校生のころFMで初めて聴いて以来
どれほど自分の糧になったか言い表せないくらいですが、
まともなコンサートに供せるパイプオルガンが
存在しない県で生まれ育ったワタシには、
いつか実演に接したいと思い続けてきた曲でした。
バッハもブクステフーデも差し置いて、
ワタシの偏愛するオルガン曲はわずかに3曲。
この1番のコラールと「交響的大曲」がフランク、
「《アド・ノス・アド・サルタレム・ウンダム》による幻想曲とフーガ」
がリストの作です。

【ダニエル・ロート オルガン・リサイタル】
3月 13日(土)15:00 所沢市民文化センター・ミューズ・アークH
●ヴィドール…《フィナーレ》オルガン交響曲第7番
●フランク…コラール第1番
●ヴィドール…《インテルメッツォ》オルガン交響曲第7番
●フランク…コラール第2番
●ヴィエルヌ…《メヌエット》《ロマンス》《フィナーレ》~オルガン交響曲第4番
●フランク…コラール第3番
1F25-25

ヴィドールもヴィエルヌも仏近代の絢爛たる大オルガン曲作家ですが、
ディスクを聴く限り、
正直どれを聴いても同じに聞こえるのがワタシという聴き手の限界。
フランク以外はたぶん初聴だと思うのですが、
サン・シュルピス教会のオルガニスト、ダニエル・ロートは
前半の個人的ヤマ場、第1番で至極真っ当なストップの選択をして
心に沁みる音楽を聴かせてくれました。
これは独リーガー製の楽器の特性なのかもですが、
第7主題のトレモロはもう少し振れ幅が小さい方が個人的好みですけれど。

一番演奏される3番に比べ、フランクの2番はやや地味な作品と
勝手に思っているのですが、これも実演では新鮮な響き。
後半に入ってヴィエルヌの4番でロートは
ppの美しさ際立つレジストレーションをしていました。
数少ない経験で言うと、
日本人オルガニストの実演は意外にミスタッチもそこそこあるし、
レジストレーションもいま一つ鈍重に感じることが多いのですが
さすがにこのクラスのオルガニストは違います。
まず、譜めくりやストップ操作を担う助手なしで、
一人でやってこれですから。

アンコールは「さくらさくら」「春が来た」の主題で即興演奏でしたが、
各声部に分散された主題は
いつしかデュリュフレの作品のような響きの中に散りばめられ、
正直、どこが凄いかは素人にはおよそ理解できず
しかしオルガニストには必須の、
即興能力が発揮されていた(ように感じました)。
これでA席1,500円、有り難い事です。

初めて来たこのホール、比較的こじんまりとしていて天井も高すぎず
オケでもブラームスまでは非常に良さ気なホールと見ました。
とはいえ、片道1時間半近く^^;。
そうお手軽に行く気にならないのは、仕方ないかなぁ。
  1. 2010/03/14(日) 00:30:00|
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