YosibeiのB席

世の中には著名団体の来日公演でS席しか行かない、という方もいるでしょう。でもワタシは、今日も当たりを求めてごく普通の定期に向かいます。なお、コメント/トラックバックを可能にしました。

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NHKホールでなかったら…。

5月のCプロ以来久々、土曜のN響定期に来てみると
改めて聴衆の年齢層が極めて高いことに気付く。
これでは確かにベートーヴェン、ブラームス、シューマンあたりを
超保守的に演ることが好まれるだろうことは容易に想像がつく。
だからN響の「戦争レクイエム」演奏が30年ぶり、と聞いても思わず納得。

【NHK交響楽団第1689回定期公演Cプログラム】 
12月11日(土)15:00 NHK・H
指揮―シャルル・デュトワ
タチャーナ・パヴロフスカヤS ジョン・マーク・エンズリーT ゲルト・グロホウスキBs
東京混声合唱団 NHK東京児童合唱団
●ブリテン…戦争レクイエム 
2FC15-33

その30年前の演奏は中学3年だった自分には衝撃的なもので、
(正確には「第2回東京音楽芸術祭オープニング・コンサート」
 79/5/7 東京文化会館
サヴァリッシュ指揮N響・ヴァラディs・シュライヤーt・フィッシャー=ディースカウbr)
以来、歌詞を覚える位エアチェックテープを聞き込み、
小澤征爾=新日で確か大野徹也t他と組んだ演奏も聴いた記憶があるし、
その後も05年8月マイナルドゥス=東フィル、07年3月の現田=神奈フィルと
実演の機会があればできるだけ立ち会うようにしてきた。
デュトワとブリテンは印象ではあまり結びつかないのだが、
例によって高関健のツイートによれば、デュトワはこの曲が得意だそうだ。

広い広いNHKホール、舞台から遠い座席に座ると
"Requiem aeternam"から「静謐」という言葉が実に相応しい演奏。
エインズリーt、実にハッキリしたディクションと美しい声が遠くまで届く。
"Dies irae"の"Was it for this the clay grew tall?"で
N響室内部隊もこれまで聴いたことのない美しさを醸し、
79からの"Quam olim Abrahae~"も静謐の美。
"Offertorium"の"Benedictus"でデュトワはぐっとテンポを落とし
パヴロフスカヤは91の2小節前"Domini"が特に美しかった。
"Agnus Dei"も遅めのテンポ、
最後"Dona nobis pacem"のソロといいエインズリーが実に美しく、
”Libera me”でも101直後のFl+En.H.+Fgのハーモニーや
102の7小節のpercなど、普段それほど注目していない箇所の美しさも際立つ。
グロホウスキももちろん悪くない。

「美しい」という月並みな形容詞が並んでしまったが、
この夜のエインズリーは、ブラヴォー。
これまで聴いたこの曲の実演では一番。
全体では「感動した」とまでは言わないが、感心した。
が、これがNHKホールでなかったら…。感動したかもしれない。
もっともその場合、チケットが取れたかどうか。
来年3月、高関はどんな演奏をするだろう?
  1. 2010/12/11(土) 23:55:00|
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