YosibeiのB席

世の中には著名団体の来日公演でS席しか行かない、という方もいるでしょう。でもワタシは、今日も当たりを求めてごく普通の定期に向かいます。なお、コメント/トラックバックを可能にしました。

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せめてプレミエの夜までは

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ネタバレを避けるのがエチケットだろうと
日記を書かなかったのだけれど。

【新国立劇場《トリスタンとイゾルデ》 公開リハーサル】
12月22日(水)14:00 新国立劇場
指揮―大野和士 東京フィルハーモニー交響楽団 新国立劇場合唱団
デイヴィッド・マクヴィカー(演出)
ステファン・グールド(トリスタンt) イレーネ・テオリン(イゾルデs)
ユッカ・ラジライネン(クルヴェナールbr) エレナ・ツィトコーワ(ブランゲーネa)
ギド・イェンティンス(マルケ王Bs) 星野 淳(メロートt) 望月哲也(牧童t)
成田博之(舵取りt) 吉田浩之(若い船乗りの声t)
 
●ワーグナー…楽劇《トリスタンとイゾルデ》(字幕付原語上演)
3F1-37

20日に棚ボタで公開総練習にお誘いを受けた時、心中即決した。
これはものすごいクリスマスプレゼントだ。
演奏会型式で飯守=シティフィルの実演を聴いたことはあるけれど、
1幕と3幕を覚えるくらい聴き込んだ大好きなこのオペラで、
自分は舞台を実際に見たことはないのだから。

1幕は船の舳先と周囲に水、2幕は真ん中に木と通路、3幕は岩場で作られた舞台。
細かいことはさておき、舞台はここ30年ほどの様式の線の中にあるもの。
3階正面から見ていた自分の違和感は、
水夫・家臣の衣装と動かし方、登場人物たちの少ない動きに尽きる。
別に2幕でタイトルロール2人に性行為に及べとは言わないが、
オラトリオではないのだから。

大野=東フィルはじめ、音楽は素晴らしかった。
特別にあざといことは何一つない、しかし自然な流れで創られた音楽。
初め、この曲をミュンヘンのライヴテープで覚え
イゾルデ=ベーレンスという固定観念ができすぎている自分の好みと
テオリンの硬質な声は少し違うなぁと思っていたのだけれど
音楽が進むにつれてその強さを堪能した。
不勉強にもこの日まで知らなかったグールドの声は好みだし、
疲れを知らず3幕の出番最後まで歌いきった。
東フィルは1幕あたり、まだ管楽器の不用意な表情が気になったりもしたけれど、
尻上がりに調子を上げ、3幕などは高い水準だったと思う。

若いころ、この曲はタイトルロール2人とその家臣2人が
しっかりしていればそれでいいと思っていた。
前述の飯守=シティの好演でマルケ王に感情移入できることを知ってからも
さほど2幕は聴かなかったのだけれど、
この日もマルケ王が歌う途中で徐々に落涙が始まり
3幕クルヴェナール+トリスタンの対話からしばしば心で号泣した。
46のオッサンでも舞台見て泣くのだ。
でも、音を立てずに号泣するのは難しい。

終演後、新宿で美味しくワイン。しゃべりまくって結局タク。
今年はもう一つ演奏会を予定していたのだが、これで終わりにすることにした。
素晴らしい年末の締めだった。
本当にありがとうございましたm(__)m>某氏。
  1. 2010/12/27(月) 18:00:00|
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