YosibeiのB席

世の中には著名団体の来日公演でS席しか行かない、という方もいるでしょう。でもワタシは、今日も当たりを求めてごく普通の定期に向かいます。なお、コメント/トラックバックを可能にしました。

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#21-22 聞き急ぎはこれで小休止(都響~読響)

img031.jpg

ある夜、終演後呑みながら
「もういい加減、スピーチと震災被災者の追悼曲の演奏には飽きた」
と言っていたら、
「普通の人はアンタほど頻繁に演奏会に行けないから」
とたしなめられ、確かにそうだと納得した。
最近こそ余震は減ってきたけれど、何か落ち着かない気持ちを振り払うべく
1週間の帰省後、11日間で6回の演奏会。
「いつ死ぬかもわからないなら、聞けるものは聞いとけ」
と震災後、生き急ぎにも似た心持ちになっているのは確かだ。
とはいえ、職業でもないのにちょいと多すぎたかな。

#21【東京都交響楽団プロムナードコンサートNo.343】
4月24日(日)14:00サントリーH
指揮―ハンヌ・リントゥ 豊嶋泰嗣vn
●シベリウス…交響詩《タピオラ》
●コルンゴルト…ヴァイオリン協奏曲ニ長調
●シベリウス…交響曲第5番/《フィンランディア》
1F11-12

従妹と田町で約束して昼食を取ったのだが、乗り継ぎが怖ろしく悪く
白金高輪で既に午後2時2分。
すっかり「タピオラ」は諦めていたのが、例によってスピーチとかあったのか
走れない老体にムチ打ったら、2時10分過ぎに何とか間に合った。

この日独奏予定のゾフィア・ヤッフェは、体調不良で豊嶋泰嗣が代演。
初めてコルンゴルトの協奏曲に実演で接したのは、08年6月、
アルミンクの指揮する新日定期、彼の演奏だった。
あの時は2階後方の席、なおかつ体調最悪で
殆どソロが聞き取れなかったのだが。
急にこの曲が弾ける奏者は、国内に彼くらいしかいなかったのだろう。
というわけで、新日コンマスのバックを都響が務めるという椿事。
前回の轍を踏まぬべくかなり前方の座席にしたが、慣れぬ響きにいまいち戸惑う。
豊嶋は見事に穴を埋めたとは思うけれど、今回も厚いオケに阻まれ
録音では魅力的なパッセージが聞き取れない箇所多数。
並外れて大きい音の奏者を要求する、独奏者殺しの曲だと再認識。
ただ演奏後、都響の面々は儀礼の範囲を超えて、大絶賛の面持ちだった。

休憩後、フィンランドの指揮者(67年生)ハンヌ・リントゥのシベリウス5番。
この人、さほど流麗な指揮でもないし、
管楽器に全く興味が無いんじゃなかろうかと疑いたくなるほど、
弦楽器だけを見て指揮していた。
音楽そのものは大好きな曲でもあるし、特に突出するところなく
自然に流れ好感が持てたのだが、終楽章の大詰めで突如白熱。ブラヴォー。

で、こんな演奏の後に今更「フィンランディア」なんか要らん
と思っていたのが、やはり久しぶりに聞けば名曲中の名曲。
お国モノでもあり邦人指揮者ではまず聞いたことのないニュアンス、
煽りに煽る指揮もあって興奮もしようというもの。
すっかりヤられた感満載のマティネーであった。

終演後マイミクさんとお会いする予定で、そのつもりではなかったのに、
何となく流れで一献。結構飲んでしまう。ダメ人間である。

img032.jpg

で、何となくボーっとしたまま次の日もサントリーホールへ。

#22【読売日本交響楽団第537回サントリーホール名曲シリーズ】
4月25日(月)19:00サントリーH
指揮―シルヴァン・カンブルラン
●モーツァルト…交響曲第38番《プラハ》
●ヤナーチェク…狂詩曲《タラス・ブーリバ》
●スメタナ…交響詩《モルダウ》
●ヤナーチェク…シンフォニエッタ
1F22-25

この日も先週と同じく、カンブルランと藤原浜雄率いる読響によって
メシアン「忘れられた捧げもの」がまず演奏。
何となく酒が抜けない上にピリオドに慣れてきたせいか、
最初の「プラハ」は余りに心地よくて爆睡^^;。
最近聞かなくなっていた「タラス・ブーリバ」は
記憶をなぞるような聞き方になってしまったが、曲の魅力を再認識した。
低弦にきちんと支えられた上で、各パートがいいバランスで乗っかる。

噂通りの「急流モルダウ」の後、スタイリッシュに熱い「シンフォニエッタ」。
しかし、ただキレイな演奏ではない。
バンダがある曲では、時折オケ本体と精度・温度の差を感じることがあるものだが、
舞台上に並んだ当夜のバンダは素晴らしく、本体金管陣も
3楽章のファンファーレでハッとさせられるような細かい表情付けがあったり、
かなり強奏しても汚くならない音楽。文句なしにブラヴォーである。

カンブルラン=読響を2週続けて聞いたが、継続的に高水準の演奏が期待できそう。
下野竜也のヒンデミットもあるし、今後読響通いを少し増やしてみようと思う。
  1. 2011/04/27(水) 22:00:38|
  2. 音楽
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