YosibeiのB席

世の中には著名団体の来日公演でS席しか行かない、という方もいるでしょう。でもワタシは、今日も当たりを求めてごく普通の定期に向かいます。なお、コメント/トラックバックを可能にしました。

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#28 ピアニスティックということ

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何となく飲む機会が多くて二週間の間が空いてしまったけれど
6月の演奏会通いは、寺田悦子&渡邉規久雄デュオ《春の祭典》で始動。
滅多に行かない紀尾井ホールは何と6年ぶり。
自分は子供の頃ピアノを習わせてもらえなかったし、
協奏曲は好きでもピアノリサイタルには滅多に食指が動かないので、
紀尾井ホール他の室内楽ホールにも縁遠いのだ。

#28 【寺田悦子&渡邉規久雄デュオ・ピアノ・リサイタル~2台ピアノで聴く《春の祭典》】
6月7日(火)19:00 紀尾井H
寺田悦子p 渡邉規久雄p
●ラヴェル…序奏とアレグロ
●リスト…悲愴協奏曲
●ストラヴィンスキー…バレエ音楽《春の祭典》
2FBR2-6

座ると、上手の舞台横上方。上手のピアノは手元が全く見えない。
隣席の若い女性、連れの親ほどの壮年男性にどういう話の流れか、
「私はお友達と違って、最高のものと最低のものの両方経験したのが
 人間の幅になったと思うわ」とのたまう。
こういう突っ込みどころ満載の会話は、演奏会前にはちょっと^^;。

寺田悦子はエメラルドブルーのドレスで登場。
まず被災者への黙祷に代えて「主よ人の望みよ喜びよ」。
ラヴェルもリストも全くの初聴。
しかしどちらの作曲家にも自分が偏愛する曲があり、
語り口には慣れているので全く退屈はしない。

休憩後、寺田がタキシード風衣装に着替えて《春の祭典》。
予想通り元曲のダイナミズムがピアノデュオでは表現しきれないし、
ピアノ曲としてはやたらうるさい。
オケでは絶対に取れないテンポも頻出するのは面白いけれど、
打楽器のパートなどはかなり音楽が混濁してしまう。
前半のラヴェルとリストのように元々ピアニスティックな作曲家だと
ピシッと決まるのが、やはり作風というものなのだろう。
ま、ロクにピアノも習ったことのないヤツに
何がピアニスティックなのか?と聞かれると困るけれど。
アンコールで弾かれたドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」、
ハープで弾かれるグリッサンドやたゆたう曲想の中にある芯が
ベテラン2人によって見事に表現されて、うっとりした。

時折舟をこいでいた隣席の女性に当夜の感想を聞いたりするような
野暮なことはせず、終演後新宿で2軒。
次の演奏会は、高関健に指揮者変更になった日フィル定期。
  1. 2011/06/09(木) 19:38:33|
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