YosibeiのB席

世の中には著名団体の来日公演でS席しか行かない、という方もいるでしょう。でもワタシは、今日も当たりを求めてごく普通の定期に向かいます。なお、コメント/トラックバックを可能にしました。

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#33 大本命で勝ちを逃す…?

img036.jpg 2011062220540001.jpg

やたらめったら世評の高い演奏会というのは非常にやりにくいもので、
好演・秀演ではおさまらず、大感動でブラヴォーの一つも当然かける位の勢い
で会場に入ってしまうもの。
まして3・11当日、わずか105人の聴衆の前で演奏されて伝説となり、
月曜から始まった「新日=ハーディング祭」のように
「言葉も出ない」「一世一代の名演」「巨匠の誕生」
なんて文字を見てしまえばいやが上にも期待値はストップ高に。
しかしこういう場合、たいてい天邪鬼の自分は祭りに参加できず
トボトボと帰路に着くことになりがちである。

#33 【ハーディング・新日本フィル特別演奏会】
6月21日(火)19:15 すみだトリフォニーH
指揮―ダニエル・ハーディング
●マーラー…交響曲第5番
3FLB39

いきなり30度を超して汗みどろになりつつ、すみだに到着。
結構通っているのにすみだで未だココという位置を見つけきれていないながら、
3Fバルコンは比較的好きな響きのする位置なのだけれど、
当然の事ながらここは舞台からは遠く直接音は届かないし、
指揮者も手すりの合間から見ることになる。
1曲目は被災者に捧げる「ニムロッド」。震災以来聴く機会がぼちぼち。
良い曲だが、いつも次のドラベッラが頭の中で鳴り響いてしまうので困る。

で、マーラーの5番。
何か絵空事が目の前で展開されているような一時間超だった。
物凄くよく良くできたTV中継を見ているような感じ。
全曲を通じ知情意のバランスが取れ、
「総統閣下はLFJ騒動や演奏家来日キャンセルに相当お怒りの様子です」
http://www.youtube.com/watch?v=9YJLPyC2GSM
ではないけれど、
震災以降、監督のアルミンクとギクシャクしていると巷間噂される新日が、
当てつけのようにハーディングに食らいついた。
あまりアダージェットが好きではない自分でも、魅力を再認識した。
終楽章も新日渾身の演奏だったのは間違いない。
初日ほどではなかったようだが、演奏後は満堂ブラヴォーの歓呼。

ああしかし、凄い事が舞台で起きているのに、
演奏中、演奏に没入できない自分は、
なぜか自分の汗臭いポロシャツがやたら気になって仕方なかった。
「ここ数年あまりにたくさん聞き過ぎて、不感症になったのではないか?」
とか余計なことを考えてしまい、完全に波に乗り損ねた。
引っかかった大本命馬が勝ちを逃したような感じ。
やはり初日に行っておくべきだったか。悔しい。
  1. 2011/06/23(木) 22:28:43|
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