YosibeiのB席

世の中には著名団体の来日公演でS席しか行かない、という方もいるでしょう。でもワタシは、今日も当たりを求めてごく普通の定期に向かいます。なお、コメント/トラックバックを可能にしました。

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初訪韓2 #48 ソウルのチョンさんは熱かった

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「韓流ドラマも少女時代も、韓国料理にも強い関心は持っていない」
と書いたが、ソウルのクラシック・シーンには興味が無いわけでもない。
原発事故以降アーティストの日本素通りが目立ち、お目当てのものは
韓台中まで聞きに行かなければならない時代が来るかもしれないのである。

チョン・ミョンフンのマーラーは08年2月、N響で9番を聴いている。
今でもいい印象が残っている。
《悲劇的》は中学2年以降、本当に聴きこんできた曲でもある。
昨年からのマーラーイヤーだけでも昨11月メッツマッハー=新日、
今年はアマチュアだけで2月豊島区管弦楽団、7月練馬交響楽団と機会も多い。

#48【ソウル・フィルハーモニー管弦楽団-マーラーサイクル】
10月20日(木)20:00 ソウル芸術の殿堂コンサートホール
指揮―チョン・ミョンフン
●マーラー…交響曲第6番《悲劇的》
1F-E12-3 70000kw

ソウル芸術の殿堂コンサートホールは2,523席。
日本ではNHKホールを除くと、1,800-2,000席のホールがほとんどなので
どういう音がするのかも含めて全くの未知数。舞台上方に反響板はない。
マイミクさんが取ってくれた席は1階前方上手、
低弦はズンズンくるけどバランスに問題ありそうな席ではある。ほぼ満席。
韓国はN響にあたるKBS交響楽団が長らく第一線だったけれど、
チョンさんが監督になってソウル・フィルが著しく上り調子と聞いている。
舞台に出てきた楽員を見るとtb1・tp3・hr2に欧米系の楽員が見て取れた。
配置は1-2vn・vc・va・cbと並ぶ通常配置に上方上手2timp、下手ハンマー。

1楽章。早すぎず遅すぎず、造型も確かにチョンさんは進めていく。
前席の中年夫婦の男性が演奏中に水を飲んだりAndroidをいじったり。
でも演奏の白熱で全く気にならなくなった。
35-6でtimpの強奏、tbのレガート豊かに「歌う」のはチョンさんのやり方。
何ら乱れることなく1楽章を駆け抜けると、思わずふっと息が漏れた。
クビク博士の最終確定には関係なく、2楽章はスケルツォ。
51-Nicht eilenの指示でチョンさんは絶妙にテンポを重くした。
56-Alt Väterischのob+bscl+fgの合わせ方は、
うまく言えないけれど日本人からは聞き取れない種類のもの。
68の3小節前からのhr+tbのパッセージもリタルダンドをかけて強調したりと
チョンさんの細かいコントロールが聞き取れる。
ホールの響きは、低音が前に来る、東京文化会館に残響をプラスした感じ。
好きなタイプの響きだ。

3楽章にアンダンテ・モデラート。
烈しくかつ暖かな音楽でこの楽章の美しさを再認識した。
94の2小節目、hrの発現など温かく陶然とするような音色で素晴らしい。
99の3小節目obも歌う。
終楽章のハンマーは3回。とにかく圧巻のうちに演奏は終わった。
チョンさん流石。
熱いソウルの聴衆ブラヴォーの嵐で半分はスタンディング。
普段立たない自分も参加。これだけでソウルに来た甲斐があった♪

終演後、気持ち良い夜風に当たって芸術の殿堂前
横断歩道を待っていると横にチョンさんの姿が!
関係者とイタリアンレストランに歩いて行った。
あんなに間近に見たのは初めて(^^)。

梨泰院に移動してビールを2杯。美味かった。
バタついた初日はこれでおしまい。
  1. 2011/10/23(日) 00:00:00|
  2. 音楽
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