YosibeiのB席

世の中には著名団体の来日公演でS席しか行かない、という方もいるでしょう。でもワタシは、今日も当たりを求めてごく普通の定期に向かいます。なお、コメント/トラックバックを可能にしました。

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#51 削ぎ落とす

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何となく旅の疲れが取れない中、サントリーホールに向かう。
中に入ると、都響とのいつもの日常。やはりホッとするものである。

#51 【東京都交響楽団第723回定期演奏会Bシリーズ】
10月25日(火)19:00 サントリーH
指揮-小泉和裕 佐々木典子s 萩原潤br 晋友会合唱団
●ブラームス…ドイツ・レクイエム
1F18-28

コンスタンティン・トリンクスが放射能を嫌って来日取りやめ。
小泉和裕が振ることになったが、自分としては
未知の若いドイツ人よりよほど良いと感じていた。
無駄な派手さとは無縁になってきたいまの彼の方が、この曲には適う。
この秋、シティ・N響と在京オケ「ドイツ・レクイエム」3連発の掉尾を飾る。

"Selig sind"が始まり、
晋友会は上手いけどもう少し少人数のプロのほうがいいなぁ、とか
楽器を持って端然と座る矢部達哉を見つつ「Vnってまだ弾かないんだっけ?」
とか思いつつ、ふと気づいた!
この、ガキの頃から愛聴する大事な大事な曲の、実演は今日が初めてなのだ!
永く田舎に住んでいたブランクで、こんな基礎的レパートリーさえ
まだまだ抜けがあるのである^^;。情けない。

バリトンはもう少し落ち着いた声、ソプラノはゼーフリートを理想とする自分には
必ずしも全てが満足できたわけではない歌唱だったけれど
音楽の運びやたたずまいに、震災直後、仙台フィルに自作のコメを送った
マエストロ小泉の姿がなぜか浮かんだ。
もっと華麗にとか豪壮にとか演ろうと思えばやれないことはない曲を、
ただ誠実と言うのではなく、何か削ぎ落としたような演奏だった。
ちょうど今頃の秋の夕暮れ、(一度しか行ったことはないが)
ドイツの地で聞けば、この演奏はさぞや沁みることだろう。

終演後ブラヴォー多数だったが、自分は参加しなかった。
何かもっと確かな実質を、初実演の記憶に留めたいと思う。
それにはもう少し時間が要る。
  1. 2011/10/26(水) 10:00:00|
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