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隣席3人組は庄司紗矢香だけ見れば良かったらしく、
後半はいなくなっていた。あのオケコンを聞かないなんて。
実にもったいない。
#28 【東京都交響楽団第736回定期演奏会Bシリーズ】
6月18日(月)19:00 サントリーホール
指揮―大野和士 庄司紗矢香vn
●シェーンベルク…浄夜
●シマノフスキ…ヴァイオリン協奏曲第1番
●バルトーク…管弦楽のための協奏曲
1F18-28
1楽章の終わり、普通ならHr他で高らかに歌われるパッセージが
「みんなで落ちた?」と戸惑うほど弱奏され、
2楽章ではメロディ前半をやや弱奏させ終わりに強奏するといった
細かいワザを随所にちりばめるオケコンの名演だったと思う。
テンポの揺らぎもよく考えられたものと感じた。
矢部・又紙Vn-店村Va-田中Vc-広田Ob-寺本Fl-有馬Hrの首席陣は
大野和士の変貌自在の棒の下、毎度ながら実に高水準。
こうなると先日のラーンキ=東響よりも芸が見える。ブラヴォー。
最初の「浄夜」は十分にいい演奏だったけれど、
こちらの体調のせいか、都響の弦ならもう一段できるはずという印象。
もっとpppが効果的に響けば。
鮮やかに青く、背中には蝶のようなデザインのドレスを身にまとう
庄司紗矢香が弾くシマノフスキの第1番は全くの未聴。
こいつはいやはや予習しておくべきだった。歯が立たず。
でも、普通出てくる「弾ける女流」たちの一頭地を抜く
彼女の技量と華は十分に分かった。素晴らしい。
終演後客席が明るくなっても、ブラヴォーの歓呼絶えず。
すっかり体調は良く鳴った感じがする。ゲンキンなものである。
- 2012/06/18(月) 23:44:00|
- 音楽
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